(781字)
居並ぶ道着を来た連中の中から、代表として名乗りでてきた男と柔道の試合をすることになる。中学校の先輩で、かつて伝説的な不良と恐れられた人がどうやら私の相手となるみたいだ。ニヤついた顔のまま近づいてきて、いきなり組み付いてくる。
小外刈りのような技。思いっ切り畳に打ち付けられるが、何度も同じ手を使ってくるので、ひょっとしたら返し技を使えるかもしれないとの閃きがあり、体落としの動きで身体をぐるりと反転し、軸足とは反対側の足をつっかえ棒に相手の突進する勢いを利用して躓かせた。技ありくらいの感じで綺麗に伝説の不良は倒れる。
いつの間にか場所が変わり、夜祭の盆踊り会場のようなところで先輩と向かい合っている。自分の手の内を読まれていると知ってか警戒してか、なかなか組んでくれない。祭りのために設営された、白いカバーの掛けられているやたら長いテーブルの周囲をいつまでもグルグル逃げまわっているので、こちらは段々と面倒になり、積極的に追いかけることはしていない。
いきなり懐から黒縁の瓶底眼鏡を取り出すとぎこちない手つきで掛け、こちらにも同型のもの薦めてくるのだった。よく見ると眼鏡を扱い慣れていない人間がよくやるミス、というか無神経さでレンズが直接指で持たれ、随分汚れ脂が浮き上がっていたのであまり使いたくもないのだ。似合いもしない瓶底眼鏡をかけているその姿は、昔のドラマなどに端役として出演する村の駐在さんか、『キテレツ大百科』のベンゾウさんにも見えた。
※夢を振り返って:返し技は組手をしている最中に『YAWARA!』のことが頭に浮かび、瞬間に真似してみようと思ったのだが、おそらく返し技としては間違っているだろう。本来は成立しないのではないか
そう言えば不良の顔は妙にマンガ的な造形で、当作に登場する下級生の柔道部員、須藤を丸刈りにした感じだった
居並ぶ道着を来た連中の中から、代表として名乗りでてきた男と柔道の試合をすることになる。中学校の先輩で、かつて伝説的な不良と恐れられた人がどうやら私の相手となるみたいだ。ニヤついた顔のまま近づいてきて、いきなり組み付いてくる。
小外刈りのような技。思いっ切り畳に打ち付けられるが、何度も同じ手を使ってくるので、ひょっとしたら返し技を使えるかもしれないとの閃きがあり、体落としの動きで身体をぐるりと反転し、軸足とは反対側の足をつっかえ棒に相手の突進する勢いを利用して躓かせた。技ありくらいの感じで綺麗に伝説の不良は倒れる。
いつの間にか場所が変わり、夜祭の盆踊り会場のようなところで先輩と向かい合っている。自分の手の内を読まれていると知ってか警戒してか、なかなか組んでくれない。祭りのために設営された、白いカバーの掛けられているやたら長いテーブルの周囲をいつまでもグルグル逃げまわっているので、こちらは段々と面倒になり、積極的に追いかけることはしていない。
いきなり懐から黒縁の瓶底眼鏡を取り出すとぎこちない手つきで掛け、こちらにも同型のもの薦めてくるのだった。よく見ると眼鏡を扱い慣れていない人間がよくやるミス、というか無神経さでレンズが直接指で持たれ、随分汚れ脂が浮き上がっていたのであまり使いたくもないのだ。似合いもしない瓶底眼鏡をかけているその姿は、昔のドラマなどに端役として出演する村の駐在さんか、『キテレツ大百科』のベンゾウさんにも見えた。
※夢を振り返って:返し技は組手をしている最中に『YAWARA!』のことが頭に浮かび、瞬間に真似してみようと思ったのだが、おそらく返し技としては間違っているだろう。本来は成立しないのではないか
そう言えば不良の顔は妙にマンガ的な造形で、当作に登場する下級生の柔道部員、須藤を丸刈りにした感じだった