
※トップ画像はネパールの首都カトマンズにあるトリブバン国際空港
本日も風邪の症状がでていて起きることが容易ではない。深夜1時まで隣のバーでカラオケを
歌っていたりして爆音で、耳栓をしていてもかなり気になった。ホテルのレストランで、
白人の観光客も同じように思っていたようで、スタッフにクレームを言っていた。
キッチンから朝食に来ますか?とコールがあり、やっとベッドから立ち上がれる。
今日はビュッフェ式ではなくて、注文するタイプで500ルピーと書いてるのにした。
※ホテル代に朝食は含まれるので別途料金は不要
パンまで焼いてくれて、本当に面倒見が良い。チップにインドルピー20ドルを渡した。
関西空港で両替しておいたアメリカドルで支払いをする。そして、InDriverで配車して空港に行く。
475ルピーなので、500ルピーを渡した。無反応だったので、ちょっとさみしい。
◯残金はインド・ルピーとネパール・ルピーを合計して約110円相当だった。ほぼ使い切れた。
当初の予定より1時間20分遅くフライトタイムを変えられている。ロイヤルブータン航空で、特に苦労することなく
搭乗はできたが、私の体調は椅子に座っているだけでもすごくだるい。気圧で耳がけっこう痛かった。
とりあえず、日本に帰りさえすれば何とかなるので、東京までは無理してでも行くと決意。
ちょっと歩くと休憩しないと無理な状態で、機内食がでたが断った。ロキソニンを飲んだら少しマシになる。
インドのインディラ・ガンディー国際空港では、日本行きのフライトに乗るだけなので、
申請書の宿泊所が不記載になり、入国審査でホンマに今日帰るんか?とか、いろいろ長く聞かれた。
ANAに行き、あまりにだるいので席をアップグレードできないかと日本人スタッフに聞いたら、満席で空いてないとのこと。
日本の航空会社を予約していたおかげで、非常時の体調不良には日本語で細かく説明できる安心がある。
飛行機内では暇つぶしをする余裕もなく、寝たり、寝ようとしたり、体調不良に耐えながら時間が過ぎるのを待つ。
体感的には意外と早く日本に到着した感じだった。機内食も味はあまりしないけど少しは食べれた。
そして、とにかく一刻も早く関西圏に帰りたいので、東京から大阪の飛行機へ乗る。飛行機の合計所要時間10時間25分。
大阪に着き、関西空港検疫所を探そうとしたけど、1度国内線に乗っているので行くことはできなかった。
ANAの従業員のお力添えもあり、民間の医療機関のりんくう総合医療センターに、祝日だったけど、
症状を話して緊急で行くことになった。病院に行く前から嘔吐が少し強まり、なぞの病気にかかってるのではと
不安になってきた。入口で熱を測るが36度台と高熱ではない。
そして、待ち時間なく診察をしてもらい、検尿や、採血、腹部を押したときの痛みなど、細かく症状も聞かれ、
点滴を受けながら結果を待った。点滴の針は普通の注射よりも少し痛い。マラリアは、潜伏期間があるので、
現状ででているのは考えらない。そして、体調不良の答えは、インフルエンザだった。馴染みのある病気なので、
一旦安心した。この病院の若い女医さんはきれいで性格の良い医者だった。
たぶん人生で2回目の点滴。約25年前にバイクで事故ったとき以来だと思う。
それで、徳島行きのバスをネットで取り、難波の高島屋で椅子に座りちょっと仮眠させてもらい、無事に帰った。
今回の旅も、当初に計画したとおり、ほぼ完璧な工程だった。インフルエンザはしょうがない。
自分はモノや娯楽にあまり興味がなく、ただ観光名所を見たいという欲だけで旅行をしている。
深夜にインドを歩いたり、スラム街っぽいところも歩いたけど、ただ運が良かったのもあるが何もなかった。
インドは鬼のごとく話しかけてくるが、全員適当にあしらえば被害にあうことも少ないだろう。
1人だけついていったが、相場のレート通りに両替ができて、相手の本当の狙いである旅行ツアーは拒否したので、
何とか無被害だった。これも単に運が良かっただけかもしれない。
とにもかくも、インドは外国人観光客からぼったくっても良いと考えている国なので、うざすぎる国。
また排ガスもひどく、交通事故に会うリスクも高そうだし、クラクションの音が半端でないし、
野犬が多いので狂犬病のリスク、蚊がいるのでマラリアのリスクもあり、リスクは少し高めの国だと思う。
外務省・犯罪発生状況、防犯対策:http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbcrimesituation_001.html
しかしながら、Booking.comなどを経由して予約したホテルや、ウーバーの配車は安心できるし、観光地で会う
一般のインド人は良い人が多い。私の場合は、インドに1度行ったので、もう2度と行きたいとは思わない。
一方、ネパールはほとんど人が話しかけて来ないので楽だった。顔もインド人とは異なり、日本人に
ほんの少し似ている。押しも強くなく配慮があり、日本人にとっては確実にネパールの方が過ごしやすいと思う。
ただ、インドはインパクトが強すぎるので、とんでもない旅をしたなと強い思い出が残るので、
矛盾しているけど、1度はインドに行ったほうがいいとも思う。
自分の場合は全部1人で計画を立てて、1人で行動するので、とにかく緊張が大きい。スマホをなくしたり、
財布をなくしたらかなりやばい状況になる。現に、窃盗や強盗にあってる旅行者も一定数いるので、
改めてそれなりに危険な国を旅行すると思って気を抜かないことが大事かなと思った。
私個人の問題では、香港、フィリピン、一部の台湾、ベトナムなどは、
嗚咽(おえつ)を感じる場所や食べ物が何度かあったが、インドにはなかった。
中国系、東南アジア系の食べ物が苦手であることを認識できた。
約10日ぶりに自宅に帰るのだけど、旅行中は母が面倒を見てくれていた飼い猫が、私の存在を忘れており、
シャーと威嚇をしてきた。お互い距離をおいて10分くらい経ち、手を差し伸べたら臭いにきたのでチュールをあげる。
そして、少し触っていたりしたら思い出してくれて、以前と同じような関係に戻れた。
猫は一旦忘れはしても、10日間くらいでは、頭の底では覚えているんだなと思った。
その後、インフルエンザ、体調不良が約1ヶ月間ほど続くことになり、また総合病院に行くことになる。
損保ジャパンの新・海外旅行保険【off!】に加入しておいたおかげで、帰国後に検査に行った病院も
申請対象になった。インフルエンザと旅の疲れに加え、軽症喘息まで発展していたようだ。