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二十五体の菩薩石仏は全員がミュージシャン。身体をくねらせ「ジョジョ立ち」をしている菩薩も多い。

2010-12-01 14:21:06 | 日記


〔 おまけ・その4~奈良・円成寺のグッドアイデア 〕














運慶20代のデビュー作「大日如来
坐像」(国宝)を収めた多宝塔!
巨大ガラスの向こうにお姿が見える
けど、ガラスが反射して見にくい。
…と思っていたら、足元にこんなものが!「広い方
をガラスに押付けて覗くとハッキリと見えます」と
使い方が書かれていた!厚紙で作られた眼鏡だ。










「なるほど、これは見やすい!」 「おお~!」感嘆する老夫婦。 800年の時を超えた極彩色の世界がそこにあった!

※このガラス用メガネは本当にナイスアイデア!ぜひ全国に広めよう!



〔 おまけ・その5~仏像トーテムポール、滋賀・微妙寺(圓城寺) 〕

    

微妙寺の十一面観音。確かに十一面あるんだけど、3+3+3+1+1とタテに摩天楼の如く重なる
形態は初めて見た。お寺の名前と相まってビミョ~だった!(許可を得て撮影)



〔 おまけ・その6~大集合!1200羅漢さん 京都・愛宕(おだぎ)念仏寺 〕

釈迦の弟子を羅漢と言う。この寺には1200人
という膨大な数の羅漢さんがおられます!
見渡す限り、羅漢、羅漢、羅漢!

静かな山の中。周囲の緑が岩に染み込む










紅を塗った羅漢さん 左奥、逆さまの羅漢さん(笑) 花に埋もれた羅漢さん♪ コケが髪みたいに見えるね~









グッド・スマイル!(*^o^*) 頑固じいさん モヒカンみたいに草が…! 楽器を持った羅漢さん ウォークマン!何でもあり 漱石を大切に抱きしめて

本堂右奥にあった仏像を見てビックリ、なんとマリア様が仏像になった!(胸元に十字架が彫られている!)
“宗教は平和を築く為にある。宗教の違いを理由に戦ってはダメだ”そんな仏師公朝さんの祈りが込められた像


BSでオンエアされた『仏像100選』から、訪れてみたくなった10ヶ所をチョイス!どの仏像も、TVのモニターを通して見てるだけで美しさや迫力に圧倒された。一体、実物はどんなに素晴らしいだろう!
●覚園寺(鎌倉)の薬師如来坐像
●慈恩寺(山形、寒河江市)の十二神将立像
●那智山 青岸渡寺(和歌山)の如意輪観音坐像
●大悲王院(福岡、前原市)の千手観音立像
●浄土寺(兵庫)の阿弥陀如来立像
●定福寺(高知)の六地蔵(笑い地蔵)
●長谷寺(奈良)の十一面観音菩薩立像
●宝菩提院・願徳寺(京都)の菩薩半跏像
●願成就院(静岡)の毘沙門天像&制多迦・矜羯羅童子像(柴門ふみさん曰く「演技後に点数が出るのを待ってる浅田真央ちゃんの顔ソックリ(笑)」。
いや~、この10ヶ所に早く足を運びたいッス!(近隣にお住まいの方は訪問されてみては?)2008.2.29



★釈迦ってどんな人だったの?
★美形仏像バンド『ザ・IKEMENS』
★やさしい仏像入門
★圧巻!仏像フィギュアの世界
★京都・奈良この寺へ行け!




     ●当ページの資料元

古都ほとけ出会い旅 日本放送出版協会 1000円
向源寺のポストカード
広隆寺のポストカード
中宮寺のポストカード
東慶寺のポストカード
六波羅蜜寺のポストカード
薬師寺のパンフ本 発行・薬師寺
醍醐寺のパンフ本 発行・醍醐寺
法隆寺のパンフ本 発行・法隆寺
永観堂のピンナップ

その他、自分で撮った写真など。


愛と狂気のメインページにGO!!



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★宝円寺(石川、金沢) 仁王像

2010-12-01 14:16:22 | 日記

★宝円寺(石川、金沢) 仁王像




吽形(うんぎょう) 阿形(あぎょう) 超エキセントリック!「クゥホォォォオオオ」

むおっ、通常は山門にいる仁王像が屋内に!(しかもめっちゃ巨大。東日本最大とのこと)
天正11年(1583年)の像だけあって、どことなく戦国チック。阿形の表情はインパクト絶大ッ!



★六波羅蜜寺(京都) 運慶坐像~鎌倉時代/13世紀後半・重文



これが運慶その人だ!ハハーッ!この激リアルな坐像は運慶自身の自刻像とも、
息子・湛慶(たんけい)の作とも言われている。12世紀当時の作品だ。



★新薬師寺(奈良) 薬師如来(ドッコイ如来)~奈良時代/8世紀 国宝



“どっこい生きてる”っていう感じがする如来だったので、勝手にドッコイ如来と自分は呼んどります。



〔 おまけ・その1~衝撃のヒンズー 〕

ダウンロードして使ってネ♪今にも動きださんとするアグレッシブなヒンズーの神々たち(インド国立博物館)

 
見事な造形美!シヴァがこの踊りを始めたとき世界は滅亡する

世界を滅ぼす「終末ダンス」を踊りまくる破壊神シヴァ!ただし“破壊”といっても後に続く“創造”の為のものだ。
滅亡に近づいた世界をもう一度作り直す為に、現在のすべてを破壊していったん無に戻そうとしている。(12世紀)

シヴァの髪はガンジス河になっており、向って左側の髪の中にガンガー神が泳いでいた。
ガンジス河はシヴァの頭部から体を伝って流れ始めたので聖なる河とされている。







様々なシヴァ神(10世紀) 正面。がに股バージョン 裏。背後からも良い感じ

シヴァはいろんな神に姿を変える為、千通りもの異名を持つ。
ダンスをする時は「ナタラージャ」(踊りの王)と呼ばれることが多い。

 

シヴァが蛇を振り回して海をかきまぜ陸地や生命が生まれた。
(「よぅ!」って感じが、新薬師寺の“ドッコイ如来”とオーラが似ていた)
ガルーダ像(10世紀)。ヴィシュヌ神の乗り物で
羽が生えている聖鳥。日本の天狗の原型

 

Mohini神(11世紀)
従者と共に腰のひねり具合から素晴らしいフェロモンが漂っている
不覚!名前をメモるの忘れてた(涙)
ご存じの方は是非ご一報を!


●ヒンズーの最高神は3人
・シヴァ…破壊神。目が三つあり炎で全てを焼き尽くす。仏教の大黒天。乗り物は牛(ナンディン)。妻はパールヴァティー(戦闘神カーリーは彼女の化身で、
妹はガンガー)。長男は神軍の最高指揮者スカンダ(韋駄天、語源はアレクサンダー大王)、次男は頭部が象のガネーシャ(商業と学問の神)。
・ヴィシュヌ…世界維持の神。乗り物は神鳥ガルーダ。妻は美と幸運の女神ラクシュミ(吉祥天)。インド神話の英雄クリシュナはヴィシュヌの化身。
・ブラフマー…創造の神。仏教の梵天。顔が4つある。妻は芸術の女神サラスヴァティー(弁財天)。2人の間に生まれたのが人類の始祖マヌ。

●有名ヒンズー神
雷神インドラ…帝釈天。武器は金剛杵(しょ)。“インドラの矢”という超兵器を持ち、アスラ族の大軍を一撃で死滅させた。スカンダに敗れ神軍指揮官の地位を譲る。
その他、火神アグニ、水神ヴァルナ、愛の神カーマ、風神ヴァーユ、猿神ハヌマーン、太陽神ヴァイローチャナ(大日如来)、ヤマ(閻魔)等々。

※お薦めサイト…『インド神様図鑑』



〔 おまけ・その2~この建物に泣け 〕

新薬師寺本堂~奈良時代(国宝)747年建立
微妙に屋根の中央が下がっており、繊細で美しい曲線を作っている。一方、屋根の
両端は鋭角に伸びており、実にスタイリッシュ。温かさとストイックさを兼ね備えた奇跡の
デザイン。鳥が羽を開いているようにも見える。※かつては僧一千人の大伽藍だった。
秋篠寺本堂~鎌倉時代(国宝)
この何とも言えない安定感!見てるだけで安心する。白壁と茶色の柱との
コントラストも非常に美しく、屋根の先端が二重になっているのもかっこいい!

自分は建築物を見て、巨大さに圧倒されたり、複雑な装飾に感心したりすることはあっても、“癒された”という体験はなかった--奈良で新薬師寺と秋篠寺に足を運ぶまでは。この両寺では、本堂と向き合った瞬間に言葉にならないほどの感動を覚え、足が一歩も動かなくなった。生まれて初めて建物に“癒される”という強烈な体験をした。屋根の角度、その高さと広がり具合、お堂全体の縦横の対比、白壁と茶色の柱の色の響きあいなど、両寺はそのすべてがパーフェクトに調和していた。見れば見るほど気持ちが安らいだ。この感動は自分でも不思議だった。小説や映画なら登場人物の心の動きに感情移入して感動するわけだし、仏像なら語りかけてくるような穏やかな表情に心を奪われるわけだけど、建物はそこに“ただ在る”だけ(よく言えば何も押し付けてこない)。それなのに、こうも心を魅了され癒されてしまうのは本当に興味深い。秋篠寺は約800年前から、新薬師寺に至っては1250年前から同じ場所にあり、共に本堂が国宝に指定されている(本当に現代まで残って嬉しい!)。
タイムマシンで古代の奈良に飛び、設計者にひと目会いたいと心から思った!!



桜が咲き誇る春の新薬師寺。

 
建仁寺の法堂(はっとう)~1765年
お寺の創建は1202年、京都最初の禅寺で開山は栄西。応仁の乱など兵火で焼かれ、この法堂も江戸中期のもの。
でも新しくたって良いものは良い!建物から伝わるこの深い安心感、絶対に黄金律がどこかで発生しているハズ!

そして右写真の枯山水!ひとしずくの水滴が落ちた後に木が生れたような、とっても素敵なお庭ッス!



〔 おまけ・その3~京都河原町・新京極通りのユニーク仏像たち 〕

●永福寺・蛸(たこ)薬師堂

  

これも仏像なのか!?ちゃんと「蛸薬師如来」と板に書かれていたので仏像なんだろう。

  

蛸薬師堂は不思議な空間だ。この閻魔様は両腕の裾が風圧でめくりあがってド迫力なんだけど、
その背後には桃太郎のような太陽?がサンサンと輝いていた。う~ん、ミステリアス…。


●誓願寺



珍しく「白眼」が入った阿弥陀如来さま。若者で賑わう商店街に面しており、寺の中にまで思いっきりヒップ
ポップが響いていた。※写真のお坊さんはだいぶ手前にいる。そこからも如来の巨大さが分かると思う!


●誠心院






幻想的な夜のライブ

二十五体の菩薩石仏は全員がミュージシャン。身体をくねらせ「ジョジョ立ち」をしている菩薩も多い

★永観堂・禅林寺(京都) 阿弥陀如来像~鎌倉時代・重文

2010-12-01 14:13:01 | 日記
★永観堂・禅林寺(京都) 阿弥陀如来像~鎌倉時代・重文

    

紅葉で有名な永観堂のご本尊は、世界唯一(?)のお顔が横を向いていらっしゃる阿弥陀如来像だ。この阿弥陀様は“みかえり阿弥陀”と呼ばれており、後に続く者が遅れていないか、振り向き確認しながら少しずつ進んで下さっている、めちゃくちゃ優しい阿弥陀様だ~! (T_T) ウルウル



★西往寺(京都国立博物館預り) 宝誌和尚立像~平安時代

   

人は誰でも体の内に仏が宿り、そして生きたまま仏と化すことも可能とアピール!

なんと和尚さんの顔が真っ二つに割れ、中から十一面観音が出てきた!宝誌和尚(ほうしわじょう)は実在した中国
南北朝時代の僧侶。梁(りょう)の武帝(ぶてい)が絵師に和尚の肖像を描くよう命じると、和尚の顔が割れて中の
菩薩がどんどん変化するので、結局お顔を書く事が出来なかったという。予知を行なったり病を治した為、権力者に
恐れ和尚られ何度も投獄された。//西往寺の所有だが、諸事情で京都国立博物館が保管し、時々公開している
※一度見たら忘れられない強烈なインパクトがある!



★五百羅漢寺(東京、目黒) ラゴラ尊者



仰天!なんと、胸の中に釈迦がいる!ラゴラはシッダールタ(釈迦)の実の息子。父親が体内で
息づいていることをアピールしているのだ。※それにしてもこのエイリアン並みの演出はスゴイ。



★永平寺(福井) 一葉観音~昭和時代



一葉観音は木の葉に乗っている非常に珍しい観音様だ(おそらく曹洞宗のオリジナル観音)。中国に渡航
した道元上人を海上の嵐から救ったと伝えられている。昭和55年から永平寺の池に浮かんでおられる。



★善願寺(京都) 不動明王~昭和時代/1955年



京都・善願寺にある樹齢千年の御神木には、現代を代表する仏師・西村公朝さんが、一心不乱に一日で彫りつけた不動明王が鎮座している!大木に直接仏像が彫り込まれたのを見たのは初めて。彫り方によっては木を枯らしてしまうので、生木への彫刻はとても難しい。西村氏は植物の専門家とタッグを組んで制作に挑んだという。
この神木が元気に生きているだけに、幹に彫られて生命の一部となった不動さまの存在感はハンパじゃない。その迫力に圧倒されたッ!!(彫られて半世紀がたち、周囲の皮が不動さんを取り込み始めている。西村氏「あと百年もすれば完全に見えなくなるでしょう」。)



★大報恩寺(京都、千本釈迦堂) 圧巻ッ!六観音勢揃い!~鎌倉時代/1224年・定慶作 重文

地獄は六道に分かれており、それぞれ以下の観音菩薩が救いに向かう。

聖観音(地獄道) 千手観音(餓鬼道) 馬頭観音(畜生道) 十一面観音(修羅道) 准胝観音(人間道) 如意輪観音(天上道)
京都・大報恩寺は、応仁の乱の兵火を奇跡的に免れた京都最古の寺だ。観音菩薩は主に6形態あるが、この大報恩寺の霊宝館には6バージョン全ての観音が勢揃いしている!この様に完全な形で残っているのは日本でココだけとのこと。各仏の高さは190cmもあり、ズラリと居並ぶとかなりのド迫力!
6菩薩全てが凛とした優雅さを備えており、身体を覆う衣は木像とは思えぬほど柔らかそうだ(准胝観音は前部でリボンを結んでおり何気にオシャレ!)。一体だけ坐している如意輪観音は、腕が6本あるのに違和感なく調和しており、全然異形の姿に見えない(すごく自然体のリラックスした姿に見える)。左端の聖観音は実に端正なたたずまいで、像の内部から気品が炸裂している。とにかく、6体ともヤバイほど崇高なオーラがスパークしまくっているッ!

(各観音菩薩の入門解説はコチラ)


★石山寺(滋賀) 如意輪観音半跏像~江戸時代

   

装飾の細かな仏像本体も見事だけど、このダイナミックな台座(岩山)もスゴイ。
衣服は足を見ると豪華な金地がさらに着色されているのが分かる。…欲しい!



★三井寺(滋賀) 阿弥陀如来~江戸時代

  

ほんと、すぐそこに如来さまがおられる気がして思わず息を呑んだ傑作!(特別許可を得て撮影)
※端整な顔立ちなのでイケメンズに入れてもいいかも!?



★長谷寺(東京、麻布) 雷神

 

クスリをキメまくったようなハイテンションな雷神様。ここまでハジケてる仏像も珍しい。




至福!傑作仏像写真館・25選+α

2010-12-01 14:07:04 | 日記
至福!傑作仏像写真館・25選+α



★向源寺(滋賀、渡岸寺=どうがんじ) 十一面観音~平安初期/9世紀初頭・国宝


  





      
これが《暴悪大笑面》だ!  後頭部で爆笑しておられる

滋賀県高月町向源寺の十一面観音(国宝)。この寺は観音様の後頭部にある暴悪大笑面を拝観者が鑑賞出来るように、観音様の背後に通路があるうえ(普通は仏の背後に回り込めない)、わざわざ大笑面にスポットライトを当てて下さる素晴らしいお寺だ!



★広隆寺(京都) 弥勒菩薩半伽像~飛鳥時代/7世紀前半・国宝






   
記念すべき国宝第1号、京都広隆寺の弥勒菩薩!ため息が出るほど美しい。指の一本一本に見とれてしまう。1960年、この麗しい姿に我を忘れた大学生が、頬ずりをしようとして薬指を折ってしまった。アホタレ!でも、その気持ち分からんでもない…。はぁ~、ウットリ。
以下はこの仏を前にした、ドイツ人哲学者カール・ヤスパースの言葉→
「私はこれまでに古代ギリシャの神々の彫像も見たし、ローマ時代に作られた多くの優れた彫刻も見てきた。だが、今日まで何十年かの哲学者としての生涯の中で、これほど人間実存の本当の平和な姿を具現した芸術品を見たことはなかった。この仏像は我々人間の持つ心の平和の理想を、真に余すところなく最高度に表しているものです」。

※ちなみに国内の半跏思惟像は約30体





★中宮寺(奈良) 菩薩半伽像~飛鳥時代/7世紀・国宝

  

あり得ない…空前絶後の美しさ!そして何と優しい笑顔!見てる間、完全に時間が静止してしまう必見の仏!!
(中宮寺は尼寺。法隆寺のすぐそば)



このふくよかな指!同じポーズでも広隆寺の菩薩とは指の表情が全く違う。
こちらは女性(聖徳太子の母)がモデルと言われている。




★東慶寺(北鎌倉) 水月観音~鎌倉時代/14世紀・県重文

      

 
 電話で事前予約をして許可を得た者だけが拝観を許される秘仏!
 34cmと小さいはずなのに、見ているうちにドンドン大きく見えて
 くるから不思議。それだけ存在感がケタ違いにデカイということか。
 この仏に出会えただけで生きて来た甲斐があった!

こちらは宝物館にありいつでも拝観可能。前に来ると肩の余分な力が抜けてホッとする。命の洗濯って感じ。もう最高!


北鎌倉東慶寺の水月観音は2体。その両方がこの世のものとは思えない大傑作!この悠然とリラックスされた、美しいたたずまいを見よ!足を崩し、右手をついて、静かに水面へ映った月を愛でていらっしゃるお姿だ~ッ!



★薬師寺(奈良) 聖観音~奈良時代初頭/8世紀・国宝



この優雅に流れる天衣のラインを見て欲しい!なんと柔らかな質感か。これが銅で出来ているとは
信じられん!1300年前の作品とは思えない、今も若々しい生命力を持つ観音様だ。



★醍醐寺(京都) 大威徳明王像の“牛さん”~平安時代/10世紀・重文











見事な角。
ご主人たまは顔が6面、腕が6本、足が6本 ヨロシクネッ! 我らがチョッパー!

自分がこれまでに拝観した仏像で一番「カワイイッ!」って思ったのが、この醍醐寺の大威徳
明王を背中に乗っけている水牛!人気マンガ『ワンピース』に出てくるチョッパーにソックリ!



★法隆寺(奈良) 百済観音~飛鳥時代/7世紀・国宝















高さは2m11cmと
けっこう大きい!
1400年目の優雅な微笑み。 指のラインがホント美しい(ハァ~)。天衣
の裾(写真下)は前方に向かってカーブ
しており、珍しいデザインだ。背後の支柱も
竹を模して凝りまくり。
ほ、細ッ!足はスラリと
長く、まるでスーパー・
モデル。9頭身はあるん
じゃないだろ~か??

百済観音がルーブル美術館で公開された時、フランスでは“日本のヴィーナス”と大絶賛され、1ヶ月で30万人もの人々が足を運んだという。世界の人々を虜にする“美”がこの仏像にはあるのだ。百済観音は横からの姿も大変美しいため、法隆寺では側面から鑑賞出来るようになっていた。国内最古級の仏でありながら、時空を超えて人の魂を揺さぶる最高度の美しさを備えている。
このクスノキから彫られた仏像の出生は謎に包まれている。名に“百済”とついてるものの、当時の半島では仏師がクスノキを使った作例はなく、どうやら日本国内で作られたようなのだ。ところが飛鳥の都には、百済観音と同タイプの細身で長身の仏は他にまったく残っていない。これほど腕の立つ天才仏師なら大量に仏を彫っているハズなので、何も記録が残っていないわけがないのだ。一体全体どこで生まれた仏なんだろう?

●文芸評論家・亀井勝一郎の『大和古寺風物誌』から抜粋
(1937年に初めて奈良を訪れて)
始めどのような座像にも心をひかれなかった。殊に巨大であればあるほど。しかし立像の美しさは言語に絶した魅力をもって私を圧倒した。わけても法隆寺金堂に佇立する百済観音は、仏像に対する自分の偏見を一挙にふきとばしてくれた。このみ仏の導きによって、私は一歩一歩多くの古仏にふれて行くことが出来たと云ってもいい。
仄暗い堂内に、その白味がかった体躯が焔(ほのお)のように真直ぐ立っているのをみた刹那、観察よりもまず合掌したい気持になる。大地から燃えあがった永遠の焔のようであった。人間像というよりも人間塔--いのちの火の生動している塔であった。胸にも胴体にも四肢にも写実的なふくらみというものはない。筋肉もむろんない。しかしそれらのすべてを通った彼岸の体躯、人間の最も美しい夢と云っていいか。殊に胴体から胸・顔面にかけて剥脱した白色が、光背の尖端に残った朱のくすんだ色と融けあっている状態は無比であった。全体としてはやはり焔とよぶのが一番ふさわしいようだ。
初めて奈良へ旅し、多くの古寺を巡り、諸々の仏像にもふれた筈なのに、結局私の心に鮮かに残ったのは百済観音の姿だけであった。云わばこのみ仏を中心として、他の多くが群像としておぼろげながら眼に浮んでくる、そういう状態であった。私の初旅の思い出はつまりは百済観音の思い出となるのである。


今日の釣りの結果とカブトムシ探し

2010-12-01 13:54:11 | 日記

今日の釣りの結果とカブトムシ探し5

今日は森田であった花火大会の花火を見ながら釣りをしてきました。

花火の「ドーーーン!」という音に反応してか魚たちが暴れてました。

んで今日の結果は↓

人のシャツ1つ、何かが入ったゴミ袋1つ、60㌢のナマズが1匹。

上のナマズ以外の物ですが、ゴミやらなにやらいっぱいあっておかげでジタバグ2個もなくしちまった!!なんてこったい><
んで肝心のナマズの画像はこちら↓
ナマズ60㌢