政治、日常なんでもチャンプルー

男なのに"Mrs." GREEN APPLE(Mrs.の複数形についても)

「Mrs. GREEN APPLE(ミセスグリーンアップル)」というバンド、私は最初名前だけ聞いたことがあって、「Mrs.」って付いてるし普通に女性のユニットだろうなと思っていた。新聞で今年の紅白の出場歌手一覧表で白組に載っていたのを見て男性のユニットだとわかった。
Mrs. GREEN APPLEについて調べてみたら、メンバーの中で紅一点で一人女性がいたけど脱退して、今は全員男性のユニットになっている。

「Mr.Children(ミスターチルドレン)」は女性のグループと思っていて、Mrs. GREEN APPLEの逆バージョンで女だけど「Mr.」が付いてるものだと思っていた。最近ウィキペディアを見て全員男性のユニットだと知った。「ミスターチルドレン 女」でヤフー検索したところ、女の子がバックで踊るなど女性とコラボした作品が多いとのこと。確かにそういうイメージがあってミスチルのメンバーは女性だと思っていた。


さらに言えば、「Mr.」、「Mrs.」には複数形があって、「Mr.」の複数形は「Messrs.(メサーズ)」、「Mrs.
」の複数形は「Mmes.(メイダーム)」。なので、複数人からなるバンド名に単数形の「Mrs.」、「Mr.」が使われているのは、変といえば変だ。
Mr.の複数形Messrs.はmessieursの省略形で、フランス語からの借用語。Misters(ミスターズ)が使われることもあるが、Messrs.を使うのが正式。「Messrs.」は複数の男性の苗字に付けて「Messrs. Smith and Brown」のように使ったり、主に手紙の宛名で「御中」という意味で会社などの団体名に付けて使う。苗字から付けた会社名に使われることが多い(人名を含まない社名にも使える)。
Mrs.の複数形Mmes.はMesdamesの省略形で、これもフランス語からの借用語。複数の女性の苗字に、または「御中」の意味で女性のみの団体(会社、店など)の名前に付ける。既婚・未婚を問わない「Ms.(ミズ)」の複数形「Mss.(ミズィズ)」を使うこともある。
現在は会社への手紙の宛名で男性も女性もいるのに「Messrs.」だけではよろしくないとして、「Messrs. and Mmes.」あるいは「Messrs. and Mss.」と女性形を併記することもある。また、宛名に敬称を付けないこともある。
しかし、こういった複数形の敬称が使われる場面は極めて少ない。複数名を挙げる時は「Mr. Smith and Mr. Brown」のように言うこともできるし、日本人が会社や店の名前にさん付けするような感覚で会話で使うこともほとんどなく、使われる場面といえば手紙の宛名ぐらいだろう。

例えば「Mister Donut(ミスタードーナツ)」みたいにお店の名前の一部として「Mr.」とか「Mrs.」が使われていても違和感は全くないけど、バンドとなると「人の集まり」として見るから、単数形の「Mrs.」、「Mr.」だとちょっと違和感あるかな。英語圏でも日本の「Mr.Children」や「Mrs. GREEN APPLE」のような名前に「Mr.」、「Mrs.」が付いたバンドはあるのかな?

よさまつ 天皇制 YouTube

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「言語・語学」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事