ウクレレとSwing(スヰング)音盤

The Folk Music Of Hawaii (1971) / Sons Of Hawaii

ギャビー・パヒヌイとエディ・カマエらによるサンズ・オブ・ハワイ71年の代表作。ウクレレ音楽という視点で見れば、本作でエディと共にウクレレを弾いているモエ・ケアレから親戚の子だったスキッピー&イズラエルの兄弟を通じて、次世代グループのマカハ・サンズ・オブ・ニイハウへと豊かなハワイ音楽の伝統は引き継がれていった。一方でエディ・カマエからやはり次世代の若手だったオータサンへと受け継がれたウクレレ・バーチュオーゾの系譜も重要だ。

本作は完品であれば12インチのLPアルバム (KN1001)に7インチのシングル盤 (KN1002)、冊子 "On Hawaiian Heritage" (ハワイ伝承や伝統音楽を紹介するハードカバー本)および "The Musicians"(メンバーの詳細なバイオグラフィと解説本)が付属するボックスセットの体裁が揃っていなければならないが、残念ながら中古で入手した拙宅の盤は付属品はすべて欠落していた。

A1 No Ke Ano Ahi Ahi
A2 Kanaka Hawaii
A3 Ku'u Pete
A4 Mauna Alani
A5 Waikiki Hula
A6 Ka Lae O Ka Ena
A7 Hanohano Hawaii

B1 I Love Christmas
B2 Po'e Koa
B3 Moe Kokolo
B4 Huelo
B5 Wai Ulu
B6 Mana Kapalulu
B7 Aloha Chant

Vocals – Eddie Kamae, Gabby Pahinui, Moe Keale
Ukulele – Eddie Kamae, Moe Keale
Steel Guitar – David Rogers , Gabby Pahinui
Acoustic Guitar – Gabby Pahinui
Acoustic Bass – Joe Marshall

写真の個体の様にリリース時点でのレーベル表記は"Panini Productions"となっていたが、後にPanini Recordsと改められた。録音はオータサン諸作品でもお馴染みCommercial RecordingおよびSounds Of Hawaii スタジオ。プロデュースはLawrence Brown, Steve Siegfried, Witt Shingleがクレジットされている。


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