Stardust - 4 strings - (2011) / Ohta-san with Christian Fabian

ふたつの"４弦"楽器 = ウクレレとウッドベースだけによるジャズ・アルバム。ビクターから２００８年「Hawaiian Mood」以来３年ぶりの新作リリースとなった。

２０１０年代に入ってもなお、新しい音楽的な挑戦を続けるオータサンの新しい相方をつとめるのは前年（2010年）の日本ツアーで共演したベース奏者のChristian Fabian。スウェーデン生まれ、６歳で家族とドイツに移住、９０年代にバークリー･カレッジで音楽を学ぶためアメリカに渡り、ジャズ・シーンでのキャリアを積んだベーシスト。

なお、この時期の日本は東日本大震災の直後で国中がまだ深い悲しみと挫折感の中にあり、本アルバムが発売された７月頃には、まだ政府の節電要請により一般企業も日・月休みなどの対応を余儀なくされていた。本作も録音自体は2010年１２月のうちに行われており、発売時期が遅れるなどの影響も一時は危ぶまれたかもしれないが、無事にリリースされた。

01 Ｃ ジャム・ブルース C JAM BLUES
02 オール・オブ・ミー ALL OF ME
03 ムーン・リヴァー MOON RIVER
04 フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン FLY ME TO THE MOON
05 恋とは何でしょう WHAT IS THIS THING CALLED LOVE
06 スターダスト STARDUST
07 サテン・ドール SATIN DOLL
08 グリーン・ドルフィン・ストリート ON GREEN DOLPHIN STREET
09 フォー・ワンス・イン・マイ・ライフ FOR ONCE IN MY LIFE
10 ナイト・アンド・デイ NIGHT AND DAY
11 サマー・サンバ SUMMER SAMBA (SAMBA DE VERAO)
12 ジェントル・レイン GENTLE RAIN
13 デイ・バイ・デイ DAY BY DAY
14 星に願いを WHEN YOU WISH UPON A STAR

録音はホノルルのエイベックス・スタジオ。オータサンはマーチンのソプラノ・ウクレレを使用。