歩けるかどうか心配だった。家の中でスクワットをしているが、歩くのに自信がなかった。
ぐるっと回って帰ってきても2000歩ほどだ。
これまで、途中で2回ほど休まなければ、帰ってこれなかった。
それが今日は、一度も休まずに帰ってこれた。嬉しかった。
と同時に、どうしたんだろかと心配になった。この間から飲み始めたサプリメントの効果が出てきたのだろうか。もし、本当に効果があるなら、有難いことだ。
しかし、つくづく思う。サプリメントは実に高価だと。
歩けるかどうか心配だった。家の中でスクワットをしているが、歩くのに自信がなかった。
ぐるっと回って帰ってきても2000歩ほどだ。
これまで、途中で2回ほど休まなければ、帰ってこれなかった。
それが今日は、一度も休まずに帰ってこれた。嬉しかった。
と同時に、どうしたんだろかと心配になった。この間から飲み始めたサプリメントの効果が出てきたのだろうか。もし、本当に効果があるなら、有難いことだ。
しかし、つくづく思う。サプリメントは実に高価だと。
今月の6日だった。「あっ」という声が聞こえた。いつもと違う声なので、「何かやったな」と思いながら声を掛けた。
「どうした・・・」家内から返答がない。水を流す音がした。指を切ったなと直ぐに思った。少ししてから右手の中指を押さえて居間に入ってきた。
「切ったのか」と訊くと頷いた。「深くか」と訊くと「おろし金を使っていて切った」という。
「病院へ行かなければならないだろう」と訊くと頷いた。その前に血を止めるので、伴創子を張ってくれという。
咄嗟に今日は何曜だと訊くと「土曜日でしょ」という。時計を見ると既に午後を廻っている。
病院は終わっている。兎に角、どこか救急病院を探さねければと思いネットを検索するが、見当たらない。
すると家内が、「今日は、金曜日だね」という。カレンダーを見ると確かに金曜日だ。
近くの病院を探すと「あった」直ぐに電話をしてみると「やってます」という。助かったと思った。
今までの緊張が嘘のようにほぐれてゆくのが自分でもわかった。
午後の2時から行くことにした。
病院では、中指の先を深く掘ったようになっているという。肉が上がってくるまで待つほかないといわれた。
その日の午後からである。炊事はすべて小生に廻ってきた。「やるしかない」と心に決めて取り掛かった。
8月6日から8月17日までの12日間である。台所に立っての水仕事である。
炊事とは、こんなにも重労働なものかとつくづく思った。普段は、大きな口を開けて飯を喰っているが、今回のことで、家内が、いかに苦労しているのか、しみじみを分かった。
今週に入り暑さが厳しくなった。今までは寒暖の差が大きく体に応えたが、今週に入り、寒暖の差が幾分弱まり、昼夜を問わず暑さが厳しくなって来た。
それでも、こちらは、関東や関西方面に比べて暑さは、二、三度違う。幾分、気分的には、涼しく感じるが、雪の降る街である。暑さには慣れていない。
いくら寒くても耐えられるが、暑さにはゲンナリする。
何せ、外出できないのが一番辛い。家の中で、スクワットをしたり、出来るだけ家内の手伝いをしながら気を紛らわしていいるが限界がある。
テレビは、あまりにもくだらないものばかりで、これもゲンナリする。
ラジオはと思いスイッチを入れてみるが、昔と違って、だんだんとテレビの延長線上に来ていて、これも詰まらない。
読書はと思い開いてみるが、この暑さで眠たくなり、読んでいる時間が、なんと短いことか。
やはり、頭を使い適度に体を動かしえる方法はないものかと考えると、今のところパソコンしかないようだ。しかし、足腰が弱る。
それで、スクワットをして鍛えている。
こんな毎日である。なんと単調で味気ない毎日であろうか。
一つあった。
庭の花の移り変わりを見ることだ。これが、今のところ小生の楽しみである。
※ もしよろしければ、下記で小説を掲載しておりますので、ご一読ください。
https://touyama.blog.ss-blog.jp/
ベランダからそれとなく外を見ると蝶々が飛んでいる。これは、確か一週間ほど前からだろうか。6匹の蝶が当家の庭に飛来するようになった。
隣りの庭にハマナスの木が植えられている。このハマナスの木に6匹の蝶が住んでいる。モンシロチョウで、ハマナスの木は、背丈が2メートル近くある。その木のてっぺんから少し下の方に6匹の蝶が止まっている。昼間は、当家の庭にやってくる。6匹のうち一匹がどうも弱っているようだ。
飛び方が弱い。ふらふらしながら飛んできて、つゆ草やシャクナゲに留まる。じっとして動こうとしない。
家内が「死ぬんじゃないだろうか」といって心配している。昨今は、寒暖の差が大きく夜は冷え込む。
夜などは、13度か14度ぐらいになる。恐らくハマナスの木に掴まりながら、寒い夜を過ごしているのだろう。
モンシロチョウの生活範囲は、狭いようだ。この6匹は、一週間前から、このハマナスの木を鳥のように塒として生活している。
朝の7時ごろになると活動を始める。時々、おっかけっこをしている。楽しそうに見えるが、どこか弱弱しい。
蝶も生まれてくる時期を選択できない。生まれてきた時期に適応していかなければならない。
人間も今は、コロナで苦しんでいる。同様に、暫くの間、耐えて行かなければならない。