「柔軟心(にゅうなんしん)」という言葉について・・・
人間関係に一番必要なものは「柔らかさ」です。
「質直(しつじき)にして心柔軟(にゅうなん)」という言葉があるそうです。
「質」とは「中身」ということ。
中身が真実だから質実であります。
「直」は「真っ直ぐ」ということ。
質実剛健で真っ直ぐであれば、心は柔らかい、というのです。
そのむかし
道元禅師という方が
宋の国に渡り修行をされて
得てきたものは
ただひとつ 柔軟心 であったといいます
柔軟心とは
やわらかいこころのことです
何物にも引っかからない
素直な心のことです
きれいな花を見たらきれいだなぁ・・・と
素直に感ずる心のことです
きゅうりにはきゅうりの良さを認め、
なすにはなすの良さを認める心です
たとえ けんかをした相手のことでも
良いところは良いと認める
大らかな心のことです
そして おかしい時には 腹の底から笑い
泣きたい時には全身で泣く
それが柔軟心です
心がやわらかいから
素直に泣けるのです
心がやわらかいのは
心が若いことです
柔軟心を持ちましょう
いつまでも心の若さを保つために・・・
角川文庫 『にんげんだもの』 相田みつを
柔軟心というのは簡単な言葉のようですが深い意味を持っています。
心の病にかかりやすい人は、硬い心を持っていることが多いように思います。
思いこみが激しかったり、なかなか気分転換ができなかったり、いやなことを忘れることができなかったり、人を恨みやすかったり、疑い深かったり・・・。
柔軟心が大事だと分かっても、簡単に硬い心が柔らかくなりません。
簡単に柔らかくなるなら悩みもなくなるわけですから・・・。
道元禅師も厳しい修行の後で身につけたものですから、私たちが簡単に得ることができるはずがありません。
でも、こうしたことを念頭において、ちょっと気をつけるだけで随分認識が変わって来るのだと思います。
「柔軟心は ほとけのこころ
ほほえみは 柔軟心に咲き
愛語は 柔軟心に実る
柔軟心は わたしたちの心中にも
豊かに埋蔵されている
わが柔軟心を 開発しよう」
「愛語」とは、相手に真実の言葉を働かせることだそうです。
愛語は柔軟な心を持たないと出て来ないと言われています。
しかも、面と向かって愛語を聞いたら、相手は顔に出して喜ぶ・・・
人の噂で褒められたりすると(面と向かってでないということ)、心からその徳に感謝するものだ、と・・・。
柔らかくて、真っ直ぐな心を持って謙虚に、自分をごまかさずに生きていきたいと思っています。
人間関係に一番必要なものは「柔らかさ」です。
「質直(しつじき)にして心柔軟(にゅうなん)」という言葉があるそうです。
「質」とは「中身」ということ。
中身が真実だから質実であります。
「直」は「真っ直ぐ」ということ。
質実剛健で真っ直ぐであれば、心は柔らかい、というのです。
そのむかし
道元禅師という方が
宋の国に渡り修行をされて
得てきたものは
ただひとつ 柔軟心 であったといいます
柔軟心とは
やわらかいこころのことです
何物にも引っかからない
素直な心のことです
きれいな花を見たらきれいだなぁ・・・と
素直に感ずる心のことです
きゅうりにはきゅうりの良さを認め、
なすにはなすの良さを認める心です
たとえ けんかをした相手のことでも
良いところは良いと認める
大らかな心のことです
そして おかしい時には 腹の底から笑い
泣きたい時には全身で泣く
それが柔軟心です
心がやわらかいから
素直に泣けるのです
心がやわらかいのは
心が若いことです
柔軟心を持ちましょう
いつまでも心の若さを保つために・・・
角川文庫 『にんげんだもの』 相田みつを
柔軟心というのは簡単な言葉のようですが深い意味を持っています。
心の病にかかりやすい人は、硬い心を持っていることが多いように思います。
思いこみが激しかったり、なかなか気分転換ができなかったり、いやなことを忘れることができなかったり、人を恨みやすかったり、疑い深かったり・・・。
柔軟心が大事だと分かっても、簡単に硬い心が柔らかくなりません。
簡単に柔らかくなるなら悩みもなくなるわけですから・・・。
道元禅師も厳しい修行の後で身につけたものですから、私たちが簡単に得ることができるはずがありません。
でも、こうしたことを念頭において、ちょっと気をつけるだけで随分認識が変わって来るのだと思います。
「柔軟心は ほとけのこころ
ほほえみは 柔軟心に咲き
愛語は 柔軟心に実る
柔軟心は わたしたちの心中にも
豊かに埋蔵されている
わが柔軟心を 開発しよう」
「愛語」とは、相手に真実の言葉を働かせることだそうです。
愛語は柔軟な心を持たないと出て来ないと言われています。
しかも、面と向かって愛語を聞いたら、相手は顔に出して喜ぶ・・・
人の噂で褒められたりすると(面と向かってでないということ)、心からその徳に感謝するものだ、と・・・。
柔らかくて、真っ直ぐな心を持って謙虚に、自分をごまかさずに生きていきたいと思っています。