右近の日々是好日。

障害者グループホームで働いています。

「連帯」

2019-06-09 23:59:06 | 私の社会時評
 社会的強者の横暴に対して異議申し立てを行った人間はしばしば、警察や行政によって孤立化させられ、無力化する場合があります。社会的強者の横暴に異議申し立てを行った人間が警察や行政によって孤立化させられ、無力化する状況に対抗し、人間の連帯を回復させ、人間の力を回復する力量を強く豊かにすることが大切です。


 警察や行政の不当な攻撃に対して、反論することは大切です。一方、警察や行政は、反論を不当な攻撃を強めるための材料として使用する場合があります。警察や行政が不当な攻撃を強めるための追及に対する防御として沈黙すると共に、他の人間と連帯するための言葉を用いて連帯し、社会的強者の横暴に対する異議申し立てを行う言葉を強く豊かにすることが大事です。


 救援連絡センターによる『救援ノート 新版』(救援連絡センター、2018年)では、社会的強者の横暴に対する異議申し立てを行った人間に対して警察や行政が人間を孤立化させて無力化させる状況に対し、人間の連帯を回復させ、人間の力を回復することが大切だ論じています。


 現在の日本社会では、警察や行政が人間の生活に対して不当な監視や権力的介入を強めています。警察や行政は、不当な監視や権力的介入によって人間の生活を圧迫し、人間の連帯を分断し、人間を無力化させようとしています。警察や行政による不当な監視や権力的介入に対抗し、社会的強者の横暴に対して異議申し立てを行い、人間の連帯を回復し、人間の力を回復させ、社会の自由と平和を実現する力量を強く豊かにすることが大切です。

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6月3日(月)のつぶやき

2019-06-03 01:24:14 | Twitterまとめ
 今年の6月15日(土曜日)は、共謀の日です。共謀の日に、新宿駅西口で午前11時から、リレートークが行われます。
共謀の日と関連して、6月15日の18時30分から南部労政会館で第7回治安法討論会が行われます討論会のテーマは、「戒厳態勢の日常化を撃つ」です。
共謀の日と関連して、6月10日(月曜日)の18時から福岡の天神パルコの前で、街頭情宣が行われます。
皆さん、ぜひ参加してください。




「つまり人の感覚は記憶に依存していて、痛覚でさえ忘れてしまえば痛いと感じなくなるのです」
「しかし記憶は記録(データ)になると私たちから想起の瞬間を奪っていきます」
「ですが、虚無には争わなくてはいけない、ニヒリズムには争わなければなりません」
「事実はいつも強力でいつも私たちを受動的にさせようとしますが、忘れても蘇る痛覚に似た創造力はそれに抵抗する力の存在を証明します」
「彼女達の作品は記憶のしまわれている場所を明らかにします。私達のなかには忘れ去られた痛覚の記憶のように、いつのまにかしまわれてしまった感覚がたくさん眠っているのかもしれません」(Para-monumentのステートメントより)


「Para-monument」では、記憶と記録の狭間で葛藤し、記憶を的確に想起し、記憶と痛覚の関わりを吟味し、社会の状況と対峙することを模索する表現が行われていました。


 痛覚と関わる記憶を想起することは、人間の無力化を促す社会と対峙するために必要なことです。一方、人間はしばしば痛覚から逃れるために記憶を性急に記録に変換しようとします。記録は、記憶を保存するために必要なものです。一方、記録は痛覚と記憶の間に隙間を空け、痛覚と関わる記憶を想起することを困難にします。記憶と記録の狭間で葛藤し、記憶を的確に想起し、記憶と痛覚の関わりを吟味し、社会の状況と対峙することを模索する表現を行うことが大切です。


 痛覚と関わる記憶を記録とすることは、痛覚と記憶の間に隙間を空け、痛覚と関わる記憶を想起することを困難にします。一方、痛覚と関わる記憶を記録とすることにより、痛覚と記憶の間に隙間を空け、痛覚と記憶の相互の運動が可能になり、痛覚と記憶の関わりを吟味することが可能となります。表現は、痛覚と記憶の媒介となり、痛覚と関わる記憶を的確に想起するための媒介として機能します。痛覚と関わる記憶を的確に想起する表現と向き合い、社会の状況と対峙する力を回復する力量を強く豊かにすることが大切です。

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