競馬に集中できていないということで、4月に去勢手術が施されました。
近況やレースぶりからは去勢自体は仕方ないところで、3歳未勝利戦の残り時間が少ない中でよく去勢に踏み切ったものだと感心していました。
成績が成績だけに大きいことは言えませんが、勝てるだけのポテンシャルはあると思ってもらえているからこそと前向きに捉えることにします(笑)
去勢することによってレースに集中してくれるのが一番の狙いでしょうが、クルベリの場合には体重を落とす意味合いも少な刈らずあったと推測されます。
何せぶくぶくと順調に増えて、気づいたら530kg台にまでなってました。
でも、余分な脂肪はトレセンで調教したりレースに出たりすると大体が20kg、30kgと牧場在厩に比べて減るものなんです。
ところがクルベリはデビュー戦で追いきりを重ねたのにも関わらず、たった10kgしか減らなかった(^_^;)
もちろん太め残り。
じゃあ一度レースを使って、中1週で2戦目に臨んだときこそ絞れてくるかと注視していましたら、減るどころかプラス6kg(笑)
なんでー!
というくらい太めが絞れませんでした...
去勢するとホルモンの兼ね合いで筋肉量が落ちたり、無駄な脂肪が抜けると言われていまして、クルベリも去勢によって体質・体型の変化があればそこに望みを託せます。
そして去勢から1ヶ月が経ちまして、どうなったかと言いますと、
497kgとレース時の体重と比較しても30kgも減っている!!
むしろ減りすぎを心配するほどですが、間違いなく去勢して何らか変わってきているのは窺えます。
筋肉量が落ちすぎると体が萎んで小ぢんまりしてしまうそうで、クルベリも近況で毛づやが冴えないと言われてますからまさにそうした状況なのでしょう。
これから乗り込みを重ねて張り艶が出てくれば去勢が上手くいったと次のレースで期待をかけられるのですが、張りが戻らないままタイムリミットで仕方なくレースを使うようだとおそらくダメ。
去勢は一つの選択であると同時に賭けでもあります。クルベリにとって良い方に出てほしいと願ってやみません。
それにしても馬の医学やトレーニングの進歩はすごいです。
一昔前は去勢するとレースに向かうまでに半年はかかっていたものですが、最近は半分の3ヶ月で済んでしまうのですから。
手術時に全身麻酔から局部麻酔になったのも大きいのですけど、早期に坂路入りまでもっていくためのノウハウが本当に昔と今では大違い。クルベリは手術後1ヶ月で坂路で14秒ペースだもの。月内に15-15まで進めばなあなんて思っていた私の常識は古すぎですね(^_^;)
ソネットフレーズも、ケガして乗り運動ができない中でもトレッドミルでそれなりの負荷をかけれていて、それが坂路入りすぐの15秒ペースに繋がり早期復帰を果たせていましたし。結果は残せませんでしたが、もしNHKマイルCがあと2、3週後の番組だったらレース内容が全く違っていたと思いますもの。
医療や調教技術の進歩は本当に素晴らしく、クルベリも北海道開催が目標とのことですが、きっといい状態に仕上げて使ってもらえるだろうと信じています。
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