ROMANTICA

by ucchee

やっとできた

2009年07月15日 01時10分38秒 | life
祖母からもらったミシンのリストアやっと終了。

おおまかなところはサンダー、あとは手でやする。
補修の塗りはアクリル絵の具を代用。
ニスが乾いたあと、修理した本体と連結。
皮ベルトを調節して完成。
長い道のりだったー。



足踏みミシンは鉄でできているからものすごく重いけど
プラスチック製ミシンに比べて、壊れにくくて音がいいです。



引っ越したらこのお店に行きたい。
で、布を買ってまずカーテンをつくります。手芸ちょう苦手だけど。
多分、カーテンづくりよりミシンをリストアしてる方が性格的に楽しめるんだろうけど。

お盆

2009年07月15日 01時06分56秒 | life
一昨日からうちの方はお盆に入りました。
小さい頃からお盆が好きです。
早起きして父とお施我鬼をもらいにお寺に行くのが楽しい。
ぼた餅が食べられてうれしい。
迎え火でわくわくする。
きゅうりで馬を作るのがおもしろい。

今日は4時半に起きて祖父とお施我鬼をもらいに行きました。
祖母とぼた餅をつくって
3人でお墓にお参りに行って、父に
「1次試験が終わりました。手応えなしでした。
 あともうすぐ鎌倉に引っ越します。わがままをお許しください。。。」
と報告しました。

お墓にお花を挿しながら祖父が父のことを
「早くに逝ってしまって、つまらん人生だ」と、言いました。
父はつまらない人生を送ったと、祖父は残念そうに言いました。
つまらない人生。ぎくっとする言葉。
わたしの人生は、つまらないのだろうか。
そう考えると、なんともやりきれない、虚無感がおそってくるようです。
それはやだな。損した気がするもん。
なるべくなら、おもしろい人生がいいな。
でも、ほんとうにつまらない人生を送ること、
つまり、なにも感じずにただ生きていくことなんて、できるわけなくて、
きっと生きていれば、いろいろ感じ、おもいを巡らせずにはいられない。
だいじょうぶちゃんとおもしろい。
つまらなくなんて、なりようがない。



ノンストップなSATIKO熱!

2009年07月09日 05時44分45秒 | books
もう明けても暮れても佐知子さんのことが頭を離れないです!
読むたびに発見があり、驚きがあり、興奮がある。何よりも小さい頃のエピソードは、もはや他人とは思えない。思い出を共有しているといっても過言ではない。
・ひとりで落とし穴を掘って、自分で落ちたこと。
・夜になると枕から兵隊が出てきたこと。
・車とすれ違う度に、タイヤのホイールに足を斬られないようにジャンプしてたこと。
・眼球に映るミジンコみたいなやつでひとり遊びをしていたこと。
・夢と現実が陸続きだったこと。
・「さっちゃん」のお話は、あなたがモデルなのよ、といわれて本気で信じていたこと。
もう感動の嵐です。佐知子さん、大分イタイ子どもだったんですね。わたしとおなじだー。わたしのこのSATIKO熱はもはやコントロールできずに、あらぬ方向へ進んでいき、「彼女の好物はなんだろう。カレーかな。」「好きな動物はなんだろう。カピバラかな。」「彼女の枕からは今でも兵隊が出てくるのかな。」「彼女の好みの映画は茶の味にちがいない。」と、ついつい彼女のことを考えてしまう。恋かなこれ。。。

彼女に惹かれるのは、子どもの頃のイタさが被っているからだけではなく、彼女の才能に憧れるからです。この人のすごいところは、子どもの頃の妄想やエピソードをちゃんとそのまま脳味噌の引き出しの中に保管してあって、いつでも好きなときに取り出せること。尚かつなんだかよく分からない文章で読者の心を鷲掴みにしてしまうところ。なんだこのねじまがった才能は!なんだこの自由な文章は!なんなんだー。(以下は岸本さんの「根に持つタイプ」と「気になる部分」から抜粋したものです。)


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二年生の時、朝礼の校長先生の話を聞きながら、うつむいて自分の体を見ていた。体の脇に、腕がだらんと垂れている。手の甲が正面を向いている。それを上にたどっていくと、肘の部分は「折り曲げ線」が正面を向いている。待てよ。変だ。手の甲は「表」、日に焼けて色の黒い側だ。でも折り曲げ線は白くて柔らかい「裏」の部分だ。表と裏が同じ正面を向いているのはおかしい。ひょっとして、自分の肘の付き具合は間違っているのではないか。私は急に恐ろしくなり、そっと周囲の級友の肘を盗み見たが、みんな腕を後ろにやったり動かしたりしていて、よくわからない。どうしよう。この先ずっと、この秘密をみんなから隠し通して生きていくのだろうか。そう思うと、校長先生の話も周囲の景色も、すうっと遠のいた。
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記念すべき「じっけん」第一号は、幼稚園の頃にやった石鹸のじっけんだった。石鹸でずっと手を洗いつづけていれば、いつかは手そのものが消えて透明になるのではないかと考えたのだ。そこで体感時間にして一時間ちかくも洗いつづけたが、手は一向に消えず、かわりに石鹸と泡が消えた。
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昔から、どうでもいい「部分」ばかりが気になった。そして部分に気を取られて全体が見えなくなることがしばしばだった。たとえばトラックの車輪の後ろにぶら下がっている、あのビラビラしたもの。あれを描きたさにトラックの絵を好んで描き、ぞんさいに描いた本体に、不釣り合いに大きくて立派なビラビラをつけ、きっちりロゴまで描き込んだような絵を何枚も何枚も描き、親を不安におとしいれた。
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白いハンカチで目を隠して鏡の前に立ち、目隠しを取ってゆっくりと目を開き、鏡の中の自分の姿をまじまじと見て、「これが……あたし……?」とつぶやく。さいきん煮つまるとよくやる昭和の少女漫画ごっこ。
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同じようなものでありながら、〈髪〉に比べて〈毛〉は不遇である。〈髪〉は豊かだったりたなびいたり女の命だったりと、総じていいイメージを担当しているのに、〈毛〉ははみ出ていたりワイセツだったりムダだったりと、ろくなことがない。「剃髪」には厳(おごそ)かな響きがあるが、「剃毛」はなんだか恥ずかしい。
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おもしろくておかしくなりそうです。
でも、彼女作家が本業じゃないんですよ。彼女は翻訳家です。
この夏は、とりあえず彼女が翻訳した作品を全読したいです。

あー、彼女が姉だったらいいのに。そしたら日曜日に縁側でオセロをしたいです。そのあと一緒にごろごろしながら「茶の味」を観て、ふたりで「これわかるー」っていって笑い合いたいです。


拝啓 かわちゃん

2009年07月06日 05時22分28秒 | life
こういうかんじでお願いします。
わたしはけっこう本気です。映画も決めたよ。
あともうひとりともだちもやってくれるそうです。






デジタルデバイス、モバイルツール、インターネット、
新しいものがどんどん生まれるけれど
いっこいっこ遊び倒せるような大人になりたいね!
よろしくー!


母、庭の手入れをする 「この間」 私、昼寝をする(備忘録)

2009年07月05日 00時59分40秒 | life
7月4日記
今日はとても心地いい風が吹くので、気づいたら昼寝をしていた。
母の声で起こされ庭に招集。とんぼを見せたかったらしい。
もう40年ほど見ていなかった「羽黒とんぼ」が庭にいると言って
「抜き足差し足で近づいてこい」と指示を出す母がかわいかった。
羽黒とんぼはちょうちょみたいだった。その後
「ひかげ」「しゃが」という草探しをさせられた。
夕方庭でスイカを食べながら、母と話をする。
母が最近読んだ本でとてもわくわくした内容があったんだと言う。

母曰く、なんでも
18世紀のヨーロッパの人たちは、文盲の人が多かったから、
読める人のところにあつまって音読を聞いたそうな。
紙芝居みたいな感じかな。
それから人々が文字を読めるようになって黙読するようになった。
そのスタイルの移り変わりで
一人称の話しか理解できなかった人々が
伏線が理解できるようになったんだって。
つまり
「うつみ母が買い物からかえってくると、
 (うつみ娘から話を聞いて、)家に泥棒が入ったと知った。」
というお話が
「うつみ母買い物に行く
 この間、泥棒はうつみ宅に進入する。」
ということになる。
「この間」っていう概念ができたらしい。
読書形態が黙読に移ってから、テキストもどんどん進化して
一人称的な手法でなければ理解ができなかったのが
伏線になって、
さらに時間軸がくわわったり
複数の場所を移動する視点が生まれた!
空間を把握する能力が生まれた!!!

そこまで話を聞いて、
当時の音読ピープルは
「テレポーテーションを説明しても理解ができないんじゃないか。」
「っていうか彼らにとって「ドラえもん」は超難解なアニメなのかも。」
「顔を見たことない人とか想像できたのかな?」
「見知らぬ人たちがたくさん住むような「社会」という広がりは理解できたのかな?」
「遠くにある夢の国とか想像できたのかな?」
「じゃあ、そのころの人は、もしかしたら黙読読書のおかげで
 国っていうかたまりを意識できるようになったのかもしれないよね!」
とかいうかんじに話が広がって楽しかった。


音読ピープルには、過去の人たちには、
今を生きるわたしたちと共有していない前提が、
おもいのほかたくさんあるんだね。なんか不思議。
そして読書が与えるものは大きく、
とても大切なことなんだと思えた日でした。

あと、さっき母からパン捏ね機をもらいました。やったー。


女子会(備忘録)

2009年07月02日 05時21分54秒 | life
日曜日、M子さんと物件の内覧会に行く。
意外にも入居希望者(ライバル)が多く、担当の赤木さんに圧力をかける(かけたつもり)。
物件を前にテンションが上がりそのまま飲みに行く。
天下一品ラーメンのランチビールがかなり安く、
ランチタイムが過ぎても店長の計らいでランチビールを飲む。
鎌倉に住んだらここに通おうとM子さんと誓う。ラーメンは食べなかった。
大和駅と大船駅を間違えて遅れてしまんちゅうがくる。
ちゃんこ屋にはしご。鍋とビール。
鎌倉に住んだらここにも通おうとM子さんと誓う。なんかいっぱい誓った。
パン屋がどこにもなかった。
大和駅と大船駅はその後5回くらい間違えられていた。
久しぶりに飲んで酔っぱらう。結局3人で横浜泊。

月曜、祖母から壊れた足踏みミシンをもらう。
祖父と修理しようとするができず、本体だけミシン屋に持っていく。
足と木板のリストアを始める。この日は分解のみ。

火曜、木板をひたすらやする。
(夏に向け!)祖母に浴衣の着付けを習う。お古の浴衣を2着もらう。
もらった浴衣の両おっぱいのところに染みがあるのを発見。がっくりくる。

水曜、木板をひたすらやする。
浴衣部分漂白。両おっぱいの染みは落ちず。
母に、引っ越し先が決まったことを伝える。
自分の共同生活の話をしてくれた。ちょっとびっくり。
大学生になって上京したとき、母も友人と共同生活をしたそうな。
お金がなく、でもやりたいことがあった(→お金の捻出のため)
そして、信頼できる友人と一緒に過ごしたかった
というのが共同生活をはじめた理由。
6畳一間に2人。
布団も同じ部屋に並べて敷いて、家にいるときはずーっと一緒。
「いろいろあったけどたのしかったなー。ふふふ。」だって。
できれば酒を飲みながら聞きたかったー!

木曜、早朝ホットペッパーのカエラちゃんを発見。幸せな気分になる。
今日はせいかちゃんのバーにコーヒーを飲みに行く約束。
一杯で2じかんねばる予定。

今週はいいかんじで過ぎていってるのでこのままいいかんじでいってくれ。




かわいすぎるー。