東洋はり医学会 大阪支部

(一社)東洋はり医学会は60年、大阪支部も50年以上、経絡治療はり専門臨床家の学術を支えてきた勉強会・講習会の団体です。

11月17日支部会の感想  東洋はり医学会大阪支部

2019年11月20日 00時00分46秒 | 支部会感想
11月17日支部会の感想  東洋はり医学会大阪支部

11月支部会のメニュー
午前
事業報告
基礎講義 わかりやすい経絡治療 第28回 第22章 経絡治療の類別と展望・結論
付録1小児鍼.2皮内鍼と知熱灸
午後1時00分より 
実技 基礎班・研修班其の1「基本刺鍼 補法・瀉法」
 実技 基礎班・研修班其の2「小里方式による刺鍼修練法」
実技纏め・質問、臨床質問、本部会音声を聞いて
午後5時 終講
   

感想 其の1
今回の座学は、わかりやすい経絡治療 第22章 経絡治療の類別と展望・結論 付録1小児鍼.2皮内鍼と知熱灸でした。
類別や展望という事で過去から現在、未来の展望等、いろいろと話し合いました。
中身の濃い話し合いとなりました。


感想 其の2
実技 基礎班・研修班其の1「基本刺鍼 補法・瀉法」
午後の実技では、基本刺鍼の補法と瀉法をしました。
支部特別講習で注意された点を確認しながら練習しました。
効果的な刺鍼技術というのは難しいものです。
地道な努力というところでしょうか。
続けていこうと思います。


感想 其の3
実技 基礎班・研修班其の2「小里方式による刺鍼修練法」
次に、小里方式での模擬患者となりました。
先輩の順を追った証決定・取穴・刺鍼に、年月の差を感じました。
追いつけるように頑張らなければと思います。


■お問い合わせ

聴講初回は、無料、2回目以降は、学生1500円、有資格者3000円となっています。
聴講等の際は、事前に御連絡下さい。

お問い合わせやご質問は、メールにて 

または、お電話にて、
  0721-52-5999   阿部はりきゅう院

までご連絡下さい。

治験研究発表、支部年間研究テーマ纏め・個人年間研究テーマ発表
支部会終了後忘年会予定


東洋はり医学会 趣意書

 文化の進展は瞬時の猶予をも許さず、今や鍼灸術も世界の医学界に登場するところとなった。
 翻って国内においては、これが科学化の掛け声と共に種々な研究が進められてはいるが、その大勢は鍼灸の臨床における諸現象を現代医学によって解明せんとするものの如くである。即ち、経穴を刺激の部位となし経絡はほとんど顧りみない状態であるが、かくては数千年の伝統を誇る東洋医学の真髄を学ぶことは全く至難となる。
 病体を気血の変動とし、その病変を経絡の虚実として統一的に把握し経穴を診断と治療の場として補瀉調整する経絡治療こそ鍼灸術本来の正道である。しかして、この学理と術技を体得せしめて、真に病苦除去の実力ある鍼灸人を育成することこそ、その科学化に優先すべき必須要件であるが、不幸にしてこれを誤る時は、その鍼灸術、すなわち我が祖先の偉大な文化遺産を後世に伝承することは全く不可能となる。
 ここにおいて、我々志を同じうする者、相図って東洋はり医学会を結成し別紙綱領の完遂を期す。
 以上の主旨を諒とせられる同志は、来って本会に投ぜられんことを広く業界の諸君に訴える次第である。

綱  領
1.我々は臨床を通して古典を再検討し、病体を通じて経絡経穴を把握し、以て伝統的な鍼灸術の本道を体得せんことを期す。

1.我々は正しい経絡治療の学理と術技を修得することによって、鍼灸人としての人格と実力を涵養し、以て鍼灸家の社会的地位を確立せんことを期す。

1.我々は古典による経絡理論を正しく理解実践し、経絡経穴の普及啓蒙に努め、以て偉大な祖先の文化遺産を伝承せんことを期す。




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