ベランダからそれとなく外を見ると蝶々が飛んでいる。これは、確か一週間ほど前からだろうか。6匹の蝶が当家の庭に飛来するようになった。
隣りの庭にハマナスの木が植えられている。このハマナスの木に6匹の蝶が住んでいる。モンシロチョウで、ハマナスの木は、背丈が2メートル近くある。その木のてっぺんから少し下の方に6匹の蝶が止まっている。昼間は、当家の庭にやってくる。6匹のうち一匹がどうも弱っているようだ。
飛び方が弱い。ふらふらしながら飛んできて、つゆ草やシャクナゲに留まる。じっとして動こうとしない。
家内が「死ぬんじゃないだろうか」といって心配している。昨今は、寒暖の差が大きく夜は冷え込む。
夜などは、13度か14度ぐらいになる。恐らくハマナスの木に掴まりながら、寒い夜を過ごしているのだろう。
モンシロチョウの生活範囲は、狭いようだ。この6匹は、一週間前から、このハマナスの木を鳥のように塒として生活している。
朝の7時ごろになると活動を始める。時々、おっかけっこをしている。楽しそうに見えるが、どこか弱弱しい。
蝶も生まれてくる時期を選択できない。生まれてきた時期に適応していかなければならない。
人間も今は、コロナで苦しんでいる。同様に、暫くの間、耐えて行かなければならない。