『継国さん。』第弐話:ネガ
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『月の都 太陽の檻』
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【粗筋】
夏も終わりに近付くある日、縁壱は、胡蝶姉妹に誘われキャンプに行くことに。
継国山の裏手の瀞峡は、渓谷も深く、今ではアクティビティに溢れる自然豊かな場所だ。
まるで妹二人にせがまれたが如く了承せざるを得なかった縁壱だったが、毎年この時期に継国神社を訪れる『彼女』の顔を見た時、一抹の不安に襲われる。
『彼女』の毎年の訪問は、決して偶然ではなかったのだ――――。
数日後、京でのとある会合から戻った巌勝は、古書堂前に佇む『依頼主』の有り体に絶句した。
話を聞くまでもなく、その者の様子に依頼を受けざるを得なかった巌勝は、早速自力で解明に乗り出すが…。
果たしてこれも、『手鞠唄』の子供の導きなのか――――?
同じ時。
行冥は、継国川で一人の女性の遺体を引き上げたのだった…。
【注意】
こちらの作品は、継国兄弟を中心に独自設定で進みます。
全章通して、キャラ達の心情を読み解くのに原作一読推奨していますが、双子救済色強め(章が進むにつれ割と甘々)な、双子にとって優しい世界です。
何より、柱達の設定がフリーダム。
鬼殺隊至上主義の皆様、双子愛妄想が苦手な皆様には大変申し訳なく。ブラウザバックを推奨いたします。
本作品では、どちらかというと鬼愛が強いです。
【呟き】
戦国時代が一段落着いて余裕が出てきたので、二人の噛み合いそうで噛み合わないw、だけどやっぱり双子なんだね。
と言う、すったもんだが描きたくなりました。
罪を許され生まれ変わった巌勝さんと、兄上がやっぱり大好きな縁壱さんとのあり得ない日常。
不思議なお話に絡めて紡いでいけたらと思います。
二人の性格が性格なので、毎回、ドタバタするほど騒ぐには至らないようですが、日を追う毎に、二人の関係にも変化が訪れて…。
次第に、あの頃とは違った未来を紡ぎ始めます。
やがて二人は、大きな渦に巻き込まれ…。
一体どんな結末を、選び取るのか。
どうぞ長い目で、見守ってやって下さい。
では!
ごゆるりとどうぞ~♪