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戦後70年の終戦記念日~戦後日本に課せられた最大の課題とは~

8月15日は終戦記念日です。8月15日は内地ではお盆(旧暦の7月15日を新暦では時期が近いということで8月15日にずらしたいわゆる月遅れのお盆)でもありますね。お盆は13日から3日間あって、今日は沖縄で言うウークイにあたる日ですね。「お盆」と「終戦記念日」は亡くなられた方を追悼するという点で似たような行事ですが、同じ日になったのは偶然でしょうかね。

さて、今年は戦後70年の終戦記念日で、安倍総理は「戦後70年談話」を行っています。

戦後の日本の国の在り方に関して、日本国憲法では職業選択の自由、居住および転居の自由などの基本的人権、法の下の平等(貴族の禁止のほか、基本的人権を平等に享有すること)が規定されていますが、そのうえで天皇制(天皇制を廃止せず象徴天皇制として残している)を存続していることは、矛盾していることだと言えます(なぜなら天皇は世襲制で、天皇および皇族は職業選択の自由、居住地選択の自由などの人権が事実上ない状態にあるため)。

終戦後、新しい日本の国家体制の整備と新しい憲法を制定するにあたって、法の下の平等と基本的人権を盛り込んだので、天皇制を廃止して共和制国家として出発するのが整合性にもかなっているはずです。しかし、当時の日本の状況から天皇制を廃止すると暴動発生などの混乱に陥るおそれがあったため、それを避けるため、しかたなく天皇制を残したとも考えられるでしょう。

それらのことから、戦後も天皇制(象徴天皇制)を存置したことは暫定的措置であると考えるべきでしょう。すなわち、天皇制を廃止するという課題が戦後の宿題として残されたものだと私は思います。

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今こそ問う天皇制―幾千万戦争犠牲者の声に聴きつつ

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