日本教育ミニネタ研究会

授業で使えるちょっとしたネタ=ミニネタを使った授業づくり、学級づくりの情報を発信します。

京都に向けて

2007-08-29 17:20:19 | Weblog
11月の京都での授業は今のところ理科の予定であるが、国語にしようか迷っている。野口、杉渕両氏が国語、深澤、佐藤氏が道徳であるので、私もどちらかに絞ったほうが統一性が生まれていいかなと思う。
理科→見た目の衝撃性で子どもを集中させることができる。
国語→見た目の衝撃性は理科ほど強くない。「ほおっ、そうか。」と言語レベルで
   納得させる必要があるだけに、より授業力が求められる。
個人的にはそろそろ後者のような授業を構成、展開出来なくてはと思っている。自分の授業力向上タメにはまたとない機会である。
前者ならミニネタの有効性を実証出来る。いずれにせよ問題提起を明確にして臨まなければならない。今から燃えてきた。

家族旅行2

2007-08-28 22:26:47 | Weblog
翌日は山口県・周南市に来た。私の母の郷里である。(母はこの徳山市で空襲に遭い、九死に一生を得た。疎開先で差別的な言動を受けたことなど、昔から幾度と無く聞かされた。)
この徳山沖に大津島がある。人間魚雷回天の基地があった場所だ。
この日は記念館は定休日であったが、基地跡は自由に行ける。船で30分、わたってきた。
瀬戸内は晴天のブルーを映し出し、のどかな湾港の風景を網膜に送ってくる。まさか62年前、ここで特攻の訓練が日々行われていたとは、にわかには信じがたい。
平和そうな小学校の校舎があった。グラウンドを通ると、火薬庫跡、無線室跡、士官用連絡通路などがそのまま残っていて、あのころを彷彿とさせる。
小高い丘にある記念館前の回天碑に手を合わせる。続いて回天搬送用のトンネルを抜けて発射場跡へ。映画「出口のない海」で最後に老人が海へ向かってボールを投げる、あの場所である。
相変わらずのどかな碧海にあまりにも不釣り合いな廃墟のコントラストが、言葉に出来ない寂しさを漂わせていた。
我々はこの光景から何を思うべきか・・・。

家族旅行

2007-08-28 22:15:15 | Weblog
今年は広島・呉の大和ミュージアムに行った。広島からレンタカーを借りたのだが、道がややこしく、えらく迷った。(はじめ、海上自衛隊の基地に着いてしまった。軍艦がたくさん停泊中でそれなりに収穫はあった。)
2時頃着いたがじっくり見ているととても一日では回りきれない。最後は息子達も疲れて売店へ。私も腰痛を感じながらミュージアムを出る。
続いて海軍墓地へ。「男たちのYAMATO」で鈴木京香が大和慰霊碑の前で手を合わせていたが、あそこである。炎天下なので家族は涼しい資料館へ。私は坂を上り、100は優にあるであろう慰霊碑を出来る限り回った。実際に、あるいは心の中で手を合わせながら。
お盆を過ぎていたせいもあるだろうが、荒れている慰霊碑が多かった。ボランティアの人たちが定期的に清掃などを行っているそうだ。しかし、慰霊碑によっては、もう長い間誰も来ていないんだろうなあ、と思わせるものがあり、切ない気持ちになる。倒れている花や倒れているペットボトルを立て直すことくらいしか出来なかった。何か申し訳ない気持ちで一杯になった。
私は40年生まれ。当時かなり盛んだった反戦教育を受けて来た世代である。しかし、あの戦争への評価がどうであれ、あの頃、祖国を守るために命をなげうってくれた人たちがたくさんいたことを我々は忘れてはならない。伝えていかねばならないと思う。
戦艦日向、伊勢、巡洋艦最上、航空母艦隼鷹・・・。本やプラモデルの中でしか知らなかった「あの事実」の数々がある種の迫力を持って私に迫ってくる。ほんの1時間であったが、私は何かに吸い寄せられるようにここへ来たと思った。

新潟セミナー3

2007-08-27 13:54:12 | Weblog
晩は半年ぶりに深澤先生と部屋で語り合った。その中で私はミニネタ授業を発信する意義を改めて確認させて頂いた。11月は京都で深澤先生をはじめ、幸司先生、野口先生、杉渕先生とともに飛び込み授業を行う。どう考えても実力的に「仲間外れ」の私が、名だたる先生方とともに授業する意義は何か?それは「ミニネタ」というブツがあれば、腕の未熟さはカバー出来るということを実証することである。
そうでなければ、若手に希望を持たせることは出来ない。その役割を自分は負っているのだ。
深澤先生と話し込むとあっという間に夜明けが来る。眠たい。でもそれ以上にパワーをもらえるのだ。煙草とビールの好きな深澤先生だが、どうかいつまでも元気でいて欲しいと願っている。

新潟セミナー2

2007-08-27 13:46:53 | Weblog
新潟では久々に佐藤幸司先生と桃崎先生の講座を受けた。お二人に感じるのは、情報収集力が半端ではないということである。「いつ、どこでそんなネタを???」という感じである。「アンテナを常に張り巡らせておくのです。」とよく言われるが、そのアンテナの周波数はものすごく広範囲にわたる。
特に凄いのは、1つのネタをゲット出来たら、それに関連する情報をあらゆるメディアから入手しておられることである。大いに刺激になり、学ばせて頂いた。やはり講座に出ないと分からないものがある。改めて実感した。