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髪の原料「アミノ酸」について

2011-09-18 | 髪話

我が家恒例の朝の散歩は、ゴミ拾いを兼ねながら・・・です。(^^

なんだかんだ、、国道沿いはポイ捨てが多いですね。
毎日何かしらのゴミが散らばっています。息子は楽しげに拾っていますが、、、
なんとかならんものかと、、私などは思ってしまうんですけどね。。

さて、今回も手抜き、、あはは、
味の素の資料から、髪の毛の構造について、、
アミノ酸の本家ですから、かなり詳しく載っていますので、、ご興味ある方はどうぞ・・・。
(ここ美容師さんも覗いてるようですから、、(^^  今回はちょいと難しいそうな内容です)


「毛髪の構造・・・・ 原料はアミノ酸」
 毛髪は、皮膚の付属器のひとつである毛包で作られます。毛包の中で毛母細胞が増殖して、
皮膚表面に向かって移動しつつ分化して毛髪が作られ、やがては死んだ組織の集合体となった毛幹となって皮膚の上に現れます。

毛幹の構造は、表面を覆う毛小皮(Cuticle)、その内部にあって毛髪の大部分を占める毛皮質(Cortex)、中心部の毛髄質(Medulla)の
3部分から構成されます。毛小皮は、毛髪の根元から先端に向かって鱗状に重なって表面を覆っており、内部を保護しています。この毛小皮に
損傷がなく健常な状態であれば、毛髪は艶やかに見えます。毛皮質は、毛髪のしなやかさ、強さ、軟らかさなど物理的性質、いわゆる毛質を
左右する部分で、ケラチン繊維と呼ばれる繊維状のタンパク質が長軸方向に並んでいます。

毛髄質は、ヒトでは頭髪や髭にのみ含まれ、ほかの部分の毛では見られません。
これら3部分は、全体として、タンパク質(80~90%)、脂質(1~8%)、微量元素(0.6~1.0%)、そして、水(12~13%)から構成されています。

主成分であるタンパク質はアミノ酸を構成単位とした高分子であることから、毛髪の特性を理解するということは、タンパク質およびそれを構成する
アミノ酸の特性を理解することにほかならないと言えます。そこで、毛髪の特性を「アミノ酸・タンパク質の化学」という観点からひもといていきたいと
思います。

「毛髪のアミノ酸組成」
一般にタンパク質は約20種類のアミノ酸から構成されています。毛髪中には種々のタンパク質が存在しますが、おもなタンパク質はケラチンと呼ばれ、約18種類のアミノ酸からできています。絹や繊維などほかのタンパク質にはほとんど含まれないシスチンを、14~18%も含むことを特徴としています。

アミノ酸組成は、動物種、性別等によって異なりますが、生えている部分によっても異なります。また、パーマ、 カラーリング、シャンプー等により、ケラチ
ンの一部は変質したり毛髪から溶出すため、これらの処理履歴によっても毛髪ケラチンのアミノ酸組成は異なります。

アミノ酸組成は食事の影響も大きく受けます。食事において、毛髪の原料となる種類のアミノ酸が不足すると、本来のアミノ酸組成とは異なった毛髪
となることがあります。たとえば、「粟と少量の動物性タンパク質で育てられた子どもの毛髪中のシスチン含有量は8.1%と低かったが、その後、食
事の改善によりシスチン含有量が増加した」という例が報告されています。

先にも述べたように、毛髪は、アミノ酸を構成単位とした高分子であるタンパク質を主成分とすることから、そのアミノ酸組成が毛髪の物性に影響することが示唆されます。味の素(株)アミノサイエンス研究所機能製品研究部香粧品研究室


いかがです。

参考になりましたか? 次回は、どのようなアミノ酸のどのような因子が毛髪の物性に影響を与えるのかを見ていきます。

では、、、


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