馬ふるる

新潟開催のシエスタタイム

今週末から新潟開催が始まりますが、JRAのホームページでも告知されているように、今週と来週の2週間が暑熱対策として昼間に3時間半の休憩が入ることになっています。

最初にこの報を知ったときは驚きとともにずいぶんと思いきった手を打つなと思いましたね。

1Rが9時半と30分繰り上げて11時半に5Rを行った後にしばらくお休みが入り、6Rが15時10分。7Rのメインを終え、そこからまた未勝利戦なんかがあって最終の12Rが18時半発走。

一日が長いね~(^-^;

これ、2場開催で裏の札幌が通常通りのタイムテーブルで進んでいくから、新潟のシエスタ中に手持ち無沙汰で札幌の平場に手を出す人が続出するんじゃないかな(笑)

そしてPATで買える16時半以降の地方競馬の売上にダメージを与えそう。地方競馬の主催者はこれまでとは逆に新潟シエスタの時間帯で取り込まないと厳しいでしょうね。

この大胆な暑熱対策、まずは新潟で2週間のお試しなのかなと思っていまして、関係者を含めて賛成や反対の意見、売上やコストを含めたJRA的なメリットやデメリットを勘案した上で来年以降に期間や導入する競馬場を再調整していきそうな気がしています。

私は馬券を買い、愛馬を応援するだけの部外者なので、この施策は評価しています。元々が昔やってた薄暮競馬が好きだったこともあり、一日を長く競馬を楽しめることに異論はないからです。

なんなら高知のファイナルレースまで買わせてくださってもよくってよ(なぜかお嬢様語尾)

暑さを避けるという考えは至極真っ当で、夏は熱中症で力を発揮できずに終わる馬が間違いなく増えてきていますからね。

人もそうで、よくあれだけ激しくレースをしてきて騎手がぶっ倒れないか不思議なくらいですし。

私は新潟の暑さを身をもって経験してまして、それも肯定する理由の一つです。たっぷりの脂肪をまとった体には5月の新潟開催すら暑さで汗だくになるのに、夏の新潟といったらもう嫌になるレベル。アクエリアスの一気飲みがたまらなく美味しく感じるのは夏の新潟競馬場かお盆の東京ビッグサイトかでしょう(笑)

そんな感じで新潟の変則番組編成はアリだと考えていますが、一方で関係者泣かせだよなあとも思ってしまいました。

わかりやすいところでは、一口クラブのスタッフなんかがそう。

仮に新潟の1Rと12Rにクラブ所属馬がいたとしたら、負担が半端ありません。

9時半のレースにはどんなに遅くても9時には競馬場着に着いてなくてはならず、新潟駅から競馬場までの直通バスが30分として移動時間やバスのダイヤを考慮すると新潟駅に8時前後には着いていたいもの。となると東京駅の新幹線が朝の6時発ですからね。

船橋在住の私で5時の始発で間に合いますが相模原ではたぶん間に合わんでしょ(笑)

帰りも最終レースが18時半だから、コメント取りとかしていたら競馬場を出られるのがどんなに早くても19時。

そこから新潟駅まで移動して新幹線が20時か20時半かというところ。東京駅の到着は22時~22時半になるでしょうね。

また、日曜だと翌日が全休日だから、従来より2時間も遅い最終レースが終わったらさっさと上がりたいに決まってます。

この状況下での騎手や調教師らのコメント取りは大変だろうなあと同情しかありませんね。

そして3時間半もの休み時間、競馬場にいるファン、厩舎関係者、騎手、トラックマンやメディアの方、カメラマン、そしてクラブスタッフはどんな時間の過ごし方をするのか興味深いです。

とりあえず指定席ではビールをガブガブ飲んでテーブルに突っ伏して寝ているおっさん達の姿しか想像できません。まさにシエスタ(笑)

コメントを投稿するにはgooブログのログインが必要です。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「日記」カテゴリーもっと見る