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支流からの眺め

生物兵器の再考

 武漢コロナウイルスの流行は収まりつつある今、2020年4月のBlogでも述べたように、ウイルスではなく人間の生物兵器としての特性を再考したい。
 https://blog.goo.ne.jp/tributary/e/82fc0bcdc251a171c0b89609e8516eaa

 自分の住む地域の近くに、他の民族(人種や血族も含む)が住み始めた状況を想定する。彼らは、そこで独自の生活習慣をもった集団を展開する。初めは低姿勢かもしれない。しかし、徐々に周囲に対して物理的・心理的圧迫を加え、権利を主張し始める。その勢いは、人口爆発を伴えば更に強力となる。この状況に周囲は抵抗するが、最後には屈服させられてしまう。

 歴史上も、移民や流民の侵入、民族の大移動で大国が滅んだ。大国が小国を併呑するときは、もっと露骨で強引な暴力的手法を使う。力の均衡した関係では、まずは珍品・金品を供して懐柔し、文化を浸透させ、やがてその社会の権力構造に入り込み、要人の籠絡、内乱の誘発などで国を弱体化させて切り崩す。このような企てを謀る人間こそ、究極の生物兵器である。

 スパイや諜報部員は、この究極の生物兵器であろう。この手法を社会の多方面で、多人数で時間をかけて行うのが、浸透(侵蝕)工作である。公に資金援助や利益供与を行い(その方が警戒心を持たれない)、政治・経済・文化の広きにわたり、濃密な個人的交流を通して相互依存を深める。その人脈や金脈で自国に有利な政策に誘導し、武器で戦わずして勝利するのである。
  
 過去にわが国を襲った究極の生物兵器の例は、16世紀のキリスト教徒であろう。最近では、近隣のアジア諸国から多数の人間が日本を訪れている。それら外国人が様々な局面で日本人と深い人的関係を築き上げ、国民に準じた権利(土地の所有権や永住権、選挙権など)を享受している。これが浸透工作の一環であったとすれば、お人好し日本の未来はどうなるのか?

 ちなみに、巨大人口の支那大陸ではこの生物兵器が多用されてきた。隋や唐は北方民族であり、清も満州族の国家であった。しかし、徐々に漢民族に侵食されて滅んだ。満州族は朝鮮戦争の矢面に立たされて、満州文字と共に消滅し、今や満州は漢民族の支配する所となった。現代では、大陸の奥地で大国が小国を侵す手法で、強引な民族浄化が進んでいる。

 この勢いが日本列島に押し寄せる危険は高い。その危険は、十年、二十年の単位ではなく、百年、二百年の単位で考えなくてはならない。西暦2500年頃には、日本列島の住民は漢民族となっているかもしれないのである。世界各地に中華街がある。漢民族の逞しさ、生存力の強さは称賛すべきであろう。しかし、その被害者、餌食にはなりたくない。

 人間は究極の生物兵器となりえる。この兵器を防ぐには、海などの物理的障壁だけでは不十分である。国家としては、強固な法的障壁を設けるのが必須である。

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