東洋はり医学会 大阪支部

(一社)東洋はり医学会は60年、大阪支部も50年以上、経絡治療はり専門臨床家の学術を支えてきた勉強会・講習会の団体です。

1月19日支部会の感想  東洋はり医学会大阪支部

2020年02月07日 18時06分41秒 | 支部会感想
1月19日支部会の感想  東洋はり医学会大阪支部

1月支部会のメニュー
午前
事業報告・3分間スピーチ
大阪支部 総会

実技 其の1支部年間研究テーマ「刺鍼と脉状変化の検証 其の5 瀉法の脉状変化」確認
実技 其の2「個人年間研究テーマ実技検証 基本刺鍼・脈診他」

感想1  3分間スピーチ
いつもの3分間スピーチからスタートでした。
料理人のドラマの話から我々も形だけではなく、個々の状態にあうように、細かなところに気をつけて行いましょうという事でした。

感想2  大阪支部総会
年の始めにいつも行う総会でした。
昨年の諸々の報告。
この一年の計画等を、話し合い決めました。
今年も、盛り沢山ですが、少しずつでも、進歩出来ればと思います。

感想3  実技1
支部年間研究テーマ「刺鍼と脉状変化の検証 其の5 瀉法の脉状変化」確認でした。
脈を診てもわかるところ、わからないところが有ります。
この辺りも、今年の課題でしょうね。

感想4  実技2
基本刺鍼の確認をしました。
脈を診てもらいながら、刺し方の悪いところをなおしてもらいます。
自分のだけでなく、人のを見るのも勉強になりますね。
気をつけなければと思います。

感想5 
自分一人で一月臨床をして、その間にこれどういう事かと疑問に思う事、課題を見出しそれに対して、支部会で模擬的に説明を受け、自分で解釈出来るようになるのはとても助かります。


■お問い合わせ
聴講初回は、無料、2回目以降は、学生1500円、有資格者3000円となっています。
聴講等の際は、事前に御連絡下さい。

お問い合わせやご質問は、メールにて 
toyohari_osaka@yahoo.co.jp

または、お電話にて、
  0721-52-5999   阿部はりきゅう院

までご連絡下さい。

午後 実技


東洋はり医学会 趣意書

 文化の進展は瞬時の猶予をも許さず、今や鍼灸術も世界の医学界に登場するところとなった。
 翻って国内においては、これが科学化の掛け声と共に種々な研究が進められてはいるが、その大勢は鍼灸の臨床における諸現象を現代医学によって解明せんとするものの如くである。即ち、経穴を刺激の部位となし経絡はほとんど顧りみない状態であるが、かくては数千年の伝統を誇る東洋医学の真髄を学ぶことは全く至難となる。
 病体を気血の変動とし、その病変を経絡の虚実として統一的に把握し経穴を診断と治療の場として補瀉調整する経絡治療こそ鍼灸術本来の正道である。しかして、この学理と術技を体得せしめて、真に病苦除去の実力ある鍼灸人を育成することこそ、その科学化に優先すべき必須要件であるが、不幸にしてこれを誤る時は、その鍼灸術、すなわち我が祖先の偉大な文化遺産を後世に伝承することは全く不可能となる。
 ここにおいて、我々志を同じうする者、相図って東洋はり医学会を結成し別紙綱領の完遂を期す。
 以上の主旨を諒とせられる同志は、来って本会に投ぜられんことを広く業界の諸君に訴える次第である。

綱  領
1.我々は臨床を通して古典を再検討し、病体を通じて経絡経穴を把握し、以て伝統的な鍼灸術の本道を体得せんことを期す。

1.我々は正しい経絡治療の学理と術技を修得することによって、鍼灸人としての人格と実力を涵養し、以て鍼灸家の社会的地位を確立せんことを期す。

1.我々は古典による経絡理論を正しく理解実践し、経絡経穴の普及啓蒙に努め、以て偉大な祖先の文化遺産を伝承せんことを期す。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 1月19日支部会のお知らせ 東... | トップ | 2月16日支部会のお知らせ 東... »
最新の画像もっと見る

支部会感想」カテゴリの最新記事