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英語の接尾辞「-meter」、ラテン系の言語では

【「計量強調月間」にちなんだ言葉の話題】

「メートル」、メーター」と「はかる」の補足。

「計る/測る」を意味するギリシャ語に由来する英語の接尾辞「-meter」に対応するラテン系の言語(イタリア語、スペイン語、ポルトガル語)の形は「-metro」。英語で「-meter」の直前の母音にアクセントを置くのと同様に、ラテン系の言語でも「-metro」の一つ前の音節にアクセントを置く。スペイン語とポルトガル語ではつづりにアクセント記号が付く。
ここではイタリア語の単語例を示す。
termometro[テルモーメトロ] 温度計
tachimetro[タキーメトロ] 速度計
※イタリア語ではアクセントが置かれた開音節の母音は基本的に長音として発音される。ここでは発音を示したカタカナで「ー」が付いている部分がアクセントの位置である。

英語では単位の「-meter」の場合それにくっついた接頭辞の第1音節を一番強く、-meterの「me」を2番目に強いアクセントで発音するが、ラテン系の言語では、英語と違って単位の場合でも「-metro」の一つ前の音節にアクセントを置く。
イタリア語の単位の例
centimetro[チェンティーメトロ] センチメートル
kilometro[キローメトロ] キロメートル
「メートル」はmetro[メートロ]。
ラテン系の言語で接尾辞「-metro」の付く単語は計器名とか単位とか関係なく常に「-metro」の一つ前の音節にアクセントを置くようだ。

「電圧計」は英語では「voltmeter」だが、イタリア語では「voltimetro[ヴォルティーメトロ]」。イタリア語では「i」が入り、かつ「i」にアクセントを置く。
ラテン系の言語で「-metro」の直前に子音が来るということもないだろう。

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