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改めて、、髪基礎。

2010-09-27 | 髪話
そういえば、、髪の毛に関しての基礎知識というのをここでは
お知らせしてませんでしたね。。(汗

毛髪は、爪と同じ成分でできていまして、医学的には、、
皮膚の付属器官で、皮膚の一部とされています。。。

解りやすく言いますと、、皮膚が形を変えたもの・・・つまり毛髪は、
単に地に生えている草木のようなものではなく、地そのものが形を変えて
成長しているというものなのですね。。。



一本の毛髪の表面に出た部分を「毛幹」と言いいます。
また、、皮膚の中の部分を「毛根」と言い、、毛根は毛包という鞘状のものに包まれ
ていて、毛髪はこの中を伸びて皮膚表面に現れ出て、外へ外へと押し出されて伸び続けていきます。

毛包の下の部分は、、
ふくらんでいまして、、、この部分を「毛球」と言います。。。
この毛球は、、凹んでいて、毛乳頭を包んでいます。。。
毛球と毛乳頭がかみあったような形になっていて、、、
毛乳頭には、、毛母細胞を養う血管があり、、、毛髪の発育を担っています。。。



毛表皮(キューテクル)
髪の一番外側のキューティクルは、、無色透明の細胞になります。。
根元から毛先に向かって鱗状に重なり、内部を保護するように取り巻いています。
一枚の鱗(ウロコ)の大きさは、、約100ミクロン、、、厚さは約1ミクロンで、外側からエピキューティクル(親油性でアルカリに強い)、次にエキソキューティクル、
一番内側がエンドキューティクル(親水性でアルカリに溶けやすい)と三層に分かれ
トータルでは、7~8枚のキューテクルの層が内部の皮質を守っています。

この鱗と鱗の隙間は、、約0.1ミクロン。。。
水やカラー剤、パーマ液、トリートメント剤などはここから入り込んでいきます。

水やアルカリ剤を作用させると、、、親水性のエンドキューティクルの方が、、
親しみやすいので膨潤しやすく、、結果外側に向かってせり出しますから、キューティクルが開き薬剤が入りやすくなるのです。






皮質(コルテクス)
毛髪の中で一番多くを占めている部分で、、、角化繊維細胞が、、
しっかりと詰まっている部分で、毛髪の性格を左右したり、パーマやカラーなどの
結果を決めるところでもあります。。。

髄質(メデュア)
毛髪の中心部分。。
人によっては、無い方もいます。。また、とぎれとぎれになっている例もあります。
普通は、、年齢とともに強度は低下していきます。。。



髪の伸びは、、1日で約0.3mm、1か月で約8~13mm、、、
3~6年で成長期を終えて抜け落ちていきます。

抜け落ちて約3か月の休止期を過ぎると、、、毛母細胞群がまた細胞分裂を始め
新しい髪の成長がスタートします。。。

このサイクルによって、1日平均50~70本の毛髪が自然脱毛するといわれています。

まぁ、、こんな所を抑えておくと、、
ここでの話が判り易く理解できると思います。。。

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