FON FREE INTERNET

今日は、弟がケータイをソフトバンクにしたいというのでソフトバンクのお店に連れて行きました。

弟が携帯を新規契約すると、店員さんが「無料で無線LANルーターを配っています。よろしかったらどうぞ」と無線LANルーターをくれたの。
私が欲しがっていた無線LANルーターをくれたの。

で、無線LANルーターって、安くて2480円くらいから1万2800円くらいするじゃないですか？（下関駅の近くのデオデオ調べ）

「タダでプレゼントしてくれるなんて怪しい」なんて思って聞いたんですよ。
私：これ使ったら、ソフトバンクにつながって追加料金なんか発生するんじゃないんですか？
店員：いえいえ、無料です。まったく無料です。追加料金や、接続料金はかかりません。

何回も同じこと聞いたんですよ。
私：正直に言ってん？本当はどっかへんなところにつながって、何万も請求がくるんじゃないの？
店員：有料サービスにつながったりはしません。無料でお使いいただけます

そこまで聞いて無料なのなら使うけど。
店員：ただ、一週間以内に接続してください。一週間以内に接続すると、iTunesの1000円分のカードがもらえます。

なんかますます怪しいと思ったのですが・・・。
そこまでして使わせたいのか・・・無料で？
ありえない。


箱にも一週間以内に接続するように書かれています。

箱を開けると、かわいらしい無線LANルーターが出てきました。


ノートパソコンでワイヤレスネットワークの一覧を表示させました。[※１]

すると、「MyPlace」と「FON_FREE_INTERNET」と、他にご近所さんの誰かの無線ネットワークが表示されました。

結論から書くと
「MyPlace」が通常の無線LANネットワークで、私が使いたい機能でした。

もう一つの「FON_FREE_INTERNET」の方に接続すると、Webページは下のページにしかつながりません。

お金を払うとインターネットが出来ますよ。という案内です。
FONにユーザー登録して、ルーターを登録すると、「FON_FREE_INTERNET」も無料になるようです。

これから想像すると・・・。
「FON」というインターネットプロバイダがあり、この無線LANルーターは無線LAN機能だけでなく、プロバイダのアクセスポイント機能も有する。

これ、あくまで私の想像なんですけどね。

うまいやり方ですよね。
インターネットプロバイダがエリアを拡大するときに、アクセスポイントを増やすと結構な金額になるでしょうけど、このやり方だと設備投資にあまりお金をかけなくて、企業はエリアを拡充できるのです。
使用者は無線LANルーターをタダでもらえてウハウハ。
プロバイダは、無線LANルーターの製造費だけでアクセスポイントを増やすことが出来るのでウハウハ。土地を確保したり、大きなアンテナ立てなくてもいいのです。
（この考えで概ね合っているようです[※２])


さらに、無線ネットワークの電波を受信したときにWindowsってポップアップで通知しますよね？（無線LAN対応機種）
そんなとき、「つながるかなー」って試してみますよね？
しかも、ネットワーク名が「FREE_INTERNET」だと、興味本位で接続しますよね？
そんな心理をよく考えているやり方だと思いました。
で、接続すると「1時間200円ですよ」なんて案内が出るのです[※３]

頭いいなぁ。
いや、頭いいというよりずる賢いと思った。
他社のネット回線を無断使用してそれで商売するのはどうかと思います。
実際に利用規約で第三者への回線の提供を禁止しているインターネットプロバイダもあるし。
禁止している方がほとんどでしょう。

これをソフトバンクで配布しているのは・・・どうだろう・・・。


ところで、無線LANというと、
一階に無線LANルーターを置いて、二階にあるノートパソコンでインターネットをしようとしても、建物の構造上の問題で電波が届かない。
または、無線LANルーターとパソコンが別の部屋にあるともう駄目。
なんてこともあるらしいのです。
それが、無線LANルーターを買うのをためらう理由でした。
1万円近く出して無線ルーター買って、電波が届かないなんてことになったら嫌ですしね。

でもこのタダでもらった無線LANルータは階を跨いでも、インターネットに接続できました。
やはりアクセスポイントになるくらいだから、電波の出力が強いのでしょうね。

「利用されている」というのはあまり好きではないけれど、一階の居間にパソコンを持っていってもネットにつながるし、それをタダでもらえたというのはラッキーだったかな。


ちなみに私の家では階を跨いでもネットにつながりましたが、どの家でもネットにつながるということは言えません。
私の家の構造がたまたま無線LANの電波を遮断しない構造だったのかも知れません。

最後に「２ちゃんねる」なんかの書き込みを見ると、あまり他人には勧められるようなものではないと思います。
・先に述べた、インターネットプロバイダの利用規約の件もそうです。下手するとアクセスポイントを利用したFONユーザーの人数分料金を請求される恐れがあるとの指摘もありました。
・「外部の開放されているネットワークから、内部のプライベートネットワークにpingが通った」など、セキュリティの甘さが、FONのサイトに書かれているのとかけ離れていること。
・サービスにメールで問い合わせても、定型文しか返信がこない。
・電話しても、メールしてもつながらない、返事がない。
これらの指摘が理由です。

けっこう２ちゃんねるは荒れてました・・・。

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※１．
　「スタートメニュー」→「マイネットワークを右クリックしてプロパティ」→
　「ワイヤレスネットワークを右クリック」→「利用できるワイヤレスネットワークの表示」

※２．
FONのWebサイト
FONの説明について
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自宅のFON無線LANルーターの一部を外部のFONメンバーに開放して、メンバー同士で相互に利用しあってインターネットにアクセスするシステムです。
FONのメンバーなら、自宅以外にあるFONルーターを利用してインターネットにアクセスできます。
その際の利用料は一切かかりません。（プロバイダ料金が別途かかる）
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プロバイダ料金が別途かかるということは、自分のインターネット接続を他人にも利用できるようにするみたいです。
FONの無線LAN ルーター
自分のインターネット接続を他人も使えるようにする代わりに、外出時に他人の接続も使わせてもらうという認識で良いみたい。



※３．
　「200,00」はパッと見「2万円」に見えるけど、日本の「,」は3桁区切りだから
　小数点だと思います。
　小数点 - wiki
　国によっては、小数点と3桁の区切り記号が逆の国もあり、
　画像の金額も日本とは逆の記号を使っていると思います。