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ゴーゴーマシン

ゆるりと夢見る大学生・つくねのブログ。
小心者なりに日々奮闘中。
宜しければお付き合いをば。

短歌のせかい3

2012-05-25 23:49:23 | 本がすき
随分前の発掘したものもまとめて。
短歌の役割てたぶん、感情の密閉。
長期保存に適しています。


だだ漏れの恋心雨漏りをして 貴方腐らせちゃったねごめんね
もう君にこだわらないと決めてから楽しくなったのそうだ良かった
忘れててごめんとボロボロ泣きました まだ泣けたことに安堵しました

抱きついて胸うずめたい好きだって泣き喚きたい誰でも良いから
昨晩の喪服は今日の学生服 俯きがちな木蓮の花
容易くは覆らない感情論正しい誰かを好きにならない

面白いから好きってしてたけど ちゃんと傷つくようになってた
誰にでも秘密の一つあるべきで 消防士になる人の助手席
軽やかに香るシトラス制汗剤 春の終わりを認めた6月

れんあいたいしつを変換できなくて恋愛退室だなんて泣きたい
好きかもと思うこの男(ひと)八つ橋のようにくるんだ餃子を見れば
25歳童貞えがく映画観る 隣も来年映画化できる

いくつか昔のと重なってるかもどうかも。

たんかのせかい2

2011-10-21 23:10:55 | 本がすき
ちょっと短歌メモ。
時期も季節もバラバラだけど、夏のやつが多いなあ。

最近は表現欲に駆られいて そのことだけには感謝して居る
言葉尻すぼむ講師をみやりつつ昨日はごめんと嘘をつきつつ

高校生みたいだまるで星占いひとつで色めくラッキーカラー
アフリカの虫でできてる着色料いちごミルクは今日もかわいい

ひんやりと澄んだ季節が夜になるオフィス街にはスロウレイン

たんかのせかい。

2011-01-27 19:49:31 | 本がすき
まだ見てくれている方はいらっしゃるのでしょうか??

卒論をどうにかこうにか提出し、大学生としての務めを果たしてもう一週間以上。
書きたいこともあった気がするのだけど、久しぶりすぎて思い出せないです。

とりあえず、ほぼ休止同然中に書きとめていた短歌だけ載っけておきます。


ひとりでに募る不安感 満たされた君の余裕が今は恋しい
息切らし走るあの人 鳩のこと目で追うこの人お仕事まえに
朝焼けは少なくとも今日凄絶で微睡む街に硬質の朝

煮込みつつ炊き込みつつふと思うこと「料理上手なら選ばれたのかな」
慟哭は銀の詩篇の裏表紙 突きつけられた空の心臓
巻き戻すつもりで回すよオルゴール繰り返し繰り返す旋律

172センチ51キロの男憎めば星の匂いよ
ついさっき駆け込み乗車をしたばかりパンプスの紐が解けたばかり
難しい話はひとまず置いといて君の正義と私の不機嫌

執着はするよ女の性だもの恋して居ますを噤む憧れ
指先に未練6℃の五線譜を他の誰かに弾いていますか
思い出になるねパン屋も潰れたし、あんぱんも坂道も私も

他のひととお酒をのんで帰るから赤信号で試す命運
目の前の傷は触れず癒されず無性に虚しい気もする真夜中
眼鏡だけ変えてみたってあの頃の景色が見える訳でもないし

バッティングゲームを二人でしていても退屈しないくらいに仲良し
懐かしい気持でいるよ今だって酔い潰れた夜抜け出したくない
かぷかぷと一言メールでくれました どこかで笑っているクラムボン

繰り返し唱えて意味も擦り切れて∞回目は呪文のように
顔も声も会話もどうせ忘れるね薄情者の記憶にネロリを
もどかしい想いでおります気付かないふりをするのも疲れます、恋

被害者は其処彼処に俯いていて加害者は其処彼処で手招いている
幸運を北極星で呼び寄せて奇跡の瀬戸際、星に願いを
太陽と北極星で方角がわかるんだよと会いに来る男(ひと)

真夜中の国道を行く赤目の怪物 私の知らない街へ行くのね
アルコールセロリマニキュア煙草の煙 夜の終わりは彼女が知ってる
優しさをバファリンで摂取したとして半分ぽっちじゃまだまだ足りない

早い者勝ちなのね泣いた者勝ちなのね心を開いた訳じゃないのに
誰ひとりいない道路と秘密の話で始まる朝にココアを
算数は嫌いだな柿は好きだけど辞めたい気持ちで繋がるふたり


並べてみると、結構たくさんあったな!
そういえば、東京から新青森まで3時間で着くようになったらしいです。

夏に行けなかった恐山に、いよいよ行けってことかしらん。

私の360度。

2010-09-23 23:16:26 | 本がすき
先日受けた授業が、とてつもなく面白かったので、ぜひお試しをば!
韻文の授業だったのですが、英語詩の日本語訳をやったのです。

カルロス ウイリアムス作の、「This Is Just to Say」という詩です。

This Is Just to Say

I have eaten
the plums
that were in
the icebox

and which
you were probably
saving
for breakfast

Forgive me
they were delicious
so sweet
and so cold


……と、まあこんな感じなのですが。
そのまま日本語訳しちゃえば、ただのメモ書きみたいな内容。

でも、これを「詩」として訳すとしたら、どんな仕上がりになりますでしょうか?


一人称は「わたくし」か「僕」か「俺」か「私」か。相手は誰か。
言葉遣いは堅いか、それとも、フランクか。

可能性の幅が広いだけ、その訳には本人の背景が反映されると思うのです。

例えば、知り合いの男の子はお兄さんとの気軽なやりとりをイメージしたそうで。
「ごめんね、食べちゃった」の一言に、ぜんぶぜんぶを集約するかも、と言ってました。

これは、姉妹のいない私には新鮮な発想!
詩って、こういう解釈の違いが生まれるから好きです。


すごーく簡単に訳せちゃうので、良かったら挑戦してみてください。
それでもって、教えてくれたらとっても嬉しいことこの上ない。

私の訳とも突き合わせつつ、色んな話がしてみたい、なあ。
一つのものから違う気持ちを汲み取って、最後にそれを共有できたなら。

そのものは、平面上にしか存在できない文字だけど
受け取る視点は360度の自由がきくってことじゃないか。

「人間失格」

2009-06-25 23:38:10 | 本がすき
世の中は『人間失格』に共感する人としない人に二分されるらしいです。

恥ずかしながら、この歳にして初めて『人間失格』読みました。太宰。
そしたら、面白いのねーこれ。読みやすかったです。

もう他人と関わる恐怖や被害妄想で、主人公が堕ちるとこまで堕ちていく。
でも、その堕ちかたには無理がない気がして仕様がないんだよなあ。極端だけど。

わたし、案外すんなり入り込んじゃったんですが、これってやばいのかしらん。


『人間失格』が駄目派の人は、主人公に苛々してしまうらしいよ。
過度な被害妄想と、精神的な弱さと、そこからくるナルシズムが苛々だって。

それもわからなくはない。多分、主人公に苛々する人っていうのは
本質的には主人公と同じタイプ。だけど、甘えず頑張ってる人なんじゃないか。

自分が目を背けない現実から、逃げ続ける主人公に我慢ならなそう。
自分の弱さや醜悪な部分をダイレクトに見せられることでの「同属嫌悪」

逆に、この本が好きで好きで愛読書、って人は本質が違うのだと思う。
自分の醜悪さを目の当たりにせずにいられるから、何度も読めるのかも。

だからこそ、かつてない新たな価値観に感銘を受けられるんだ。


太宰はこの後すぐに自殺をしたから、世間一般ではこれは遺書らしい。
だけれど、聞いた話では太宰は「語り」と「騙り」の作家だそうで。

どこまでが彼の本音かなんて、そんなことわかったもんじゃない。


被害妄想は果たして精神異常なのでしょうか。だって、誰にだってあるでしょう。

「こんな悩みは、器械体操をすればなおる」

とか言って、人間失格を批判したのは三島由紀夫らしいけど
そう言った彼だって、結局は太宰が好きだったんだと思うよ。

だって、『仮面の告白』は『人間失格』を意識しているらしいし
本人にまで直接「嫌いだ」とか言いに行ってるんだから。


本を書いた太宰治は入水自殺。
批判をした三島由紀夫は割腹自殺。

共感しても批判しても、結局はバッドエンドの現実!!!!!
きっと、適度に感銘をうけるのがよろしい。

歩道橋ってロマン。

2008-07-08 22:38:29 | 本がすき
歩道橋にずらりと、高校生くらいの男の子が7・8人並んでいるのを見かけました。
皆それぞれ、ぼーっとしたり寄りかかったりしながら、アイスとか食べてました。

制服と歩道橋って、なかなか画になるじゃないか!!

なんとも忘れ難い、甘酸っぱい感じの光景。
全員男の子、っていうのがまた良かったのかもなぁ。


男の子達が主人公の物語は開放的だけれど
女の子達が主人公の物語は閉鎖的になりがちだ。

そういう話を授業で聞いて、女の子馬鹿にすんなーって思ったけど
うん、今となってはちょっとわかるかも。

確かに、女の子達が主人公の物語って、秘密めいてるの多い気がする。
「青年のための読書クラブ」然り「少女には向かない職業」然り。

私はそういうの、結構好きだけどね。

リトルプレス。

2008-06-22 13:19:07 | 本がすき
ふと思ったのですが。

「大家(つくね)のこと、現実には知らないけどブログ読んでるよ」
って方とか、いらっしゃるんですかねぇ……??

一応、私のこと知らなくてもわかるように文章書こうとは心がけてるんですけど
やっぱりわかりにくいのかな。時々内輪ネタ書いちゃうしなぁ……。

もしもし見てる方いらっしゃいましたら、わかりにくい時言って下さいませね。
一応、そういう勉強も兼ねてブログやってるんですよー。


どうしてそんなことを突然言い始めたのか、っていいますと
第三者向け文章を書かねばならない時が、いよいよやってきたってことなのです。

リトルプレス 作ります。

ちっちゃいちっちゃい自費出版みたいなもんです。30ページくらいの。
文学フリーマーケットとかで売ることになるかな。

出版社志望なものですから、学生時代にそういう経験をしておきたくてですね。
現在、大学に提出する、活動企画書を書いてます。
これに認められると、最大20万円の支援金がもらえちゃう、オイシイ話。

美術サークル所属の子と一緒につくるので、絵とか写真と文章をくっつけて
「色」をテーマにしてみようか、という流れです。小説ではありません。

どんなものが出来るのか、未知数すぎて恐ろしいですが
やれるとこまでやってみよう、そんな気持ちでいっぱいです。

書けない理由。

2008-04-30 01:03:24 | 本がすき
小説を書くゼミに所属しているのだから、そりゃあ小説を書かねばなりません。
それは重々承知の上で、どうしても書けなくなることだってあります。


今まで読者としても思ってたけど、書いてみてもっと思うこと。
小説にもやっぱり、横の広がりと奥の広がりがあるということ。


横の広がりは、ストーリーの緻密性や、キャラクターとかの構想で決まる。
小説の世界が、その紙の束だけに収まらないだけの設定がつくれるか否か。

奥の広がりは、書き手の知性や人格で決まる。
小説の深みは、書き手の深み。知性のない人間に知性のあるものは書けない。


私にはとにかく知識が足りない。
それは常識であったり、思考体系であったり、表現の技法であったり。


如何に怠惰に生きてきたのか。手を伸ばせば届く距離の知識に見向きもせずに。


薄っぺらいものしか書けないってことは、私が薄っぺらいということで。
原稿用紙に浮いてくるのはストーリーというより人間性。



これだから、嫌なんだ。

星の数ほど。

2008-04-06 01:34:27 | 本がすき
ある雑誌で、作家さんが自分に影響を与えた本を100冊挙げていた。
私には、到底挙げることのできない数だった。

いつもお勧めの本を聞かれると困ってしまう。
面白い本はいっぱいある、けども、「これぞ」と心に決めた本は、ほとんどない。

かもしれないから。

だから私には、100冊挙げるなんて到底無理な話なのだ。



ところが。本屋の棚で100冊数えてみると、その何と少なく見えることか。
それでも私は、たったそれだけさえも口にすることができないのだ。


100冊の本を挙げるには、一体何冊の本を読めばいいのか。


それは一体、世界中の本の 何分の一 なのか。

青年のための読書クラブ

2007-08-22 12:44:17 | 本がすき
「本が好き」のカテゴリが0で寂しいので、今日は本のお話でも…。笑。

あたしは本を買うなら断固ハードカバー派です。そもそも本を本棚に挿すこと自体が楽しくて仕方ないので、挿すならやっぱりハードカバー!!高くったって関係なし。背表紙にも個性があるとこが、本棚を見たときにまたいい

そんなわけで、かなり見目にとらわれて本を買います。逆に同じ作家さんの本を続けて読むことは稀。本屋をほっつき歩いて、目があった本を買うっていう…。笑。そして、そんな私が最近ばっちし目があってしまったのが…


青年のための読書クラブ 著:桜庭一樹

うすいミントグリーンに立ち並ぶシルエット。女子校が舞台なだけあって、なかなかに綺麗な装飾です早速購入して読んでみました。で、感想。

まず、本全体の形式がおもしろかったです。舞台は名門女子校「聖マリアナ学園」、そしてその学園に代々ひっそりと存在する「読書クラブ」。オムニバス形式なのですが、各話毎に時代が違います。1919年から2019年までの「聖マリアナ学園」を「読書クラブ」を通じておっていく感じですね。

だから当然登場人物も総入れ替えなんですが、読書クラブ自体が学園のはみ出し者が集まるクラブなので、クラブ員にもどこか通じるものがあります。
一方の学園全体はというと、流石にかなりのお嬢様学校なだけあって、いつの時代も外の世界とは何となく切り離されている様子。美しいものにだけ憧れる女の子たちがふわふわと生活しています。ただ、その中にも微妙に時代は入り込んでいて、時代ごとにそれを感じ取れる辺りも中々面白かったです。

もうほんとに「ごきげんよう」の世界(お昼の小堺さんの番組に非ず)
王子様を求めてしまう心理。綺麗なものしか受けつけない無邪気な残酷さ。こっそりと忍ばせるプライドや野心。フランス文学。孤独や不良への反発と憧れ。

実際はそんなことないと知りつつも私たちが想像してしまう女子校の世界が、ばっちりと描写されてました。桜庭一樹さんって実は女性なんですよね。確かにこの世界は女性にしか描けないんじゃないでしょーか。
うずまく権力闘争も、大衆の熱狂と冷めた時の冷遇の格差も、全てがクリーム色の制服に包まれてしまっている感じがなんとも言えませんでした。


感動大作ではないものの、娯楽ものとしては一読の価値ありかと。
「女の子」の新しいようで、実は本質的な一面が垣間見れます。笑。