9月1日(月)くもり 旅140日目
【ルート】敦賀市ー南越前町ー越前市ー鯖江市ー福井市
AM4:20起床 同室には男性5人、女性2人の計7名だった。定員は16人なので広々とした寝床になった。
女性2人はそれぞれ独り旅で、他の人も気をきかせて特に無駄な会話もなく、静かな船室だった。
船は定刻の5:30に敦賀港に着いた。
1日の始まりなのですぐに走り出せる。今まで乗った長距離便に限って言うと、那覇と小樽着の便はどちらも20:00過ぎだった。どちらもその時はビジホに泊まったが、なかなか都合のいいようにはならないものだ。
福井は午後から雨の予報だが何とかなるだろうと、北陸の地を走り始めた。
この付近の海岸線は、とても入り組んでいる。
北海道のストレートを楽しんだ後には辛いペダリングになった。
きつい坂を上り切ったロケの良い場所に道の駅があった。
驚いたのは24h室内が利用できるのだ。広いスペースに長椅子とテーブルが6台くらいあり、電源も使用可能だった。(わざわざタップを付けて使える数を増やしてあった)
ふつうは置いていないゴミ箱もあった。
ここをよく利用するという京都のご夫婦に聞いたら、みな旅人はテントなど張らずに、ベンチで寝ているそうだ。自分たちも昨夜はそうしたと、言っていた。
仲間と来るときは漁火を見ながら宴会場所としているそうだ。
国道8号の峠の長いトンネルを抜けて越前市に入った。
市街地方向に県道が伸びていたので、8号を降りた。
JR武生駅(越前市の中心街)に来て街頭にあった案内図を眺めていたら、軽自動車の男性がわざわざ説明に降りて来てくれた。
旅人が迷っているようだったので、助けてあげたかったと。
街の今昔の話をとても興味深く聞くことが出来た。
自分の時間を割いてまで、力説してくれる気持ちに応えなくてはと、北陸の知識のない頭をフル回転させて、聞き手に回った。笑
彼に逢えたことで越前市での思い出をより深く刻むことが出来た。
県庁所在地の都市はどこでも迫力と活気がある。
福井市もエネルギッシュだった。
路面電車を走らせるほど人の動きのある街なのだろう。
また駅に足が向いてしまった。
先日の五所川原駅とはまるで違った。笑
福井というと礼文島でホッケの漁師になった?上田さんを思い出す。
先日礼文を襲った集中豪雨の時、心配で彼にTELしたのだが、仕事は順調で楽しくてしょうがないと言っていた。8月一杯だったのが、サケ漁にも興味が出て島を離れるのは9月の中旬ころになるようだ。
いくら走力のある彼でもここ福井に戻る頃には、越前の海は雪の日本海に変わり、演歌の世界になっているかもしれない。大丈夫なのだろうか?笑
福井市と坂井市を分ける九頭竜川で鮎釣りを見ながら一休み。
すると予報通り雨が落ちて来た。空を見上げてもだいぶ雲が厚そうだ、本降りにならないうちに寝床を探し始めた。
橋の下を見たら、鮎釣りの管理人らしい常設テントがあったので止めた。それに8号線なので多分夜中も相当な交通量だろう。
市内方向に少し戻った所に、神社らしき林があったのは覚えていた。
ちょうど軒下のスペースが使える。ちょっと住宅に近いが何かあったら対応する覚悟を決めた。
張り終わったら本降りになったのだが、18:00頃には止んだ。
もう飲み始めていたので移動する気はなくなっていた。
走行距離 68.18km
飲食費 1,458円
ユニクロ ブリーフ4枚 1,705円
野宿地 福井市 大和田神社