

変則の2週間に渡って行われた名古屋開催、パールシリーズも終わりました。
大井競馬場では、地方競馬最高峰の戦い「帝王賞」も行われ、地方競馬ファンにとっては十分に楽しめた週ではなかったでしょうか。
ここ数日、個人的にもいろいろあって、私にとっては長く感じられた2週間でした。
今シリーズは名古屋競馬期待の女性ジョッキー山本茜騎手が約1ヶ月ぶりに復帰したシリーズでありましたが、ふと世界の競馬に目を向けてみれば、なんと北米カナダでは25歳のエマ・ジェイン・ウィルソンという女性見習いジョッキーが、カナダのクラシック最高峰のレース「第148回 クイーンズプレート」を制したという話題がありました。
サイト「サンスポCOM.」より
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”史上初の快挙!女性騎手のウィルソンがカナダ版ダービー制覇”



わずか25歳の彼女。
2005年には見習い騎手として180勝を挙げ、カナダのウッドバイン競馬場のリーディングに輝き、同競馬場にて創設以来50年間で女性騎手として初の最優秀騎手に選出。
またそれは、全米でも獲得賞金8億円オーバーの第28位にランクされるという凄まじさだったということです。
その年、アメリカのエクリプス賞にあたる「ソブリン賞」(見習い騎手賞)を受賞するなど、その活躍は今や北米では知らぬ者はいないほどだとか。
その鮮烈な出現から翌年の2006年も同じく競馬場リーディングに輝くなど大活躍をし、そして先日、とうとう「クイーンズプレート」制覇までをも達成してしまったということなのです。
これも148回を数える伝統のこのレース史上の中で、女性騎手として初の快挙だとか。
初、初、初・・・・・。
それは想像以上に大変なことでしょう。
もちろん、競馬と言うのは馬が走るのですから、強い馬に乗せてもらえるほどの信頼、また政治力などにも優れていると言うことなのでしょうが、とはいえ、それにしても”ホンモノの腕”がなければ、年間でこれだけの勝利数を挙げることは無理でありましょう。
このレースに関しても、騎乗していた馬(マイクフォックス号)は単勝16倍以上の人気薄であったということです。
彼女は一体どんな騎乗をするのか、一度見てみたいものですね。


ちなみに日本という国の名古屋競馬場では毎日、山本茜という女性騎手の素晴らしい騎乗が当たり前のように見られます。
これはもしかしたら、貴重なことなのカモ?(笑)
カナダの競馬マニアが、日本の女性騎手の活躍をパソコン検索したのなら、きっと宮下瞳騎手と山本茜騎手の名前に出会うことでしょう?(笑)
”ジャパニーズ、グレートウーマンジョッキー、ミテミタイデス”
”ヒトミ、アカネ、ドコニイルノデスカ?”
”ナゴヤケイバ? ドコデショーカネ? イッテミタイデ~ス!”
そんなまさか・・・・・ね。(笑)
でも、どこの世界に行っても活躍してくれそうな期待感を持たせてくれるのが山本茜というジョッキー。
今や、いつも名古屋ではファンを唸らせる素晴らしい騎乗を見せてくれているのも事実。
まだまだ一流には程遠い騎乗技術なのかも知れませんが、何か毎回キラリと光るものを感じます。
あと、足りないものは・・・・・?

もしどんなカテゴリーのスポーツであっても、心、技、体、の充実というアスリートの一流になる条件があるとすれば、現代の日本で一番育てられにくいのが”心”の部分であるように思います。
これは私の勝手な見解ですが。。。。。
山本茜という騎手には、その一番難しい”心”の部分に、とてつもない魅力を感じさせるのです。
ほとんど毎週見ているのですから、それはたぶん???
・・・・・たぶん!?間違いのないところです。(笑)
人に持って生まれた”徳”みたいなものがあるとするなら。。。。。
宮下瞳騎手が、近くにいる周りの人や事象を明るく照らす暖かい光であるなら、山本茜騎手は灯台の光のような素質を感じます。
遥か遠く広い世界から注目を集めるような資質、とでも言いましょうか?
それはきっと彼女の見つめる先が、もっとずっと先にあるように感じるからなのかも知れません。
でもたまには、近くも見てね!?(笑)
ドンコのファンも忘れずに。。。。。お願いしま~す。
なんちって・・・・・。

ところで、カナダのエマ騎手、こんなに勝っているのにまだ見習い騎手なのでしょうか?
カナダの騎手の見習い解除条件って、どうなっているのだろう?
それでは、また。
