19歳のAさんは都内の大学に通う女性です。
東京の北のほうの都下の市に住むふつうの御嬢さんです。
ご両親のうち父親がわたしの知り合い・・・
その日ご両親は所要により出かけていました。帰宅は22時は過ぎるとのことでAさんは一人でご自宅に。
19時ぐらいに母親が作り置きしてくれていた夕食をとって、お風呂に入りリビングでのんびりしていました。
21時を過ぎたくらいにスマホで友人とチャット・・・ラインってやつですね。そこへ割り込むように電話が入りました。
番号は通知されていましたが、登録されているものではありませんでした。
まあ、携帯の番号でも地方からの着信でもないので出たところ、女性の声で「やめて・・・、もう来ないで・・・」と言って切れました。
なに??なんだ??
いきなりかかってきて気持ち悪い。間違えだと思ったのですが、なにかあるといけないので番号を確認しようと履歴を見ると・・・・無い!
急に怖くなってラインで友人のいるグループに書こうとしたのですが、それもできない・・・フリーズしているわけではないのに・・・
一度電源を落としてから立ち上げても・・・同じ。
それから1時間ほどしてご両親がそろそろ帰宅してくる時間になって、固定電話が鳴りました。
ちょっと嫌な感じがしたのですが、固定電話のなので受話器をとって「はい」といったところで
「来ないでって言ったでしょ」と・・・そして切れました。
もう怖くてしょうがなくて、家じゅうの電気をつけてテレビもすべてつけてご両親の帰宅を待ちました。
23時過ぎて・・・ご両親はまだ帰宅しません。連絡もない。
23時30分過ぎに母親からスマホに着信がありましたが、気が付かずに留守電が・・・あわてて、コールバックするも出ない。
留守電にはちょっと遅くなるのでタクシーで帰るので戸締りして寝ていなさいと・・・・
こんなときに・・・
Aさんは友人に電話して紛らわそうと友人の電話番号をタップして・・・コール音が・・・
そして、つながると「来ないでって言ったでしょ」と友人ではない声が・・・・・・
スマホを投げ捨ててソファに丸くなってご両親の帰りを待ちました。
25時過ぎにご両親が戻り、あったことを話すのですが、とりあってもらえません。
でも、ソノオカシナコトハそのときだけでした。