野 話

美嚢川 その他

【カイツブリ目・ペリカン目・コウノトリ目・カモ目 33種】

2012-03-31 23:21:05 | ブログ

簡単に先のリストのコメントなどを紹介します。-その1-
【カイツブリ目・ペリカン目・コウノトリ目・カモ目-33種】

■写真■について。
野鳥写真家・写真専門家ではないので写真の構図とか写真撮影技術は専門的にはわかりません。
写真撮影は適当です。撮影している時は熱くなる時がありますが、今は写真構図や技術にこだわる時ではないので。
普通のデジタルカメラだったり、望遠鏡にデジカメを当てて撮影したり、1眼カメラだったり様々です。
しかし、今後の課題としてはやはり調査流域内での写真に統一するべきです。
また、鳥類写真として鮮明で良い写真も残していくべきでしょう。

【コメント・メモ】

□カイツブリ目カイツブリ科
・カイツブリ (Tachybaptus ruficollis
留鳥。流域内に広く分布する。主にため池に生息。
非繁殖期では河川・ため池で群れを成すことが多い。
005_m_3美嚢川・1月

・カンムリカイツブリ (Podiceps cristatus
冬鳥。冬季、美嚢川などにて稀に確認されている。
単独より2羽(以上)であることが多い。

010_11参考:加古川・11月

□ペリカン目ウ科
・カワウ (Phalacrocorax carbo
留鳥。流域内に広く分布する。河川・ため池に生息。
コロニーを形成しやすい。
047_s志染川・9月

□コウノトリ目サギ科
・ヨシゴイ (Ixobrychus sinensis
準絶滅危惧(NT)・兵庫Aランク
夏鳥。流域内で繁殖している可能性あり?。
054_m美嚢川・10月

・オオヨシゴイ (Ixobrychus eurhythmus
絶滅危惧ⅠB類(EN)・兵庫Cランク
旅鳥。文献のみ。詳細不詳。

・ミゾゴイ (Gorsachius goisagi
絶滅危惧ⅠB類(EN)・兵庫Aランク
夏鳥。文献による。繁殖の可能性あり??。

・ゴイサギ (Nycticorax nycticorax
留鳥。全域に分布するが局所的。あまり多くないよう。
主に夜行性。単独コロニーを形成する場合が多い。
061_m幼鳥:ホシゴイ、美嚢川・8月

・ササゴイ (Butorides striatus
兵庫Cランク
夏鳥。河川・ため池付近でみられるが少ない。
局所的に繁殖。
063_s志染川・4月

・アマサギ (Bubulcus ibis
夏鳥。群れで見られることが多い。年変化があるよう。
集団コロニーを形成しやすい。
065_m手前左からコサギ、アマサギ、チュウサギ 美嚢川・9月

・ダイサギ (Egretta alba
漂鳥。夏鳥として亜種チュウダイサギ、冬鳥として亜種ダイサギ。
集団コロニーを形成しやすい。
066_m亜種ダイサギ・美嚢川・12月

・チュウサギ (Egretta intermedia
準絶滅危惧(NT)・兵庫Cランク
夏鳥。集団コロニーを形成しやすい。
068_m美嚢川・9月

・コサギ (Egretta garzetta
留鳥。集団コロニーを形成しやすい。
069_m奥からアオサギ、コサギ、ダイサギ 美嚢川・9月

・アオサギ (Ardea cinerea
留鳥。集団・単独コロニーを形成しやすい。
072_m美嚢川・8月

□カモ目カモ科
・マガン (Anser albifrons
準絶滅危惧(NT)・兵庫Bランク
冬鳥。稀に確認される。近隣での越冬個体や群れから来ているようで塒としては未確認。
084_m別所町・2008.10月 
採餌にきていたようで、11月にかけ3度確認。隣接エリア(小野市・稲美町など)にて越冬か?。
1羽でありながら、または1羽だからこそなのか、警戒心はかなり強い。
前冬季の小野市のマガンとの関係は不明。
(発見時、採餌時中の1羽だったのでマガン・・?と感じたが、飛翔時マガンと確認)

・コハクチョウ (Cygnus columbianus
兵庫Bランク
冬鳥。たまに越冬。定期的な越冬地には至っていないよう。
096_03参考:島根県・3月

・ツクシガモ (Tadorna tadorna)
絶滅危惧ⅠB類(EN)
冬鳥。極めて稀。越冬記録。
100_m美嚢川・2006.1月
2例目ということらしい。2005年12月~2月(3月?、最終確認日が不明)まで滞在。
奥はカイツブリ。

・オシドリ (Aix galericulata
情報不足(DD)・兵庫Cランク
冬鳥。ため池等。河川でも。
102_04参考:福井県・4月

※カモ科など一部の種に見られるエクリプス(概ねオスの非繁殖羽)は概ねオスの冬羽のことであり、エクリプス羽から種の判別には熟練(経験・訓練・勉強など)さが必要とされる場合がある。
・マガモ (Anas platyrhynchos
冬鳥。河川・ため池。
103_ms美嚢川志染川合流部・4月

・カルガモ (Anas poecilorhyncha
留鳥。全域で見られる。河川・ため池。
104_m美嚢川・9月

・コガモ (Anas crecca
冬鳥。全域で見られる。河川・ため池。
105_m美嚢川・9月

・トモエガモ (Anas formosa
冬鳥。文献による。当たり年に期待。

・ヨシガモ (Anas falcata
冬鳥。河川・ため池。
108_t_福井中池・12月

・オカヨシガモ (Anas strepera
冬鳥。河川・ため池。
109_m美嚢川・12月

・ヒドリガモ (Anas penelope
冬鳥。河川・ため池。
110_m美嚢川・11月

・アメリカヒドリ (Anas americana
冬鳥。河川・ため池。稀。
たまにヒドリガモに混じる。
また、アメリカヒドリに似たヒドリガモの誤認例も多いようである。
111_参考:青森県・12月

・オナガガモ (Anas acuta
冬鳥。河川・ため池。
112_t_福井奥池・12月

・ハシビロガモ (Anas clypeata
冬鳥。河川・ため池。主にため池。
114_t_宿原皿池・12月

Anthya属は交雑が多く、種や交雑種の見極めは熟練(経験・訓練・勉強など)さが必要とされる場合がある。
・ホシハジロ (Aythya ferina
冬鳥。河川・ため池。主にため池。
116_11参考:加古川河口
美嚢川流域では広めのため池にいることが多い。

・アカハジロ (Aythya baeri
情報不足(DD)
冬鳥。文献等による。話によると三木市内のため池にいたらしい。

・キンクロハジロ (Aythya fuligula
冬鳥。河川・ため池。
122_t_宿原笹池・12月

・スズガモ (Aythya marila
冬鳥。文献による。極めて稀。
123_11参考:三重県・11月
沿岸部に近い田園地帯の湖沼などに来ることもある。

・ミコアイサ (Mergus albellus
冬鳥。河川・ため池。主にため池。

・カワアイサ (Mergus merganser
冬鳥。主に河川。
137_m美嚢川・1月


美嚢川流域の一部の調査結果

2012-03-30 20:06:13 | ブログ

美嚢川流域(六甲山地域に関しては調査不足)で確認された外来種含む鳥類
179種(もしくは180種)。

以下はそのメモ。
注意! 間違いはあると思いますので、鵜呑みしないように。
(渡り区分の留鳥・漂鳥・夏鳥・冬鳥・・・という表記はこの地域に関しての表現に努めた)
☆兵庫県の鳥類のレッドデータ(兵庫RLと表記)はH24年度に改訂があります。ここでは改訂前の評価です。現在はH23年度ですから。

・カイツブリ
留鳥。

・カンムリカイツブリ
冬鳥。稀に見られる。

・カワウ
留鳥。

・ヨシゴイ
夏鳥。準絶滅危惧(NT)。兵庫RL(A)。

・オオヨシゴイ
旅鳥。文献のみ。絶滅危惧ⅠB類(EN)。兵庫RL(C)。

・ミゾゴイ
夏鳥。絶滅危惧ⅠB類(EN)。兵庫RL(A)。

・ゴイサギ
留鳥。

・ササゴイ
夏鳥。兵庫RL(C)。

・アマサギ
夏鳥。

・ダイサギ
漂鳥。夏鳥として亜種チュウダイサギ、冬鳥として亜種ダイサギ。

・チュウサギ
夏鳥。準絶滅危惧(NT)。兵庫RL(C).

・コサギ
留鳥。

・アオサギ
留鳥。

・マガン
冬鳥。準絶滅危惧(NT)。兵庫RL(B)。
稀に確認される。近隣での越冬個体や群れから来ているようで塒としては未確認。

・コハクチョウ
冬鳥。兵庫RL(B)。稀に越冬。

・ツクシガモ
冬鳥。絶滅危惧ⅠB類(EN)。稀に越冬。

・オシドリ
冬鳥。情報不足(DD)。兵庫RL(C)。

・マガモ
冬鳥。

・カルガモ
留鳥。

・コガモ
冬鳥。

・トモエガモ
冬鳥。絶滅危惧Ⅱ類(VU)。
稀。

・ヨシガモ
冬鳥。

・オカヨシガモ
冬鳥。

・ヒドリガモ
冬鳥。

・アメリカヒドリ
冬鳥。稀に確認される。

・オナガガモ
冬鳥。

・ハシビロガモ
冬鳥。

・ホシハジロ
冬鳥。

・アカハジロ
冬鳥。情報不足(DD)。稀。

・キンクロハジロ
冬鳥。

・スズガモ
冬鳥。文献による。極めて稀。

・ミコアイサ
冬鳥。

・カワアイサ
冬鳥。

・ミサゴ
留鳥。準絶滅危惧(NT)。兵庫RL(A)。
流域全域で確認。近隣含めよく見られる。

・ハチクマ
夏鳥。準絶滅危惧(NT)。兵庫RL(A)。
数ペアが繁殖。

・トビ
留鳥。

・オオタカ
留鳥。準絶滅危惧(NT)。兵庫RL(B)。
数ペアが繁殖。

・ツミ
留鳥。兵庫RL(B)。
広い範囲で偶に見られるが、繁殖は不明。

・ハイタカ
冬鳥。準絶滅危惧(NT)。兵庫RL(B)。
秋~春、山地・耕作地~市街地など広範囲で見られる。

・ケアシノスリ
冬鳥。稀。

・ノスリ
冬鳥。兵庫RL(C)。

・サシバ
夏鳥。絶滅危惧Ⅱ類(VU)。兵庫RL(C)。
数ペアが繁殖。

・クマタカ
留鳥。絶滅危惧ⅠB類(EN)。兵庫RL(A)。
現在、留鳥というより迷鳥と考えられる。繁殖未確認。

・ハイイロチュウヒ
冬鳥。稀に確認される。越冬かどうかは不明。

・チュウヒ
冬鳥。絶滅危惧ⅠB類(EN)。兵庫RL(B)。
稀に越冬。

・ハヤブサ
留鳥。絶滅危惧Ⅱ類(VU)。兵庫RL(B)。
通年を通して確認されるが、繁殖は不明。

・コチョウゲンボウ
冬鳥。越冬年や個体数にバラツキがある。

・チョウゲンボウ
冬鳥。

・ウズラ
冬鳥。準絶滅危惧(NT)。
稀。

・ヤマドリ
留鳥。兵庫RL(注)。

・キジ
留鳥。

・クイナ
冬鳥。兵庫RL(C)。

・ヒクイナ
留鳥。(漂鳥)。絶滅危惧Ⅱ類(VU)。兵庫RL(B)。

・バン
留鳥。

・オオバン
留鳥。

・タマシギ
留鳥。

・コチドリ
夏鳥・漂鳥。兵庫RL(注)。

・イカルチドリ
留鳥。

・ダイゼン
旅鳥。文献による。

・ケリ
留鳥。

・タゲリ
冬鳥。

・トウネン
旅鳥。

・オジロトウネン
旅鳥。稀。兵庫RL(B)。

・アオアシシギ
旅鳥。

・クサシギ
冬鳥。
冬鳥に分類されるが、7月末には確認される。6月頃に見られなくなる程度でほぼ通年見られる。

・タカブシギ
旅鳥。稀。

・キアシシギ
旅鳥。稀。

・イソシギ
留鳥。兵庫RL(C)。

・ソリハシシギ
旅鳥。兵庫RL(B)。

・ヤマシギ
冬鳥。兵庫RL(B)。

・タシギ
冬鳥。兵庫RL(B)。

・セイタカシギ
旅鳥。絶滅危惧Ⅱ類(VU)。稀。

・ユリカモメ
冬鳥。

・コアジサシ
夏鳥。絶滅危惧Ⅱ類(VU)。兵庫RL(C)。
文献による。

(・カラスバト 文献による。しかしながら、カワラバト(ドバト)の内、黒いものを古く三木ではカラスバトと言うらしい。問い合わせたが不明確。おそらくカワラバトとう事で誤植らしい。100%否定はできませんが除外しました)

・キジバト
留鳥。

・アオバト
留鳥。漂鳥。

・ジュウイチ
夏鳥。兵庫RL(C)。

・カッコウ
夏鳥。兵庫RL(C)。
近年はあまり確認されていない。

・ツツドリ
夏鳥。兵庫RL(C)。

・ホトトギス
夏鳥。

・コミミズク
冬鳥。兵庫RL(C)。
稀。

・コノハズク
夏鳥。兵庫RL(B)。

・アオバズク
夏鳥。兵庫RL(B)。

・フクロウ
留鳥。

・ヨタカ
夏鳥。絶滅危惧Ⅱ類(VU)。兵庫RL(B)。

・アマツバメ
夏鳥。

・ヤマセミ
留鳥。兵庫RL(B)。

・カワセミ
留鳥。兵庫RL(B)。

・ブッポウソウ
夏鳥。絶滅危惧ⅠB類。兵庫RL(A)。
稀。

・ヤツガシラ
旅鳥。
稀。

・アリスイ
冬鳥。

・アオゲラ
留鳥。兵庫RL(C)。

・アカゲラ
留鳥。兵庫RL(B)。

・コゲラ
留鳥。

・ヒバリ
留鳥。

・ショウドウツバメ
旅鳥。

・ツバメ
夏鳥。

・コシアカツバメ
夏鳥。

・イワツバメ
旅鳥。夏鳥。

・キセキレイ
留鳥。

・ハクセキレイ
留鳥。

・セグロセキレイ
留鳥。

・ビンズイ
冬鳥。

・タヒバリ
冬鳥。

・サンショウクイ
夏鳥。絶滅危惧Ⅱ類(VU)。兵庫RL(B)。

・ヒヨドリ
留鳥。漂鳥。

・モズ
留鳥。

・キレンジャク
冬鳥。

・ヒレンジャク
冬鳥。

・カワガラス
留鳥。

・ミソサザイ
留鳥。漂鳥。

・カヤクグリ
漂鳥。兵庫RL(A)。

・ノゴマ
旅鳥。

・オガワコマドリ
旅鳥。稀。

・コルリ
夏鳥。兵庫RL(C)。

・ルリビタキ
冬鳥。兵庫RL(C)。

・ジョウビタキ
冬鳥。

・ノビタキ
旅鳥。兵庫RL(C)。

・イソヒヨドリ
漂鳥。一部繁殖。

・トラツグミ
留鳥。

・マミジロ
夏鳥。兵庫RL(C)。

・クロツグミ
夏鳥。

・アカハラ
冬鳥。

・シロハラ
冬鳥。

・ツグミ
冬鳥。亜種ハチジョウツグミも稀に。

・ヤブサメ
夏鳥。

・ウグイス
留鳥。漂鳥。

・エゾセンニュウ
旅鳥。兵庫RL(C)。

・シマセンニュウ
旅鳥。

・コヨシキリ
旅鳥。兵庫RL(C)。

・オオヨシキリ
夏鳥。兵庫RL(B)。

・メボソムシクイ
夏鳥。

・エゾムシクイ
旅鳥。

・センダイムシクイ
夏鳥。

・キクイタダキ
冬鳥。

・セッカ
留鳥。

・キビタキ
夏鳥。兵庫RL(C)。
近年、多い。

・ムギマキ
旅鳥。六甲山以外でも確認。

・オオルリ
夏鳥。兵庫RL(注)。

・サメビタキ
旅鳥。

・エゾビタキ
旅鳥。

・コサメビタキ
夏鳥。兵庫RL(注)。

・サンコウチョウ
夏鳥。

・エナガ
留鳥。

・ツリスガラ
冬鳥。近年は観察されず。

・コガラ
冬鳥。漂鳥。兵庫RL(C)。
冬季、たまに観察される。

・ヒガラ
冬鳥。漂鳥。

・ヤマガラ
留鳥。

・シジュウカラ
留鳥。

・キバシリ
留鳥。兵庫RL(C)。
文献による。

・メジロ
留鳥。漂鳥。

・ホオジロ
留鳥。

・ホオアカ
冬鳥。漂鳥。兵庫RL(C)。
主に文献等によるが、冬季に数例確認されている。

・カシラダカ
冬鳥。

・ミヤマホオジロ
冬鳥。

・アオジ
冬鳥。兵庫RL(C)。

・クロジ
冬鳥。兵庫RL(C)。

・シベリアジュリン
冬鳥。稀。

・オオジュリン
冬鳥。

・アトリ
冬鳥。

・カワラヒワ
漂鳥。夏場に見られるのは亜種カワラヒワ、冬場は概ねオオカワラヒワ。

・マヒワ
冬鳥。

・オオマシコ
冬鳥。文献のみ。

・ベニマシコ
冬鳥。

・ウソ
冬鳥。

・コイカル
冬鳥。文献による。

・イカル
留鳥。漂鳥。

・シメ
冬鳥。

・ニュウナイスズメ
冬鳥。

・スズメ
留鳥。

・コムクドリ
旅鳥。

・ムクドリ
留鳥。

・カケス
留鳥。

・ハシボソガラス
留鳥。

・ハシブトガラス
留鳥。

・ハッカチョウ
外来種。留鳥。

・コジュケイ
外来種。留鳥。

・カワラバト(ドバト)
外来種。留鳥。

・ソウシチョウ
外来種。留鳥。

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これ以外に第三者の個人情報からあと数種ありますが、
詳細が解らず、未記録としております。
なお、確認はしているが、記録が曖昧なものは除いています。
 50数種あがってます。
また、六甲山地域の調査が進んでいないのも確認種が少ない要因です。
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