つつとつブログ。(正式名称:時攻流無限法士贔屓サイト『月の剣に時の杖』専用だったブログ。)

当ブログでは、SD頑駄無「武者○伝」の時攻流無限法士を贔屓・考証・二次創作小説のネタ(爆)にしております。

武者世界第三の法術系は密教系+禅宗系っぽい。(ぽい?)

2008年02月28日 00時06分03秒 | 武者○伝考察
ご無沙汰しております。
武者○伝に登場した時防流と時攻流について、考察を繰り広げてきましたが、設定が作られた当時の状況等から、

時防流&時攻流=密教系+禅宗系っぽい。(ぽい?)

という結論に達しました。
なぜ「ぽい」かというと、

「アニメ・漫画・ゲーム等に登場する仏教系キャラは、『仏教僧侶の一般的なイメージで構築されたもの』で、
必ずしも実在の仏教の実情は考慮されていないことが多い」

と、いうことをすっかり失念していたことを思い出しまして。(爆)
その好例は、過去の「SD戦国伝天下統一編」インストにて、龍頑駄無が変装していた老僧。
現在と違い、当時一般で入手できる仏教系の資料としては、
歴史ものや古典文学ぐらいだったと記憶しております。
特に古典文学に登場する僧については、あまりどの系統かまでは気にする方は少ないのでは。

さて。○伝2が始まる約1年前、テレビや映画で『陰陽師』が公開されました。
かなり話題になったので、覚えてらっしゃる方も多いはず。
『陰陽師』というイメージはこのあたりからだと思うのですが、素直に考えると
「陰陽師の姿のイメージ=平安貴族の衣装」
になるので、ここから僧形にたどり着くにはよほど遠いが…。
蘆屋道満という法師陰陽師(僧形の陰陽師)も登場しましたが、
どちらかというと安倍清明のライバルっぽい役回りだったりします。
(なお、ハリーポッターの映画第一作が公開されたのもこの年。
私は覇利丸のモチーフに関連してると推測しておりますが。真相や如何に?)
そこで、仏教系に絞って情報を集めたところ、面白いことがわかりました。

1.2001年、大河ドラマの『北条時宗』放映
2.インテリア関連で禅スタイルが流行
3.臨済宗の僧侶である玄侑宗久さんが芥川賞を受賞
4.2002年1月、禅宗のお坊さんを題材にしたドラマ『ピュアラブ』放映

あと、禅語が話題になったりとか、どういうわけか、禅宗系が大ブレイク。
「北条時宗は禅宗関係ないだろう」とか言われそうなんですが、
時宗自身は禅宗に深く帰依していたそうです。
HIP-HOPブームの影響か坊主頭が流行し始めたのもこの頃。
このような状況から、○伝も影響を受けていたのではないかと推察いたしました。

…で。肝心の密教系説のほうですが、実は仰々しく関連資料を探さなくても、
歴史年表を見れば一目でわかることに最近気がつきまして。
(↑遅いよ。)
ちょうど安倍清明などの陰陽師が活躍していた平安時代に、
隆盛を極めていた仏教系流派が天台・真言の密教系。
浄土信仰が広く信仰されたのは平安末期ごろ、本格的な禅宗が日本に来たのは鎌倉時代なので、陰陽道に一番関連がありそうなものを消去法で探していくと密教系になる…というわけです。

長くなりましたが、これ以上やると『武者○伝』考察じゃなくなりそうなので(爆)、
とりあえず、武者世界第三の法術系に関しての考察はこれにて終了したいと思います。

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