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あやしいおやじの独り旅

速度超過の生活からスローな日々へ

新潟から村上

2014-09-14 09:21:01 | 新潟県

911日(木) 晴れ 旅150日目 

【ルート】 新潟市―聖籠町―胎内市―村上市

AM4:50起床 素泊まり3,000円は決して安くないが体は十分休めたし、荷物の整理や気になっていたチェーン清掃、靴と衣類の洗濯、テントの補修などが出来た。
有意義な1日だった。



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阿賀野川

9:00にチェックアウトし県道3号で村上市を目指す。

朝の新潟駅前は人の活気で溢れていた。仕事や通学の人達の中、荷物満載の自転車を押して歩く旅人は、違和感があり目立った存在だったと思う。

10km走って阿賀野川に掛かる長い橋を渡った。
渡り切る手前で日本一周のチャリダーとすれ違った。止まって話をしたわけではないが背中のバックパックに「日本一周中」と書いてあった。



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聖籠町 コカ・コーラ

特に沿道の景色に変化がなく、集落間を繋いでいるような意味合いの道、県道3号は漕いでいてとても退屈だった。

 背中に太陽を浴びて暑くてうんざりだった。地図確認で立ち止まったのだが、無性にコカ・コーラが飲みたくなり買ってしまった。

いつもは炭酸飲料は買わずに牛乳を買うのだが、この日はどういう訳か飲みたくなった。
旅に出てから2本目のコカ・コーラは旨かった。



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胎内市 県道3

その後も単調な風景の中を、左前方からの向かい風を受けながら走ることになる。



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F ブレーキパッド

急きょブレーキパッドを交換した。

なぜ昨日のうちにやらなかったのか?と言われてしまうが私が思い違いをしていたのが原因だ。

いつもパンク修理やタイヤ脱着時にバイクを逆さにする。その時にパッドは確認していた。これが間違いだった。

パッドはリムに対して必ずしも平行に当たる訳ではなく、摩耗すればするほど偏って減ってきてしまうのだ。(オートバイや車のディスクブレーキならパッドはほとんど均等に減るが)

休憩しながら何気に上から覗き込んだら、あと僅かでストッパーのピンに干渉するような状態だった。
尾道のジャイアントストアーで買ったスペアを日陰で交換した。



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村上市郊外から

新潟駅から約60km離れた村上市には15:00に着いた。
この先は海沿いのR345になるので店は無さそうだ。少し早いが食材を買った。

いきなり上り坂になり、高いところから村上市を振り返った。
ここまで来ると日本海に浮かぶ粟島も近くに見えた。



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野宿地と夕陽

海岸に空き地らしい場所が見えた。道はあるが田んぼへ続いているだけだから通る人は限られる。人家からも適当に離れているし、夕日のロケーションもバッチリだった。



走行距離  64.11km

飲食費    1,233

野宿地 村上市 R345沿いの海辺

 


新潟市

2014-09-14 09:09:32 | 新潟県

910日(水) はれ 旅149日目

【ルート】 新潟市(連泊)

AM4:40起床 エアコンのお蔭で涼しいのはいいが、のどが渇いて何度も目が覚めてしまった。
こんなに駅に近いのに列車の音や飲み屋街のざわめきも、一切聞こえなかった。
寝泊まりの為に作った建物はこんなに快適なのかと、再認識させられた。

旅に出て約5か月。自転車を漕がない日を作って体を少し休ませよう。そんなことを考えながらコーヒーを飲んでいた。
フロントに確認するとOKとの返事。3,000円の出費は痛いが連泊することにした。



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部屋の窓から

いつもどおりの朝食を食べて、溜まったブログの記事をPCに入力していた。
部屋の窓は西向きだったので、なかなか日が差して来なかった。



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新潟駅南口

南口にマックとドンキホーテがあるのは確認してあったので、ブログの更新や(ホテルでは繋がらなかった)潤滑スプレーを買いに、午後から街に出かけた。荷物を気にせず気楽に歩けるのはとてもいい。

午後の新潟駅周辺の様子などを伺いながら、ホテルに戻り、あい向かいの小さな公園でチェーンのメンテをした。ドンキの格安スプレーの割には大容量で、付着した砂の塊などをすべて吹き飛ばせた。



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ホテル前の公園

こんなビルに挟まれた公園だが、結構人の出入りがあった。ベンチではアウトドアライフの達人が昼寝をしていた。彼らも毎日大変だなぁと、メンテしながら思った。



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ビジホ外観

部屋で手を洗い、晩酌のつまみを買いに大都会?の中へ自転車で走り出した。チェーンを乾燥させる意味もある。(注油は明日)
歩くよりかなり早く、北口界隈を楽しめた。

時間的にスーパーは半額になっている物が多く、とてもお得なつまみが買えた。長時間持ち歩くことを考えなくても良いので、普段と違うものが沢山選べた。



走行距離    1.85km

飲食費     1,466

単3電池 8個 680

潤滑スプレー   210

歯磨き粉     101

メール便     164

コインランドリー 200

宿泊代   3,000

宿泊地  新潟市 「ニイガタ ステーションホテル」

 


越後七浦

2014-09-10 15:29:33 | 新潟県

99日(火) はれ 旅148日目

ルート】 長岡市(旧寺泊)―新潟市

AM4:55起床 山の斜面の開けた所にある神社なので、風通しも良く快適な一夜だった。

中秋の名月も雲一つない夜空に浮かんで、遠く日本海の波までも反射させていた。




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テントの前で

神社の前がこの集落のゴミ収集場所になっていた。
この日は資源ゴミの回収日だったので、6:00過ぎから数人の人たちと挨拶できた。

テントなどを広げて干したりしていると、このおばあちゃんが色々とこの地域の話をしてくれた。
一度帰ったと思ったらまた違う資源ゴミを持ってきた。彼女の時間もゆっくりと流れていた。



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寺泊 M木さん宅にて

ゴミ回収の時に別の女性とも旅の話をして別れたのだが、その数分後に彼女の旦那様が、手作りパンとペットボトルを持ってきてくれた。

彼は群馬県片品村の出身で、最近まで長岡市内で暮らしていた。ご夫婦とも65歳前後と言っていたと思うが、老後を気持ちのいい場所で暮らしたいと、この土地を買い求めて今年から住み始めたそうだ。

旦那さんが建築士なので家はすべて自分たちの力で建てたそうだ。
今は別棟にお客さんが泊まれるような家を建築していた。

毎日2人でコツコツと作業をして、自分たちの城が出来上がっていくのはとても充実した日々に違いない。

立ち寄った時には外のテラスで朝食を楽しんでいた。
その光景がとても微笑ましかった。



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弥彦山

寺泊郊外に来ると弥彦山の迫力が増した。

多少のアップダウンは覚悟して海岸沿いのR402で北上する。



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越後七浦シーサイドライン

弥彦の急峻な裾を走る道は爽快だった。



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立岩にて

景色の良い場所でM木さんから頂いた手作りパンを食べながら休憩。

良質の小麦(たぶん)とクルミとレーズンがたっぷり入ったパンは、噛むほどに甘みがあってとても美味かった。

いつも食べている食パンは、見た目重視で漂白され、大量生産でカビの生えないような成分が入っている。(体にはよくないのは承知で食べているが)
頂いた素材そのものだけのパンがのどを過ぎたら、体が喜んでいたようだった。

奥さんが長岡でお店をしていたと言っていたが、パン屋さんだったのだろうか。

また後日逢いたい人が増えた。



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万代橋

右手にあった弥彦山の山並みがだいぶ低くなった頃、すでに新潟市に入っていた。

間瀬海岸を通過した時、若い頃妻とキャンプに来た場所をはっきりと思い出した。

足利の親戚から三角テントを借りて、岩に近い砂浜に張って泊まったが、ジメジメしてとても不快な一夜だったのを思い出した。今ならあんな場所には絶対張らないのだが。笑

その後平坦なR402で市内に入り、万代橋に着いた。



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JR新潟駅北口

14:00頃にJR新潟駅に着いた。
今日は安いビジホを予約してあるので気が楽だ。駅ビルの中を見てみたり、街中を走ってみたりする余裕があった。



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寝床

安ホテルだったので部屋が狭かったが、エアコンやユニットバスがあれば体が休まるので良しとしよう。


走行距離   53.80km

飲食費   1,514

宿泊代   3,000

宿泊地 新潟市「ニイガタ ステーションホテル」

 


柏崎から長岡

2014-09-10 15:03:45 | 新潟県

98日(月) はれ 旅147日目

【ルート】 柏崎市―刈羽村―出雲崎町―長岡市(旧寺泊町)

AM5:00起床 信越本線の朝一の貨物列車の音で目が覚めた。

松林の中は適度に気温が下がり、寝袋に包まれているのが心地よかった。
ラジオから今日は中秋の名月だと言っている。昨夜小用に起きた時にやけに月が明るく感じたはずだ。



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テント内から

外気温が下がったせいか内部結露が半端ではなかった。少しでも違うので朝一でフライを干しておいた。



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R8R116の分岐

野宿地から300m位のところにJR米山駅があった。
トイレで洗顔、歯磨きができたのでキャンプ場泊と同じような快適なスタートになった。

1時間30分位漕いで柏崎市街地へ到着。すき家の朝食メニュー(328円)を食べる。それ程腹が減っている訳ではないが、しっかりした物を食べておけば、昼にあまりコストをかけなくて済むのだ。
郊外の分岐でR116で寺泊を目指すことにした。



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弥彦丘陵の中のR116

日本海に並行するように弥彦山からの山地が伸びている。
交通量は少なくて安心できるが、単調なアップダウンと変化のない景色、それに暑さで少しうんざりしながら走った。
米処新潟でも刈り入れが始まっていた。



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長岡市に入る

長岡市に入った。たぶん合併前は寺泊町だったと思う。

長岡と聞くと自宅からでも日帰りで遊びに来ていた場所だ。旅が始まって以来の近距離を走っていることに複雑な思いがした。




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寺泊港から弥彦山

R116を途中で離れて、海岸沿いのR402で寺泊に着いた。
平日でも観光バスの客で賑わっていた。

ここまで来ると弥彦山がだいぶ大きくなってきた。



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今日の寝床と夕日

寺泊港と商店街の近くにみなと公園があり、そこを歩いてチェックしたら野宿には最高の場所だった。

しかし駐車場も広いし夜の車の出入りも多いのが予測できる。ということは警察もパトロールの対象地だろう。
寝ているのを起こされての
職質は嫌なのでパスした。

郊外まで漕いで道を少しそれてみたら、ロケの良い高台に神社があった。
人通りもほとんどないようだったので、参拝を済ませてから寝床を作った。

今日も日本海に沈む夕日を拝めた。



走行距離  63.15km

飲食費   1,650

野宿地  長岡市寺泊 伊夜日子神社

 


糸魚川から柏崎

2014-09-10 14:52:51 | 新潟県

97日(日) 雨のち晴れ 旅146日目

【ルート】 糸魚川市―上越市―柏崎市

AM4:55起床 23:00頃から雨が降り始めた。
テントのトップにレジ袋を張り付けて寝なおした。

朝になっても止まないので気分は下がったままで、なかなか起きられなかった。天気予報が聞きたくてラジオをつけるがロシアや朝鮮方面の電波が強くてNHKが探せない。やっと見つけてもすぐにかき消されてしまう。

昨夜はNHK秋田を聞いていたが、今朝はNHK東京(JOAK)が強かった。
東京からの電波を聞くのは小田原の橋の下以来だと思う。




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雨が止んだ頃

6:00には雨が止んで日本海に浮かぶ雲も赤く染まって見えた。



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清掃作業と家並み

急速に天気が回復し、路面も乾いてきた。CRだし邪魔ではないだろうとゆっくりしていたら、7:00から地域の清掃活動が始まってしまった。

まだこの時点ではテントは建ったままなので、慌ててたたんだ。

長老らしい男性と話が出来た。年に3回こういった大掛かりな清掃作業をするそうだ。
たまたまその日に当たってしまったのだった。

「起こしてしまってすまなかったね」
とんでもないです。こちらが勝手に野宿していたのだから・・・。」

泊まった公園から500mも進むと家が密集して建っていた。海と山に挟まれた少ない土地を、昔から皆で上手く分けて暮らしているようだ。



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糸魚川市 能生の集落

昨夜のお世話になった集落を振り返りながら気持ちよく進む。



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レンガのトンネル

今朝の長老の話だとこのCRは以前は汽車の線路だったそうだ。

確かに自転車の為に作るにしては、大掛かり過ぎると思っていた。

こんなトンネルに出会うと明らかに軌道敷き跡だと分かる。
国道より一段高いところを走り、鉄道跡なので極端な起伏もカーブも無い。

日本海を見ながらのペダリングは最高だった。



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上越市のスーパーにて

上越市内を抜ける頃には気温も上がり、少しバテ気味。

水分補給も兼ねてまた1リットル牛乳を買ってしまった。安い食パンもこれなら流し込める。
今では人目もあまり気にならなくなった。笑



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米山

背中に感じる直射日光と大きく起伏を繰り返すR8を漕いで、柏崎市に入った。
米山がはっきりと見えた。



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野宿地と夕日

柏崎市街地に行くまでに野宿地を探したかった。
柿崎という地区で食材は買ってあったのでいつでもOKだ。

何気に左折してみた松林はいい感じに死角になっている。
蚊の猛攻に耐えながら寝床を立ち上げた。



走行距離  47.13km

飲食費    1,229

野宿地 柏崎市 R8と海の間の松林