

東海、北陸、近畿、中国地区の2歳馬によって争われる地方交流重賞「ゴールドウイング賞(SPⅠ)」。
毎年恒例、名古屋競馬で行われる年度最初の2歳重賞です。
昨年は、ワイティタッチ号が見事優勝。
彼の今年の東海公営のクラシック戦線での活躍は記憶に新しいですが、このレースはそれを十分に予感させてくれるレースでした。
なおそのレースでは、ワイティタッチに跨った14年目の名古屋の中堅ジョッキー尾崎章生騎手が、自身初の重賞タイトルを手にしたレース。
今年も、いまだタイトルの無い若手山本茜ジョッキーが有力馬ビガール号に跨ります。
名古屋のトップジョッキーが跨るライバル馬達の厳しい包囲網をかいくぐって、真っ先にゴール板を走り抜けることができるのか?ということも、このレースの興味のひとつとなるでしょう。
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「第46回 ゴールドウイング賞(SPⅠ)」(2歳)ダ1600m右
1-01 ミスサクラ (牝2)小山信54 <愛知>
2-02 オグリハリウッド (牡2)筒井勇55 <笠松>
3-03 イーストミー (牝2)大畑雅54 <愛知>
4-04 オグリオトメ (牝2)大塚研54 <笠松>
5-05 アイドルメンバー (牡2)清家義55 <笠松>
5-06 オグリマンディ (牝2)阪上忠54 <笠松>
6-07 デンコウロブスト (牡2)吉田稔55 <笠松>
6-08 キャッチドリーマー (牡2)児島真55 <愛知>
7-09 デンコウドウテツ (牡2)尾島徹55 <笠松>
7-10 ビガール (牝2)山本茜54 <愛知>
8-11 ケイアイシアトル (牝2)竹下太54 <愛知>
8-12 アジュディサクセス (牝2)岡部誠54 <愛知>
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見ての通り、今年は他地区からの参戦はなく、東海公営同士だけの戦いとなりました。
となれば、これまでの戦績から比較的予想はしやすいのかも知れません。
が、しかし、何と言ってもまだまだ気性も幼い2歳馬。
本格的な成長もこれからでしょうし、北海道の2歳戦同様に荒れることも十分に考えられるレースでしょう。
これまでの実績、レース振りから一応予想はしますが、馬券を買うとなれば少々リスクを負って買ってみても面白いかも?
<私の予想>
◎ ⑩ビガール
○ ⑫アジュディサクセス
▲ ⑨デンコウドウテツ
△ ⑦デンコウロブスト
× ⑧キャッチドリーマー
まずこの時期に勝ち上がってくるような馬の中で素質を感じるような馬は、だいたいこれまでの時期というのはスピード能力の差で先行しそのまま逃げ切ってしまうことが多いです。
印をつけた○アジュディサクセス、▲デンコウドウテツ、△デンコウロブスト、×キャッチドリーマーはその典型。
これまで彼らが勝ったレース(連対したレース)は、全て逃げ切り勝ちです。
能力だけで言ったら、この4頭はすでに来年のクラシック戦線での活躍を約束されているようなものなのかも知れません。
さらに現在の名古屋競馬場の馬場は、見る限りずっと先行有利。
よほどの能力差のない限り、一気のまくり勝ちを決めることは至難の業のように見えます。
このレースも前に行ける馬がそのまま押し切る展開になる可能性は大きいでしょうか?
しかしただ一頭、私の印の中で◎ビガールだけは、これまで最後の脚に賭けるレースをして勝ってきています。
一見バイアス的な視点から見れば、この馬が不利なことは間違いないのかも知れません。
ただ私がこの馬を本命に推す理由は、その完成度。
新馬戦から見ているのですが、一貫して主戦の山本茜騎手は競馬を覚えさせることに主眼を置いたレース運びをしていたように思います。
前走の2着は一見下手乗り?なのかも知れませんが、見方を変えれば”脚を計ることができた”とも考えられます。
このレースは、どの馬もマイル戦(1600m戦)は初めてのレース。
早々にデビューを果たした2歳馬同士なら、毎年そろそろこの辺りから能力だけでは決まらないレースになってくるような過渡期の時期です。
実際勝てるかとなると、山本茜騎手の腕次第ということになってくるでしょうが、いくら先行有利の馬場状態とはいえ、仕掛けどころさえ間違えず、その完成度の高さを生かして自在に馬を操ることができれば決して勝ち切れない相手ではないでしょう。
これまでの経緯から考えれば、一番崩れが考えにくい馬はこの馬と考えます。
これだけ有力馬に先行馬ばかりが揃っているということも加味して考えれば、経験の少ない若手ジョッキーといえども、比較的戦いやすい展開(前だけ見ていれば良い)とも思えます。
難しいけれど、考えることは単純だから。
ただ、相手は強力な素質馬、そして百戦錬磨のトップジョッキー達。
決して楽にはレースをさせてはもらえません。
特に前走のように厳しいマークをされて仕掛けが遅れたり、逆に仕方なく大外を回されたりしたならば、今の馬場状態では差し遅れてしまうでしょう。
それでも現在、何かと外野から注目を集める山本茜騎手。
こういう時こそ、彼女のその”向こう気の強さ”や”負けず嫌いぶり”がレースで良い方向に発揮されるような気がするのですが。。。
「彼女の最大の長所は、肝心カナメの大事な所で我慢できること」
私の頭に残っている言葉です。
ここは、仕掛けどころだけに集中すべきレース、そして馬。
それで負けたら仕方ないと割り切ることもできるでしょう。
だから脚質から考えても、この馬と山本茜騎手とのコンビは相性が良いと思えるのです。
でも、これらはあくまでも予想。
能力だけで○印以下4頭の勝負になっても何ら不思議はありません。
馬券を考えるならば、あとは買い目でリスクマネージメントをしていくしかないでしょう。
馬連 ⑩ - (⑦、⑨、⑫) 以上3点
馬単 ⑩ → (⑦、⑨、⑫)
⑫ → (⑦、⑨、⑩) 以上6点
3連複 (⑩、⑫) → (⑦、⑧、⑨) 以上3点
3連単 (⑩、⑫)
↓
(⑦、⑨、⑩、⑫)
↓
(⑦、⑧、⑨、⑫) 以上16点
券種はひとつに絞った方が良いでしょう。
3連単も、頭を1頭に絞れば厚く買えます。
私は。。。。。う~ん???
やはりここは、リスクを最小限に抑えるべきレースでしょうね。
なら、3連複BOX・・・・・、え゛っ!?(笑)
それでは、また。
<P.S.>
他人の意見ばかり気にしてはいけませんよ(笑)。
ぜひ、最良の選択を。。。
GOOD LUCK!