
ゾーンとは。
まあ一種の催眠状態のようなものといえるか。
ものすごく集中力がある状態。
それをフローの状態という。
スポーツ選手など、ある程度高い競技能力があれば、そんなとき奇跡のような信じられない大活躍を見せることもある。
この本は、それを論理的に解明し、個人のスキルのひとつとして活かそうというのである。
(フローの状態については、以前セントレア様のブログにも詳しく書かれていた。)
記憶を辿れば自分自身も、思えば30近くまで長く競技をやっていたからして、何度かそういった状態になったことも少なからず経験している。
また、大学の専攻もこれに近いことを学んでいたからか、このテの話は大好物なのだ。
とはいえ、そういった状態に自らなれるようなスキルは、残念ながら持ち合わせていない。
集中が大切とは分かっていても、なかなかしようと思ってできるものではない。
ただ、この本のような論理的な解説はできなくとも、長く生きている分だけの自分なりにそれなりの持ってきかたはあるようだ。
自らの経験則のようなものか。
ただ、集中しやすいとは大きな武器になるだろうが、それをマネージメントできなければ、単にアブない人なだけだ。
まわりに対して無敵なのだから、ある意味”イッちゃっている”状態ということだ。
普通の人は、まず初めにそう思われたくないという自意識過剰な心理が働くから、イザという時にも余計に集中力を欠いてしまうことも多い。
やはり、「ゾーンに入る技術」はスポーツ選手や単純労働に従事している人、創作活動で生計を立てているアーチストなどに有効なスキルであろう。
まさか病院の先生や学校の教師などが、診療中や授業中に”ゾーン”に入っていたら、少し怖い気もするし。。。(笑)
特にサービス業の一般人が仕事に必要とするのは、それよりも客観視する能力や柔軟な判断力、決断力などの方がよほど重要なスキルのように思う。
そう思うと、いまや自分のような人間には、この本は全くの無用の長物なのかも知れない。
ただ、仕事に活きることは少なくとも、せめてゴルフで・・・・・(笑)。
一度はそんな集中力でラウンドしてみたいものである。
セントレアさまのブログはコメント承認制にされたのですね。
当方、調子といえば・・・良いのは馬券くらいでしょうか。
相変わらず、体調の方は持病を含め万全ということはまずありませんね。(笑)
ただ、何か楽しめるものがあると気持ちも違います。
やはり人生には、なにか没頭できるものが必要だとつくづく感じますね。