夕方 裏口を開けたばあちゃん
「あぁ~~~ビックリした!」って素っ頓狂な声をあげた。
近所のゆうちゃんがすぐ前に立ってたから・・・
ドンが大好きなゆうちゃん 時々遊びに来るんだけど
中の連中が ワンコラらっしゃいらっしゃいって言ったもんだから
「ワンワン抱っこしたい!」が始まった。
夕食の支度をしてる時だったので、遊べないし
気を紛らわせるためにお芋さんのケーキを一切れあげた。
食べながらわんこから手を離さない。
一度は抱っこさせないとあきらめないので 夢子を抱かせた。
裏口は狭いのでいつものように前で遊んでると思ったら・・・いない
まさか?誘拐か
抱っこして家に連れて帰ってた。
玄関のドアの前に夢子を抱いたままつくまんで
「一緒にお家に入るの じいちゃんドア開けて」
じいちゃん前で困ってるし・・・
「夢ちゃんお家に帰りたいっていってるよ」
「そんなん いうてない」
なだめてもすかしても ゆうちゃんかたくなに「やん」「やーだぁ」
夢子もどうされても平気で身体を任せきってるし
わんこに触るのを「やん!」って言ってたゆうちゃん すっかり上手に抱っこできるようになったなぁ~と思ったり。
まあ しばらく任せててもだいじょうぶでしょって 帰ってきた。
思ったより早く5分くらいすると
じいちゃんに付き添われ 夢子を返却しに来てくれたけど・・
交換条件つき
「お芋のケーキちょうだい」
ハイハイ 美味しかったのね~と
大きな一切れと夢子 めでたく交換の交渉成立となりました。
夢子はそんな交渉人の苦労を知らず何事もなかったように普通
ジャスミンの花飾りをつけてるので 半年くらい前のゆうちゃん
この頃はまだ上手に抱っこできなかった
今や やすやすと誘拐できるようになるとは・・・