4月11日月曜日である。工事屋さんがやってきて、隣の家に内装工事で入るので、よろしくといって挨拶に来た。それで、申し訳ないが、玄関の横に車を止めさせて欲しいと言って来た。
駄目だともいえないので、「いいですよ」といった。雪の多いこの地方では、冬には、この手の工事は、ほとんどない。
動植物が、長い冬ごもりから目覚めて本格的に活動を始める季節になったのだと思った。
ベランダから、外が見えるが、毎日、少しづつ雪が消えてゆくのが分かる。玄関先は、既に雪が消え路面が顔を出している。裏庭は、依然として雪が残っている。そこから見える、裏の家の壁伝いには、2メートルほどの雪が残っている。北向きのためだ。
今朝方、風の音で目を覚ました。建物の角に括り付けてある屋根点検用の梯子が唸っていたのだ。風当たりが良いせいか、少しでも風が吹くと「ぶ~ん」と鳴る。屋内にいると壁伝いにその音が伝わり、結構な音になる。
今日は、気温が16度になるという。気持ちが良さそうなので、近くのコンビニまで出掛けることにした。歩いて往復30分も掛からないところだ。何日振りかの外出だ。どうも最近は、足腰が弱り、歩くのに自信がなくなった。
歩けるかどうか心配しながら出かけた。マスクをして、いざという時のために携帯電話を持った。それに買い物袋も持って出かけた。歩けた。雪が降っていた頃は、足元が悪いせいか、コンビニに行って戻ってくるまでに、途中で最低2回は休んだものだ。それが一度も休まずに帰ってこれた。嬉しかった。
何となく自身が付いた。まだ、大丈夫だと思った。
コロナ禍の中、家で何もしてなかったわけだはない。一日置きだが、スクワットを60回、それに8の字型のトレーニングチューブを使って、腕を左右に広げて20回、左と右の足、それぞれにチューブを嵌めて、手で引っ張り上げる。これも左右それぞれ20回づつやってきた。その賜物かと思っている。