7月8日(火) はれ 旅85日目
【ルート】豊岡市―京丹後市―与謝野町―宮津市―舞鶴市
AM3:00起床 時計を見るとまだ早いなぁとも思ったが、再度眠ることも出来そうになかった。思い切って起きて溜まったブログを更新した。
昨夜一杯飲みながら、台風8号の進路や今後の梅雨前線の影響などを考えていた。
結論から言うと北海道へ逃げることに決めた。
先に北海道を回って、またこの場所へフェリーで戻り、北陸、東北と回って群馬へ戻れば概ね一周した格好は着く。
また、夏休み前の混雑していない時の北海道も魅力だ。季節的にもバッチリかもしれない。
往復のフェリー代が余計な出費となるが、梅雨で宿泊まりが増えれば同じことだ。
調べたらここから舞鶴までは約100km。そこに今日中に行ければ小樽行のフェリーに乗れる。台風で欠航したら、意味がなくなる。
この距離はまだ走ったことは無いが、出航は夜なのでトラブルが無ければ、何とか勝算はあるやってみることにした。
AM8:00にチェックアウト。R178とR312が重複した区間を走る。
舞鶴まで105kmの表示がでた。
アップダウンの事も想定して、気合を入れて漕がなくては・・・。
そんな時に限って天は試練を与えてくれる。今度は後輪のパンクだ。
釣り針状の金属が刺さっていた。
峠道の切通しの登り途中なので、スペースが無い。空気を入れて移動を試みるが、穴が大きいのかすぐに抜けてしまう。
重い荷物のまま転がせば、チューブどころかタイヤもダメにしてしまう。
リスクはあるがこの場での交換を決めた。
外したバックを数メーター手前から並べて、車に存在をアピールし、車輪だけ外して安全な場所で作業した。事なきを得た。
最初のパンクが数日前の松江だった。その時は4350kmだった。今回はそれからまだ230kmしか走ってない。極端すぎる。
梅雨前線は関東地方に北上して、台風8号はまだ沖縄だ。
この辺りは青空で、強烈な日差しが照り付ける。
道路わきの温度計も32℃を表示していた。南からの湿った空気と路面からの反射熱で、サイクリングにはお世辞でも適しているとは言えない。(笑)
国道を逸れると天橋立に続くCRが整備されていた。車の心配もないし。この区間は気持ちいいと感じた。
松林の長さは対岸まで3.5km位だそうだ。レンタサイクルのお店がたくさんあった。
ここは走るというよりも対岸の山の展望台から見下ろすのが定番だ。
この先舞鶴までの25kmを考えると、ためらってしまった。
出発してから3か月、自宅に用意しておいた旅の物資を補給する為、通過予定ルート上にあった宮津郵便局に立ち寄った。
妻に頼んで局留めで送っておいてもらった。
知人のU野さんは私の出発日を知らなかったので、その翌日に自宅にお守りを持ってきてくれたのだった。
3か月が過ぎてしまったが、京都のこの地でありがたく受け取ることが出来た。感謝。
この港にも素晴らしい赤れんが倉庫群が保存されていた。
港は大きな造船所があり、それと同じくらいのスペースを海上自衛隊の船が沢山停泊していた。
FTには18:30頃着いた。手続きを済ませてから今朝のパンクの穴にパッチを貼った。
彼は2週間前に自宅を出発。しまなみ海道・熊本の阿蘇を走って山陰道を北上中。北海道をめざしている。
やはり彼も台風を避けるため、小樽行を決めたと言った。
彼はバイクにこだわって、車輪径を700Cサイズにしてスピードを優先させていた。多い日は140km走る高速ツアラーだ。日が長いので日没まで走っているらしい。
その時間は私は酩酊状態だよ。と言ったら笑っていた。
軽量化の為、テントは持たず宿泊はネットカフェ、道の駅などの屋根の下が多いと言っていた。
今夜の寝床は船の中だ。一番安いツーリストAという船室で申し込んだ。料金は9,750円。小樽まで運んでくれて、寝泊まりできる。時間のある人には船旅はお得だ。
走行距離 93.06km
飲食費 3,493円(2日分)
フェリー代 12,450円(自転車込)
宿泊地 新日本海フェリー「あかしあ」ツーリストA船室
車もそうですが、新しいタイヤだと路面異物を拾ってもパンクしないのですが、古くなるとちょっとした破片でもパンクしてしまいます、良く考えると人間もそうですね!!私も良くパンクしてます!
舞鶴から北海道は、想定できなかったですね、ウルトラCですね。
今頃の北海道は湿度が低く走り易いと思います。
舞鶴港は、古くから日本海対岸に睨みを効かせた軍港で非常に重要な場所です。
景色も良いのですが、夜だったのですね。
本日の朝、長野で土砂崩れで災害が発生しましたので、今回の判断は「大正解」と思います。
以上。
バタフライ爺
これからの季節、酷暑がきてしまうので、北海道1周を終えたら一度群馬に戻ってきたほうがいいと思います。高校生だって部活でバタバタ倒れる季節・・・私たちの年だと真夏に自転車はとっても体に悪いと思います。1カ月位群馬に戻り、この旅の自費出版の構想を考えてみませんか?私の知り合いは、何冊も出版してますよ。自転車旅の人口は多そうだし・・・とよ太さんの出発準備から失敗・出会い・苦労・笑い話までとても参考になり、心温かくなり、景色も最高なので、読む人をワクワクさせてくれるいい本ができると思います。今後の旅人に旅のアドバイスができるといいですよね。そんな目的をもって旅をするなら、みんなが羨むいい時期が一番、やっぱり、旅はいい時期に楽しんだほうがいいです。虫・台風・猛暑などなどと悪戦苦闘しながらの旅なんて楽しいのかなぁ なんて思ってしまいます。(ごめんなさい)
上越と東北は9月頃から周るなんてどうですか?なんて勝手なことを提案してますが、本当に真夏は避けてほしいと願ってます。
そうそう、とよ太さんの本が出版されたら書店で買うので是非サインください。だから、8月はサインの練習もしておいてください。
構想だけで終わってしまうかもしれませんが、それでも楽しいと思います。私は出版されるかもわからない本を勝手に楽しみにしてます。(笑)
今度は、12日から仲間と6人で新潟港から再度北海道の山へ行きます。どこかで会えるといいですね。
自転車で一周するだけでなく、観光や登山も組み入れて計画されたらいかがですか?14日ニペソツ山。15日大雪山花めぐり。17日天塩岳。18日富良野岳へ登ります。
自転車は、気象条件に左右されますから、お天気の悪い時は無理をしないでゆっくり休んでください。
そうですね。確かに摩耗すると拾いやすくなるでしょうね。
でも「運」もかなりあると思います。
以前納車されたばかりの250ccで、近所のダートを走ったら後輪がパンクしました。納車後数時間の出来事でした。(笑)
3か月も時間に縛りの無い生活になっていると、たまに乗船時間などという事だけでも、ペースが乱されてしまいます。社会復帰が危ぶまれます。
本の出版の勧めありがとうございます。でもこのブログで十分です。紙に残せるほどの旅の内容ではないですよ。本気で自転車旅を知りたい方に対して、アドバイス的な事が何一つありません。晩酌旅重視の方になら少しは・・・。
宮之浦岳のコメントあたりから並の人ではないなと思い、もしやと母に聞きました。やはり・・・。
いつも心配していただきありがとうございます。
先日母も北海道の朝日岳や駒ヶ岳を歩いて来たようです。 シレトコスミレ さんの山行かと聞いたら、初級の歩きなので彼女はいないよ、と。
>羅臼岳から硫黄山まで、山中テント泊でしたが、シレトコスミレに会えたり、国後島・歯舞島などの展望を楽しみ、カムイワッカ湯の滝へ下山しました
やはりハイレベルの山行ですね。さすがです。重い一眼を担ぎ上げて、気に入った写真が撮れましたか?またカレンダーになったら買いますよ(笑)
夫婦二人の場合は誰がリーダー?やはり奥様?・・・。
>12日から仲間と6人で新潟港から再度北海道の山へ行きます。どこかで会えるといいですね
そう思って山の位置を調べてみたら、みな内陸なのですね。
私は留萌に出て海岸線を北上します。天塩岳というから天塩町付近かなと思ったのですが・・・。
今度は数名の命を預かる立場でしょうから、くれぐれもお気をつけてください。