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今更ながらにバレンタインデーの小芝居で活躍してくれた、お人形さんたちを紹介するシリーズ第2弾。
ふたりめは彼女に登場してもらいましょう。
バレンタインデーの小芝居はこちら⇒☆HAPPY TIME!vol.1(別窓で開きます)
花のプルルンちゃん!
中々斬新なネーミングですが、彼女は何と1988年=昭和63年生まれ。
我が家では数少ない『昭和時代のお人形さん』です。只者じゃねえな。
小芝居の中で呼びかけるには少々浮きますので、『ルンちゃん』と言う通称にしました。
プルルンちゃんはお花の国の妖精さん。これまた只者じゃない素性。
リカちゃんにお花をプレゼントしたことがきっかけで、お友達になる…確かそんな感じの設定だったと思います。
この、昭和感溢れるメルヘン路線!いやー、良いですねぇ。堪らん。
後姿。何と言うバックシャン!…バックシャンってわかりますかね?
(昭和の子なので昭和の褒め言葉を使ってみました)
37年前のお人形さん、しかも結構衝撃的な出会いだったのですが、ソバージュの状態も悪くないでしょ。
昔々。それこそ自分がまだ、今よりずーっと若かった頃。
神戸にある某商店街をぶらぶらと歩いておりました。
そこは今でこそ一部リニューアルされておりますが、レトロ・ディープ・マニアと言った言葉が似合う、昔ながらの商店街です。
中心地に近いところはアパレルショップやカフェなど若者向けのお店もあるのですが、賑やかなところから離れていくにつれ、古道具、ジャンク品、ガラクタ…と、時代を遡っているかのような品物を扱うお店が増えてきます。
(まあ、増えてきますとは言っても、基本はシャッター通りなんですけれどもね…寂しい)
そんな商店街の端っこ、それこそガラクタ屋さんと呼んでもいい店舗の前に、【どれでもひとつ300円】と書かれたボール紙が貼ってありました。
商品を突っ込んだ衣装ケースが幾つか置いてあったのですが、何かからバラしたとしか思えない電子パーツ、元の色を留めていないクッション、片方しか見当たらないサンダル、裏蓋の無い目覚まし時計…と、商品と言うのも憚られるような代物。
普段なら見向きもせずに通り過ぎるのですが、何やら妙に引っかかる。
衣装ケースの中をのぞき込んで見ると…
※画像はお借りしたものです。
まるで犬神佐清(スケキヨ)のように、ガラクタの中から突き出た2本の足!!
これは…!と思い発掘すると、現れたのがこのプルルンちゃんでした。
かなり薄汚れてはおりましたが、手に負えない落書きやヘアカットなども無く、状態はとても良さそう。
店主に代金を渡したところ、意外なことに「人形好きなん?可愛がったってな(可愛がってあげてね)」と声をかけられたのを覚えています。…エエ人やん。ほろり。
余談ですが…
実はこのとき、背中にBANDAIの刻印のあるお人形さんもありました。
記憶が曖昧なのではっきりとは言えないのですが、白バラちゃん(2代目リカちゃん)くらい小柄な子だったので、今にして思えば恐らくアンナかのぞみ。
こちらはコンディションがかなり悪かった上、お顔に落書きがありましたので、残念ながら見送りました。
今なら多美子おしゃれ美容室様がありますので、迷わず迎え入れるところです。惜しいことしたな~
そんなこんなで我が家にやってきた花のプルルンちゃんですが…
何と言いますか…素性は関係無く、ちょっと掴みどころが無いような雰囲気を醸し出しております。
謎ポーズをつけて上目遣いにしてみました。
(ボディはアゾンのピュアニーモ2エモーションです…って、品名が長ぇよ!)
どうでしょう。何だかちょっと、“企んでる感”がありませんか?『しめしめ』とか言ってそうな…
他のお人形さんを上目遣いにしても、こうはならないんですよね。彼女独特の空気感です。
輝かんばかりのブロンド、潤んだ瞳、小さな唇。
紛うこと無き美少女なのに…
このしたり顔!
絶対『計画通り』とか思ってるよこの子!
彼女の“掴みどころが無い感”を生かすべく、小芝居では【鋭いのかボケているのか良くわからない】キャラクターにしてみました。如何でしたでしょうか。
メルヘンどころかサスペンス感漂う出会いだった、お花の妖精プルルンちゃん。
妖精と言うよりは小悪魔感が漂う、只者じゃない女の子。
いやもう、超可愛いです!大好き!!(迫真)
プルルンちゃんもキャッスルから、可愛い仕様の子が何人も出ているのですが…
あまりにもこの子が好き過ぎて、我が家のプルルンちゃんは(今のところ)彼女だけです。
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只今絶賛放置中の、ホワイトデーの前日譚。
小芝居の小道具として男子の制服が必要なのですが、苦手な襟周りで手こずって行き詰った上に、唐突にリサイクルショップから3体も同時に新人さんを迎え入れてしまって…
彼女たちのメンテナンスにこれまた、手こずっている状態なのです。
出来れば時間のかかる全植毛は避けたいのですが、髪が全然落ち着いてくれねぇ…
いやはや、己の力量を超えることをしてはいけませんね。
花粉の季節が終わる頃までには、小芝居のお披露目をしたいものですが…どうなることやらです。