黄道十二無用の用

学会員お断り

千恵子抄

2014-11-09 16:57:11 | 千恵子抄
























































人を信ずることは人を救ふ。
かなり不良性のあつたわたくしを
千恵子は頭から信じてかかつた。
いきなり内懐に飛びこまれて
わたくしは自分の不良性を失つた。
わたくし自身も知らない何ものかが
こんな自分の中にあることを知らされて
わたくしはたじろいだ。
少しめんくらつて立ちなほり、
千恵子のまじめな純粋な
息をもつかない肉薄に
或日はつと気がついた。
わたくしの眼から珍しい涙がながれ、
わたくしはあらためて千恵子に向つた。
千恵子はにこやかにわたくしを迎へ、
その清浄な甘い香りでわたくしを包んだ。
わたくしはその甘美に酔つて一切を忘れた。
わたくしの猛獣性をさへ物ともしない
この天の族なる一女性の不可思議力に
無頼のわたくしは初めて自己の位置を知つた。



我輩は図書館の猫である
容疑者Xの図書館
博士の愛した図書館
主に読んでます
図書館の中心で、愛をさけぶ
世界の終わりとハードボイルド・ワンダー図書館
プリズン図書館
桐島、図書館はじめるってよ
図書館屋 ぶっくや
図書館の王子さま
限りなく会社に近い図書館
こんな夜更けに図書館かよ
いま、読みに行きます
図書館でつかまえて
はらペコ図書館
注文の多い図書館


検索用・片山千恵子

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