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野菜・果物を長持ちさせたい!種類別おすすめ保存方法と鮮度キープのコツ

2024年06月18日 | グルメ

健康のためにたくさん食べようと、冷蔵庫にさまざまな種類の野菜・果物を常備させている人も多いのではないでしょうか。
また、野菜は価格が高騰しやすいため、なるべくまとめ買いや割引セールで購入しているという人もいます。
しかし、野菜や果物の鮮度を保つのは難しく、購入からたった1日で変色してしまったり味が落ちてしまったりするものも…
使い切れずに捨てることもあり、節約どころか無駄遣いになってしまっているとお悩みの方はいませんか?
今回は、野菜・果物を上手に保存する方法について解説しましょう。

 

■なぜ腐るの?出荷後も成長し続けるってホント?

野菜や果物が成熟する段階では、天然の植物ホルモン「エチレンガス」が放出されます。
栽培されている野菜・果物はこのエチレンガスによって生長し、実が色づいたり大きくなったりしているのです。
収穫後もエチレンガスは放出しつづけるため、スーパーに並んでいる間や冷蔵庫に入れられた後にも野菜や果物の生長を促しています。
野菜・果物の種類によっては熟成する前に収穫し、店頭に並んだ頃に食べごろを迎えるよう計算して出荷されているものも。
エチレンガスの生長促進作用は成熟した時点で止まることはなく、最終的には腐敗させてしまうほどの強い効果があります。
さらに、狭く密閉された空間では周囲の野菜・果物にもエチレンガスの作用が影響するため、冷蔵庫の中の食材が同時に腐ってしまうということも考えられるでしょう。
エチレンガスの放出量が多い野菜・果物のほか、エチレンガスの影響を受けやすい野菜・果物も腐りやすいと言えます。
これらの食材は、より鮮度を長持ちさせるために保管方法の工夫が必要です。


■腐りやすい野菜・果物って?食べきれる量を購入しよう

食品ロスを防ぐには、買いすぎないことが大切です。
腐りやすい野菜や果物は使い切れる分だけ購入し、長期間食べない場合は冷凍すると良いでしょう。
腐りやすい野菜・果物、つまりエチレンガスの放出量が多いもの、エチレンガスの影響を受けやすいものには次のような食材があります。

 

・エチレンガスが多く放出される野菜・果物
◎トマト
◎アボカド
◎りんご
◎バナナ
◎メロン

 

・エチレンガスの影響を受けやすい(感受性が強い)野菜・果物
◎じゃがいも
◎にんじん
◎ブロッコリー
◎ほうれん草
◎キウイ

エチレンガスを多く放出する食材、エチレンガスの感受性が強い食材は一緒に保管しないことが鮮度を保つ基本です。
常温保存で良いものと冷蔵保存しなければならないもので保管場所を分けたり、冷蔵庫内でも野菜室と別の棚に分けたりして収納しましょう。


■水分のバランスも鮮度を左右する

エチレンガスだけでなく、適切な水分が保たれているかどうかも野菜・果物の鮮度に関係しています。
多くの野菜・果物は90%を水分が占めており、水分が失われて乾燥することで変色やシワ、食味の変化が発生するのです。
いっぽう水分が多くなりすぎると腐敗やカビの原因になり、鮮度をキープするには保管場所の湿度が50~70%に保たれている必要があります。
また、食材の種類によって適切な湿度が変わり、葉物野菜は湿度高め、根菜類は湿度低めの環境を好みます。
ちょうど良い水分バランスを保てば、腐ったりしなびたりせずに野菜・果物を長持ちさせることができるでしょう。


■新鮮さをキープするコツは?種類別に工夫しよう!

それでは早速、野菜・果物の種類に合った保管方法を実践していきましょう。

 

・葉物野菜の場合
レタスやほうれん草などの葉物野菜は水分量をキープしたまま、通気性を確保して保管します。
まず水洗いをして虫や汚れを落とし、水分を軽く切ったらキッチンペーパーで包んでビニール袋に入れましょう。
ビニール袋には穴を開けて、冷蔵庫の野菜室で保存します。
レタスやキャベツの芯はくり抜くか、爪楊枝などを刺しておくと生長が止まり長持ちします。
生のままでは1週間程度保存できますが、食べきれない場合は冷凍するのがおすすめです。

 

・根菜類の場合
じゃがいもやにんじん、だいこんなどの根菜類は、葉物野菜や果物よりも長期間保存することができます。
新聞紙やキッチンペーパーで包み、湿度が高くなく直射日光の当たらない涼しい場所で保管しましょう。
エチレンガスの放出量が多い野菜も多いので、風通しの良い場所で他の野菜と分けて保存するのが望ましいです。
傷がつくと傷みやすくなるので、収穫や持ち運びの際は気を付けてください。

 

・果菜、果物の場合
トマトやピーマン、ナスなど、植物の実の部分を食べる野菜(果菜)はエチレンガスの影響を受けやすいです。
根菜類と分けて、冷蔵庫や野菜室で保存しましょう。
熟していないトマトはヘタを上にして、常温で保存すると追熟して甘くなります。
熟してからは冷蔵庫で保存してください。
ピーマンとナスはビニール袋に入れずに、野菜室で保存しましょう。

 

・果物の場合
りんごやバナナなど多くの果物は、エチレンガスの放出量が多いです。
ブロッコリーやキャベツなどの葉物野菜とは別の場所に保管し、できるだけ早く食べましょう。
バナナは袋から出し、房から取り外して1本ずつラップで包み、冷蔵庫で保存すると長持ちします。
冷凍するとアイスクリームやシャーベットの材料としても使えて、キレイな色をキープできるのでおすすめです。


■冷蔵庫の状態もチェック!

風通しと密閉性のバランスが取れていると、腐敗や乾燥を防ぎ野菜・果物を長持ちさせることができます。
風通しが良いとエチレンガスの影響を受けにくくなりますが、水分が蒸発して乾燥しやすくなるでしょう。
反対に、密閉性が高すぎると湿度がこもって腐敗しやすくなります。
多くの冷蔵庫では野菜室に通気孔が設けられているので、バランスの良い状態になるよう調節しましょう。
食材を収納する際に誤って触ってしまい、通気孔がしまっていることも考えられます。
時々チェックしてみてください。
また、食材がぎゅうぎゅう詰めになっていると、風通しが悪くなってしまいます。
適度なスペースが確保できるよう、買いすぎには注意しましょう。


■効果的なアイテムでさらに長持ち!

野菜や果物の鮮度を保つなら、銀イオンや抗菌剤が配合された「抗菌ラップ」がおすすめです。
腐敗菌の繁殖を抑え、食材を長持ちさせることができます。
葉物野菜は表面や切り口が乾燥しやすいので、キッチンペーパーでくるんでから空気を抜くようにしてラップで包みましょう。
ポリ袋は通気性が良いため、湿度が高いと腐りやすい根菜類などに適しています。
いっぽうビニール袋は密閉性が高いため、レタスやほうれん草などの水分が多い野菜に使うと長持ちします。
さらに吸湿性の高いセラミック製の保存容器、密閉性の高いシリコン製の保存容器、通気性・湿度調節機能のあるプラスチック製保存容器は野菜・果物の保存にも適しているアイテムです。
それぞれの食材に合わせて選べば、冷蔵庫内をスッキリさせながら鮮度をキープすることができるでしょう。


■オーガニック野菜は腐りやすい?

化学肥料や農薬を使用していないオーガニック野菜は、一般的な野菜に比べて鮮度が落ちやすいです。
今回ご紹介した保存方法を実践しても、美味しさをキープするのは難しいでしょう。
できるだけ早く食べきる、必要以上に購入しないことが大切です。
また、冷凍保存は食味が変化しやすいため、オーガニック野菜の場合は冷蔵保存が可能な期間で消費するのが望ましいと考えられます。

 

野菜や果物を長持ちさせるには、購入した時の状態をキープするのが基本です。
水分量が多い野菜は乾燥に注意し、湿度が高いと腐りやすい野菜は風通しの良い場所で保管しましょう。
ただし、使い切れる分だけ購入することが最も効果的な食品ロス対策になるかもしれません。


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