日本教育ミニネタ研究会

授業で使えるちょっとしたネタ=ミニネタを使った授業づくり、学級づくりの情報を発信します。

「不要なことはするな!その指導はなぜ必要なのか?」

2011-11-30 22:19:08 | Weblog
このテーマで12月3日は大和高田にてお話させて頂く。見渡せば「何でそんなことするの?何の意味があるの?」という指導がたくさんある。このような指導の怖いところは教師が期せずして「子どもをダメにする」何かを教えてしまっている所にある。いわゆるヒドュンカリキュラムである。たとえば何かを説明したあとに教師が発する「分かりましたか?」
これ、何?確認の発問?で、これでどうなったら子どもが「分かった」と判断するのだろう?私はここ10数年、指導局面においてこのような言葉を発したことはない。
「分かった?」という指導言に対して子どもがどう反応するのが理想なのか?その教師はそのイメージを持っているのか?

しかし今日は敢えて子どもたちに「分かった?」と言ってみた。子どもたちは当然良くない反応を示した。ここでしっかり「指導」しなければならない。その指導後、子どもたちは私の「分かった?」に対し、当初とは全く違う反応を示し続けるようになった。

さて、どのような指導をしたのか?

答えは12月3日の奈良セミナーにて!残席僅か!お急ぎ下さい!

無意味な二元論

2011-11-27 18:38:20 | Weblog
「厳しい指導がいいか?優しい指導がいいか?」「縦糸指導か?横糸指導か?」「教師主導か?子ども主体か?」などという論議をよく聞く。ひと言で言って無意味である。目の前の子どもたちの実態を見取って、一番的確な「ブレンド率」を瞬時に判断し、子どもたちの力を引き出す。いずれの両極の考えもその際に役立つ1つの選択肢に過ぎない。もっと言えば1つの教育技術などそれ単独で善し悪しを論じても何の意味も持たない。どのような状態でどの技術をどのように使うのか?またそれは何故か?これらを少なくとも学級の子どもたちへの指導について担任は瞬時に言えなければならない。
担任は目の前の子どもたちにたいしてこそプロ教師であるべきなのだ。

ゴンちゃん

2011-11-27 18:06:11 | Weblog
広島大学大学院生に澤口君がいる。数年前広島で初めて会ってから、何度もセミナーに来てくれる熱心な学生さんである。優秀な彼は来年から広島の教員になる。素晴らしい人材を広島県は獲得したのである。
彼は朴訥な風貌とは違って実にスマートで、熱い志を持っている。かつて大学生相手に40名もの参加者を集めて見事にイベントを成功させた実績を持つ。その運営たるや現役教師をも凌駕する周到さであった。
そう、彼もまた心遣いの人なのだ。会うときはいつもいつも手みやげを持ってきてくれる。セミナー後の礼節も欠かさない。律儀で礼儀正しい彼から私は多くのことを学んでいる。きっと素晴らしいご両親に育てれたのであろう。彼の後におられる面識もないご両親に思いを寄せずにはいられない。彼に出会わせて頂き、本当にありがとうございます。
すると私を支えて下さる方々とその方々を育てて下さった全ての方々に感謝せずにはいられない。自分1人などなんてちっぽけな存在だろう。
私の余生などたかが知れている。でもその間にたくさんの人に感謝し、恩返しをしなければと思う。
明日はまた27名の子どもたちが待っている。彼らとまた泥の中を這い回ろうと思う。彼らを後に見える数あまたの人たちに感謝の念を持ち続けながら。

素敵な飲み会

2011-11-27 13:39:54 | Weblog
25日にピネ亭で金学級を見学に来られた関東の先生方と合流。大好きな特製麻婆豆腐を頂く。おそらく今私が世界一美味しいと思う料理だ!
その後みなさんと心斎橋へ繰り出す。心斎橋駅で渡邉先生、広島大学の澤口さんと合流。ホテル前の「うどん居酒屋」で素敵な飲み会の始まりである!
終始教育談義である。たくさんの気づきや企画が泉のように湧き出てくる。赤坂先生と話すときに感じる「脳のフル回転」状態となる。こうなるといろんな分析やアイデアが出てくるから不思議だ。それをまさに「嵐」のごとくブレインストーミングする。これがたまらなく楽しい。
最後はコンビニで買ったビールを片手に御堂筋へ。イルミネーションはまだだけどもうクリスマスの雰囲気一杯の大阪メインストリートは素敵な「2次会」の場となった。熱心な先生方の心意気に大きな刺激を受けた!負けていられない。明日からまた泥の中をはいずり前進していこう!

渡邉・金セミナー盛況で終了

2011-11-27 13:17:57 | Weblog
11月26日、奈良にて両先生のセミナーを開催した。夏合宿以来久しぶりの事務局である。
金先生の講座。何度聞いても凄い!金先生の講座はこれで9回目になるが、1回目と9回目とは全く違った気づきがある。もし「前回と同じだ」と感じたら、それは私の中に成長がなかったという事だ。1回だけ聞いて「金実践は全て理解した。あの学級を再現できる」と思ったならそれは何と身の程知らずなことか。自分との力の差を感じ1回ずつ薄皮をはがすかのように数ミリずつ理解が深まっていく。かと思えばまた後退する。そんな気の遠くなるような僅かな前進を続けていくことでしか、私は金先生には近づけないのだと思う。
渡邉先生の講座。テーマは「七つの習慣」であるが、金先生同様毎回毎回新しいアレンジを加えて来られる。赤坂先生と同じだ。テーマや内容は同じでもそのプレゼンの進化に先生方の絶え間ない自己研鑽を感じるのだ。今回は私のブログを引用して下さった。心憎い演出である。「ああ、この方には遠くかなわないな。」と脱帽である。
私は素敵でスマートな仲間に学ばせて頂いている。何と素晴らしいことか。有り難いことか。この価値ある教育情報をたくさんの方々に知って欲しい。私は残りの人生をそのために完全燃焼させたいと心に決めた。
そしてご多忙の中、身銭を切って学びに来られたたくさんの参加者のみなさん。澄んだ綺麗な瞳で講座に集中されるみなさんのお姿を見ながら、たくさんの力を頂けました。いつもいつも本当にありがとうございます!これからも是非来て下さいね!私も全力で企画しますので!
前夜祭は心斎橋にて。当日は八木駅前で大いに盛り上がった!その中で私は「新進気鋭若手の先生方の上達論講座」開催の提案をした。そして金先生とは大阪・愛知で2講座、渡邉先生とは1月と3月に千葉で講座を開催することに決定した。こういう企画は全て飲み会の場で決まる!そして例外なくやり遂げる!素晴らしい仲間に乾杯である!
2次会から中條先生が合流。彼もまたメキメキ力をつけておられる晴らしい若手教師である。最近は関西の仲間とサークルやイベントに大忙しである。本当に嬉しいことだ!彼が来週同じく奈良でセミナーを企画される。こちらも魅力一杯!是非おいで下さい!