簡単に先のリストのコメントなどを紹介します。-その1-
【カイツブリ目・ペリカン目・コウノトリ目・カモ目-33種】
■写真■について。
野鳥写真家・写真専門家ではないので写真の構図とか写真撮影技術は専門的にはわかりません。
写真撮影は適当です。撮影している時は熱くなる時がありますが、今は写真構図や技術にこだわる時ではないので。
普通のデジタルカメラだったり、望遠鏡にデジカメを当てて撮影したり、1眼カメラだったり様々です。
しかし、今後の課題としてはやはり調査流域内での写真に統一するべきです。
また、鳥類写真として鮮明で良い写真も残していくべきでしょう。
【コメント・メモ】
□カイツブリ目カイツブリ科
・カイツブリ (Tachybaptus ruficollis)
留鳥。流域内に広く分布する。主にため池に生息。
非繁殖期では河川・ため池で群れを成すことが多い。
美嚢川・1月
・カンムリカイツブリ (Podiceps cristatus)
冬鳥。冬季、美嚢川などにて稀に確認されている。
単独より2羽(以上)であることが多い。
□ペリカン目ウ科
・カワウ (Phalacrocorax carbo)
留鳥。流域内に広く分布する。河川・ため池に生息。
コロニーを形成しやすい。
志染川・9月
□コウノトリ目サギ科
・ヨシゴイ (Ixobrychus sinensis)
準絶滅危惧(NT)・兵庫Aランク
夏鳥。流域内で繁殖している可能性あり?。
美嚢川・10月
・オオヨシゴイ (Ixobrychus eurhythmus)
絶滅危惧ⅠB類(EN)・兵庫Cランク
旅鳥。文献のみ。詳細不詳。
・ミゾゴイ (Gorsachius goisagi)
絶滅危惧ⅠB類(EN)・兵庫Aランク
夏鳥。文献による。繁殖の可能性あり??。
・ゴイサギ (Nycticorax nycticorax)
留鳥。全域に分布するが局所的。あまり多くないよう。
主に夜行性。単独コロニーを形成する場合が多い。
幼鳥:ホシゴイ、美嚢川・8月
・ササゴイ (Butorides striatus)
兵庫Cランク
夏鳥。河川・ため池付近でみられるが少ない。
局所的に繁殖。
志染川・4月
・アマサギ (Bubulcus ibis)
夏鳥。群れで見られることが多い。年変化があるよう。
集団コロニーを形成しやすい。
手前左からコサギ、アマサギ、チュウサギ 美嚢川・9月
・ダイサギ (Egretta alba)
漂鳥。夏鳥として亜種チュウダイサギ、冬鳥として亜種ダイサギ。
集団コロニーを形成しやすい。
亜種ダイサギ・美嚢川・12月
・チュウサギ (Egretta intermedia)
準絶滅危惧(NT)・兵庫Cランク
夏鳥。集団コロニーを形成しやすい。
美嚢川・9月
・コサギ (Egretta garzetta)
留鳥。集団コロニーを形成しやすい。
奥からアオサギ、コサギ、ダイサギ 美嚢川・9月
・アオサギ (Ardea cinerea)
留鳥。集団・単独コロニーを形成しやすい。
美嚢川・8月
□カモ目カモ科
・マガン (Anser albifrons)
準絶滅危惧(NT)・兵庫Bランク
冬鳥。稀に確認される。近隣での越冬個体や群れから来ているようで塒としては未確認。
別所町・2008.10月
採餌にきていたようで、11月にかけ3度確認。隣接エリア(小野市・稲美町など)にて越冬か?。
1羽でありながら、または1羽だからこそなのか、警戒心はかなり強い。
前冬季の小野市のマガンとの関係は不明。
(発見時、採餌時中の1羽だったのでマガン・・?と感じたが、飛翔時マガンと確認)
・コハクチョウ (Cygnus columbianus)
兵庫Bランク
冬鳥。たまに越冬。定期的な越冬地には至っていないよう。
参考:島根県・3月
・ツクシガモ (Tadorna tadorna)
絶滅危惧ⅠB類(EN)
冬鳥。極めて稀。越冬記録。
美嚢川・2006.1月
2例目ということらしい。2005年12月~2月(3月?、最終確認日が不明)まで滞在。
奥はカイツブリ。
・オシドリ (Aix galericulata)
情報不足(DD)・兵庫Cランク
冬鳥。ため池等。河川でも。
参考:福井県・4月
※カモ科など一部の種に見られるエクリプス(概ねオスの非繁殖羽)は概ねオスの冬羽のことであり、エクリプス羽から種の判別には熟練(経験・訓練・勉強など)さが必要とされる場合がある。
・マガモ (Anas platyrhynchos)
冬鳥。河川・ため池。
美嚢川志染川合流部・4月
・カルガモ (Anas poecilorhyncha)
留鳥。全域で見られる。河川・ため池。
美嚢川・9月
・コガモ (Anas crecca)
冬鳥。全域で見られる。河川・ため池。
美嚢川・9月
・トモエガモ (Anas formosa)
冬鳥。文献による。当たり年に期待。
・ヨシガモ (Anas falcata)
冬鳥。河川・ため池。
福井中池・12月
・オカヨシガモ (Anas strepera)
冬鳥。河川・ため池。
美嚢川・12月
・ヒドリガモ (Anas penelope)
冬鳥。河川・ため池。
美嚢川・11月
・アメリカヒドリ (Anas americana)
冬鳥。河川・ため池。稀。
たまにヒドリガモに混じる。
また、アメリカヒドリに似たヒドリガモの誤認例も多いようである。
参考:青森県・12月
・オナガガモ (Anas acuta)
冬鳥。河川・ため池。
福井奥池・12月
・ハシビロガモ (Anas clypeata)
冬鳥。河川・ため池。主にため池。
宿原皿池・12月
※Anthya属は交雑が多く、種や交雑種の見極めは熟練(経験・訓練・勉強など)さが必要とされる場合がある。
・ホシハジロ (Aythya ferina)
冬鳥。河川・ため池。主にため池。
参考:加古川河口
美嚢川流域では広めのため池にいることが多い。
・アカハジロ (Aythya baeri)
情報不足(DD)
冬鳥。文献等による。話によると三木市内のため池にいたらしい。
・キンクロハジロ (Aythya fuligula)
冬鳥。河川・ため池。
宿原笹池・12月
・スズガモ (Aythya marila)
冬鳥。文献による。極めて稀。
参考:三重県・11月
沿岸部に近い田園地帯の湖沼などに来ることもある。
・ミコアイサ (Mergus albellus)
冬鳥。河川・ため池。主にため池。
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