ライザの思い出 (再)

2019-12-21 23:03:18 | 

 

昔、エサをあげていた猫を思い出しました。
学生の頃、夏にアパートでクーラーも無く、ドアに空き缶を挟んで、
ゆっくりしていた頃、ニャーってドアのところで泣くのら猫がいました。

見に行ったら、汚いぶち色の猫。何なんだ、この汚い猫は?それに変な泣き方。

しかし、目だけは、キレイな感じ。
ガリガリに骨までやせていて、ははーん、腹が減っているんだなあと思い、か哀想だったので、ソーセージが一本あったので、むいてあげました。そしたら、半分だけ食べた。

あれ、何で食べないんだ?と思って、しばらくしたら、その半分食べ残した分を持って行きました。ははーん、また後で食べるんだなと思いました。

3日後。その猫が3匹の子ネコを引き連れて、ドアの所に。うわっ、母猫だったんだと解りました。自分の考えのナント浅はかなことかと思いました。

この前、来た汚い、ガリガリに痩せた猫は、実は母親だったんです。

ソーセージを全部食べなかったのは、ちゃんと自分の子供たちに残しておいたんですね。

お母さんはエライなと、素直に思いました。
それから、野良飼いで、その母親猫にライザと名づけ、子ネコは黒、
リンダと名づけました。そしたら、何日かして、黒ヒョウみたいな、今までの人生で見たこと無いぐらいデカイ猫が、ズカズカとエサをくれと、今まで聞いたことの無い声、猫の声、ヴァーオゥッて、来た。恐ろしかった。それで、またソーセージを半分ちぎって、

そのでかい黒猫にあげた。犬?黒ひょうの子?真っ黒で、黒光りしていて、とにかく大きい。10キロぐらいあるか?それが父親猫でした。子ネコたちにソーセージをちぎってあげてたら、その父親猫が食べたりなかったのか、その子ネコたちの分を食べようとしたその瞬間、母のライザが父親猫の顔を、シャーと言いながら、ネコパンチ。わぉ!すげぇ。父親猫は母親猫の3倍ぐらい大きい猫。それを一発で。母は強し。

猫もちゃんと家族という意識があるんだなと思いました。



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