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「海の日反対」の記事を読んで

7月18日(土)の琉球新報で、海の日に反対するという内容で、浦添市内で開かれる「『海の日』反対!海あしび」というイベント紹介を兼ねた記事があった。

明治時代、琉球王国とアイヌの土地を日本に併合し、沖縄県、北海道とした。こうして新たに日本の領土に加わった北海道と沖縄を明治天皇が巡幸し、横浜港に帰港したのが7月20日で、それを記念して海の日(1996年~)となったとのこと。またこの日は第2次世界大戦中「海の記念日」だった。なるほど。

反対するのは一理あると思う。この海の日のいわれからすると、まさに「海を渡っての海外侵略」を連想させかねない。かつて琉球王国で日本ではなかった沖縄においては特に複雑な感情があるでしょう。また、日本に占領されたことのある周辺諸国でも「海の日」の意味を知るときっと不満に思うでしょう。

「海の日反対」で検索してみたら、全国各地で反対運動は行われているようだ。

天皇と関連がある祝日も多い。「みどりの日」と「昭和の日」もそうだし、11月23日も皇室行事の「新嘗祭」がそのまま「勤労感謝の日」となった。私は天皇制に反対だが、祝日には歴史上の記念日でもあるので、天皇関連の祝日だからといって必ずしも反対ではない。

国民の祝日には政治的意味合いがあり、特定の祝日に対して複雑な感情を持つ人も少なくない。祝日に対する感情についていろいろ考えてみると興味深い。参考になりました。

もし海の日が変わるなら、海洋博が開催された日でもいいと思う。

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