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あやしいおやじの独り旅

速度超過の生活からスローな日々へ

敦賀から福井

2014-09-02 12:46:14 | 福井県

9月1日(月)くもり 旅140日目

【ルート】敦賀市ー南越前町ー越前市ー鯖江市ー福井市

AM4:20起床 同室には男性5人、女性2人の計7名だった。定員は16人なので広々とした寝床になった。

女性2人はそれぞれ独り旅で、他の人も気をきかせて特に無駄な会話もなく、静かな船室だった。



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敦賀港にて

船は定刻の5:30に敦賀港に着いた。
1日の始まりなのですぐに走り出せる。今まで乗った長距離便に限って言うと、那覇と小樽着の便はどちらも20:00過ぎだった。どちらもその時はビジホに泊まったが、なかなか都合のいいようにはならないものだ。

福井は午後から雨の予報だが何とかなるだろうと、北陸の地を走り始めた。



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南越前町にて 敦賀方向

この付近の海岸線は、とても入り組んでいる。
北海道のストレートを楽しんだ後には辛いペダリングになった。

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道の駅 「河野」にて

きつい坂を上り切ったロケの良い場所に道の駅があった。

驚いたのは24h室内が利用できるのだ。広いスペースに長椅子とテーブルが6台くらいあり、電源も使用可能だった。(わざわざタップを付けて使える数を増やしてあった)

ふつうは置いていないゴミ箱もあった。

ここをよく利用するという京都のご夫婦に聞いたら、みな旅人はテントなど張らずに、ベンチで寝ているそうだ。自分たちも昨夜はそうしたと、言っていた。

仲間と来るときは漁火を見ながら宴会場所としているそうだ。


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越前市(旧武生市) にて

国道8号の峠の長いトンネルを抜けて越前市に入った。
市街地方向に県道が伸びていたので、8号を降りた。

JR武生駅(越前市の中心街)に来て街頭にあった案内図を眺めていたら、軽自動車の男性がわざわざ説明に降りて来てくれた。

旅人が迷っているようだったので、助けてあげたかったと。

街の今昔の話をとても興味深く聞くことが出来た。

自分の時間を割いてまで、力説してくれる気持ちに応えなくてはと、北陸の知識のない頭をフル回転させて、聞き手に回った。笑

彼に逢えたことで越前市での思い出をより深く刻むことが出来た。



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福井市街地

県庁所在地の都市はどこでも迫力と活気がある。

福井市もエネルギッシュだった。
路面電車を走らせるほど人の動きのある街なのだろう。


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JR福井駅

また駅に足が向いてしまった。
先日の五所川原駅とはまるで違った。笑

福井というと礼文島でホッケの漁師になった?上田さんを思い出す。

先日礼文を襲った集中豪雨の時、心配で彼にTELしたのだが、仕事は順調で楽しくてしょうがないと言っていた。8月一杯だったのが、サケ漁にも興味が出て島を離れるのは9月の中旬ころになるようだ。

いくら走力のある彼でもここ福井に戻る頃には、越前の海は雪の日本海に変わり、演歌の世界になっているかもしれない。大丈夫なのだろうか?笑


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福井市 大和田神社

福井市と坂井市を分ける九頭竜川で鮎釣りを見ながら一休み。
すると予報通り雨が落ちて来た。空を見上げてもだいぶ雲が厚そうだ、本降りにならないうちに寝床を探し始めた。

橋の下を見たら、鮎釣りの管理人らしい常設テントがあったので止めた。それに8号線なので多分夜中も相当な交通量だろう。

市内方向に少し戻った所に、神社らしき林があったのは覚えていた。

ちょうど軒下のスペースが使える。ちょっと住宅に近いが何かあったら対応する覚悟を決めた。

張り終わったら本降りになったのだが、18:00頃には止んだ。
もう飲み始めていたので移動する気はなくなっていた。


走行距離  68.18km

飲食費  1,458円

ユニクロ ブリーフ4枚 1,705円

野宿地 福井市 大和田神社


新日本海フェリー 敦賀へ

2014-09-01 11:18:17 | 福井県

831日(日) はれ 旅139日目

【ルート】青森市―(フェリー)ー敦賀市

AM3:00起床 学生のサイクリング部ではないが早起きした。

昨日酔って出来なかった日記のPCへの入力作業や広げてある荷物のパッキング、風呂場でのバリカン作業などをする都合もある。
それにFTまでの8kmの距離と、途中のイオンでの買い出しなどを考えると6:00には宿を出たかった。



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宿付近の景色とイオンの行列

7:00開店のイオンに朝から買い物に来る人は私くらいかと思ったら大間違い。行列ができていたのでビックリ。

先頭の人に聞くと先着100人に200円位のお菓子をくれるそうだ。
なら私も・・・。と、もう一度行列の人数をざっとみたら軽く100人は超えていた。
並ばずに店内へ入った。笑



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秋田港フェリーターミナル

FTには出航約1時間前には付くことが出来た。

後で分かったのだが、大潟村のKさんが出勤前に見送りに来てくれていたのだった。

留守電に入っていた内容が「見送りに行くことが出来なくなった」との事だと思っていたので、自分では納得していたのだが、鳥取からの女性チャリダーが群馬の方ですか?と確認されて、見送りに来ていた人が宜しくとの伝言を受けました。と・・・。

乗船してからすぐにTELして謝った。朝の貴重な時間を割いてまで・・・。本当に申し訳なかった。



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ソウルからのチャリダーと

日本語のペラペラな韓国人チャリダーが船から降りてきた。

北海道を走り終えて苫小牧から乗って来た。
今後は東京方面へ走り、東海道で大阪を目指し、フェリーで釜山へ戻るそうだ。

彼の今までの大まかなルートは、ソウルー釜山(フェリー)ー福岡―山陽―しまなみー四国―近畿―舞鶴―(フェリー)ー小樽―北海道一周だ。

毎日野宿で雨の日は公園のアズマヤにテントを張るそうだ。
道の駅は人の出入りが多くて、嫌なので泊まったことが無いと言った。

異国の地でこれだけの長旅が出来るのだから、すごい若者だ。



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秋田港から日本海へ

秋田港を離岸した。港から出るために一旦は北方向へ進んだが、すぐに男鹿半島が背になり、日本海の南下が始まった。

今回の旅では長短含めて数多くのフェリーに乗った。でも今回が最後になる。

毎日気が張って漕いでいるせいか、フェリーの乗船は楽しみの一つでもあった。
とてもリラックスできる時間だからだ。

動くホテルと同じなので、生活に関するすべての事を心配しなくてすむ。精神的な疲れを癒してくれる場所なのだ。

今後はそういう機会がなくなるのは残念だな。と思いながらしばらく水平線を見ていた。



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今日の寝床(ツーリストJ

今回は最低ランクの部屋を希望した。
2,000
円も割増しになるということと、北海道のドミトリーで十分洗礼を受けているので、何の抵抗も無い。迷わず決めた。浮いた分を酒にまわせる。笑



走行距離  7.85km

飲食費   2,296

フェリー代  8,840円(自転車込)

宿泊地  新日本海フェリー ツーリストJ2等)