タイムドメインのある暮らし

音楽を聴く喜びを取り戻してくれた「タイムドメイン」スピーカーと、好奇心に導かれるまま綴る、日常のあれこれ。

Yoshii9とMarty101

2006年02月18日 | Marty101
タイムドメイン理論の無指向性スピーカーはYoshii9とMarty101です。
スピーカーユニットはYoshii9は8cm、Marty101は5cmのフルレンジ一発。
アンプ部はYoshii9が12W+12W、Marty101は3W+3W(カタログには出力6Wと記載)
価格も10倍ほど違います。

さて音を聴き比べてみます。
Yoshii9の音の特徴は「自然さ」であると言えるでしょう。
女性ボーカルやピアノの自然な表現は追随を許しません。反面、ロックなど音が前に出てくるような音楽は物足りなく感じます。

タイムドメインの低域はズシンと床に響くようなものではなくて、空気だけを震わすものです。
ヘッドフォンで重低音を聴いているときの感覚に近いですね。
コンサート会場で聴く音を思い出していただくと分かりますが、ズシンと伝わる重低音はめったにありません。他の音にマスキングされてしまうことがほとんどではないかと思います。(ビートを強調するロックコンサートなどは別ですが)

次にMarty101はどうか。
ユニット径が小さい分、明るい音のつくりです。
低域の表現力はYoshii9には及びません。価格差を考えると、そこまで求めるのは酷というものです。
無指向性であることや秀でたデザイン、miniやlightよりスケール感のある音がMarty101の魅力です。一般家庭で使う分には十分な出力があります。

持ち運びしやすいし、デザインも良いので、様々なシーンで使えると思います。
音と直接関係ありませんが、小さな子供さんのいる家庭だとYoshii9は倒れそうでちょっと心配です。miniやlightはコーン紙がむき出しですから、子供や猫のかっこうの標的になりそう。その点、Marty101は安心じゃないかと思います。
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Marty101とTD-lightで最強?サウンド

2006年02月14日 | Marty101
タイムドメインlightとMarty101を比べてみました。
音のスケール感はMarty101、繊細さではTD-lightです。

この2つを同時に鳴らしたらどうなるか実験してみました。
まずMarty101で音量を上げます。そのあとTD-lightの音量を上げてゆきます。高域が澄んでくるポイントで止めます。するとあら不思議。重厚かつ繊細な音になります。
TD-lightにサブ・ツィーターの役目を持たせる感じですね。

Marty101はユニットが上向きですので、指向性のつよい高域は天井に向かっていきます。そこをTD-lightで補うわけです。

miniの2連発や、miniとlightの組み合わせもありますが、この組み合わせは相乗効果がうまく出ているような気がします。Yoshii9にせまるとまではいきませんが、この小さなスピーカから出ているとは信じがたいサウンドを堪能できますよ。

Marty101とタイムドメインmini

2006年02月13日 | Marty101
Marty101が加わって4種類のタイムドメインスピーカーを聴き比べることができるようになりました。
メーカーによって出てくる音に個性がある箱型スピーカーと比べて、タイムドメインの音はほとんど同じです。生音を再現する装置として設計してありますから当然と言えます。
何も加えずソースそのものを再生するのがタイムドメイン。2つの異なるタイムドメインを同時に鳴らしても、どちらのスピーカーから音が出ているのか分からないほどですが、比較すると違いはあります。

譬えるなら、異なる画面サイズで映像を観るときの違いですね。発色も動きも同じなのですが、大きな画面であるほど迫力があり臨場感が増します。

Yoshii9は大画面テレビ的です。余裕というか迫力が違います。価格も含めてやはり別格の存在でしょう。等身大の演奏家が目の前にいるかのような臨場感があります。

ではMarty101はどうでしょう。
スピーカーユニット口径はminiとほぼ同じですが、再生音を画面サイズに譬えるなら、やはりMarty101の方がminiより大きいと言えます。
miniと比べて高域が伸びている分、ホール残響も鮮明です。低域はタイムドメインらしいシンプルな響きです。ドンシャリに慣れた耳には物足りないかもしれませんが、音階が明瞭で上質な低域です。
miniより出力が上回っていますので、わりと広い部屋でも使えるのではないでしょうか。

ピアノやギター、ボーカルなどはまさしくヌーディーサウンド(生音)です。
デザインもおしゃれですからお店やリビングに最適ではないかと思います。

ちなみに我が家ではデスクトップPC用にタイムドメインminiを使っています。耳のそばにあっても心地よい音です。Marty101はちょっと離れて聴く方が良いような気がします。まだ音が固い印象がありますが、エージングが進むと変わってくることでしょう。どのような音になるのか楽しみです。




Marty101がやってきた

2006年02月12日 | Marty101
本日、Marty101が届きました。台湾のメーカーがタイムドメインに惚れ込んで数年かけて開発したという新型タイムドメインスピーカーです。
試聴してから購入しようかとも思ったのですが、近くにはなさそうだし、ネットの評判も良かったので、思い切って注文しました。

思ったより小さいというのが第一印象。細部にわたって、とても丁寧に作られていて好感が持てます。カタチが円筒形だとばかり思っていましたが、断面は楕円だったのですね。あと、ACアダプターが小さくて軽いのにびっくり。そのくせパワーはminiより上です。スピーカーの口径はタイムドメインminiとほぼ同じサイズですが、センターコーンはminiが大きい。
付属品は、ACアダプター、左スピーカー接続用コード、入力用コードそして取り扱い説明書と保証書です。説明書の内容もいたってシンプル。最大出力は6ワット。周波数ドメインに属する周波数特性は記載してありません。

まずはiPodをつないでみることにしました。
Marty101はボリュームつまみを右に回すと電源が入ります。
ドキドキ・・・

買って正解だった!

音の解像度の高さは本家タイムドメインゆずり。低域から高域までバランスがとれていますし、音量も豊か。値段が高いだけのことはあるなと納得!!
Yoshii9は簡単に持ち運べませんが、これなら色んなところに持ってゆけそう。

さっそくエージングを兼ねて様々な音源を鳴らしています。上質なスピーカーはジャンルを選びませんね。
タイムドメインmini,light,Yoshii9との聞き比べは次回レポートで。
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Marty101が気になって

2006年02月10日 | TimeDomain
Yoshii9を小さくしたようなスピーカーMarty101をとうとう注文しました。
試聴もしなかったけれど、これはYoshii9の時と同じパターン。値段は十分の1だからリスクは小さい。Yoshii9のときも期待通りの音でした。今回もたぶん同じでしょう。

我が家にはタイムドメインが3つもあるので、どう違うのか検証してみたい。
物欲は収まったはずなのに、スピーカーとか楽器など「音」に関係したモノには過敏に反応してしまいます。
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lightと外出

2006年02月05日 | TimeDomain
春らしいお天気に誘われて、棚田が広がる山間の集落までドライブに出かけました。
iPodとタイムドメインlightを車に積み込んでいざ出発。
電源は車のシガレットライターから100Vを取り出すコンバータにACアダプタを差込みました。
愛車の後部座席にタイムドメインを置いて、ipodは助手席に。

愛車はダイハツネイキッド。今は生産中止になっているけど、けっこうファンが多い軽自動車。走行音や風切音もでかいのです。
そんなうるさい車内でもタイムドメインlightはクリアーな音を聴かせてくれました。小音量でも音が粒だっているのはタイムドメインならでは!

富士通が車用のタイムドメインスピーカーを発売しています。でもちょっと高いのでlightでがまん。
lightやminiを車載するアダプターが欲しい・・・

TIMEDOMAIN light

TIMEDOMAIN

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タイムドメインminiとlightの違い

2006年01月31日 | TimeDomain
タイムドメインに興味があるけど、miniとlightのどちらにしようかと迷う人が多いみたいですね。
価格は一緒だけど音は別物です。
私の場合は、miniを買って感動して試聴もせずYoshii9を購入。miniは息子に譲ったけど、またminiを注文。そしてlightも買ってしまいました。
どのスピーカーもタイムドメインらしい音であるには違いありません。では、どこが違うのか。

Yoshii9はさすが余裕ある再生音と言えます。音に厚みがあります。ふくよかな感じですね。ユニットが上向きなので、音楽に包み込まれる感じです。タイムドメイン理論を具現化しており、再生中に筐体が振動することはほとんどありません。コーン紙だけが振動して信号に忠実な動きを空気に伝える音楽再生機といえるでしょう。

miniはlightと比べると落ち着いており低域が豊かです。
スケール感はminiが上のような気がします。
小型SPでジャズやクラシックを楽しみたいならminiがおすすめ。

lightはクリアーで華やかな音です。
カメラにたとえるとピントがシャープです。
iPodとデザインがマッチしているので、お部屋のインテリアにもなります。
ちょっと昔のアナログ音源(LPやカセットなど)もメリハリが効いてシャキッとなります。

タイムドメインスピーカーは低域の出方が普通のSPと違うので、階下に響きません。小音量でも音がクリアーですからマンションとかアパートなど大きな音が出せない場所にぴったりだと思います。

3つのスピーカーを聴き比べてみて共通するのは、音楽によけいな色をつけていないことです。ユニット径や筐体により再生帯域や出力に違いがありますが、同じタイムドメインの血が流れています。

ドンシャリ系のスピーカーに慣れた耳には地味に聞こえるかもしれません。
生楽器に接する機会の多い方なら、良さがわかるスピーカーだと思います。
まずは、お気に入りのCDを手に試聴してみてください。

試聴はこちらへ

タイムドメインmini・タイムドメインlight



ライブドアショック

2006年01月22日 | Hitorigoto
ライブドア、利益還流03年秋から 宮内氏が考案 (朝日新聞) - goo ニュース

ライブドアショックが波紋を広げている。個人投資家の中には億単位の損失を出した人もいるようだ。

思い返せばNTT株が売り出されたときも同じような状況だった。職場の先輩は300万円の株が1000万円まで上昇すると豪語した。誰もが株に関心を持った。私もちょっとだけ株に手をだした。しかし、結果は御存知のとおり。
主婦までもが株をやりだしたときはブームも末期状態に。あのときは土地は値上がりし続けるという土地神話がバブルを支えていた。
今回はライブドア株がこれからも上昇し続けるという神話によって支えられていたように思う。

タイムドメインスピーカーは、誕生するまで多くの危機を乗り越えてきた。
そのたびに支援者が現れ、融資を受けることができたのは、そこにタイムドメインの音が実際にあったからだ。この音を世に出さなくてはいけないという思いがあった。
そして事実、タイムドメインの音は多くの人に音楽の魅力を伝えている。
ここにははっきりとした実体がある。

お金とはエネルギーだと思う。自分が出したエネルギー(働き)がお金という形で世の中に流れて、お互いを支えている。

結局、錬金術は存在しないし永続しない。



クレイジー☆エンジニア

2006年01月15日 | TimeDomain
とある転職サイトでタイムドメインの由井社長が紹介されていました。
コーナー名が「われらクレイジー☆エンジニア主義」

このコーナーは日本を代表するエンジニアたちのインタビューです。
ちょっと突き抜けた人ばかり。こんなに弾けた若者がいるかと嬉しくなりました。

『私が新しい理論を発想できたのは、とことんやり抜いたからです。だから、理論が間違っている、という大胆な結論に行き着いた。あらゆることをやり尽くして、もうすることがない、これでアカンとあきらめかけたとき、ようやくふっと思いつく。発明家はみんなそう言っています。ところが日本の技術はどうですか。そういう仕事をしているでしょうか。これでは、クリエイションは生まれない。改善、改良はできても、創造はできないんです。』 (由井社長談)

タイムドメイン開発ストーリーから、創造ということについて改めて教えられました。ぜひ、御一読下さい。
Tech総研/エンジニアのための「いつかは転職」プレーンbyリクナビNEXT

タイムドメインmini・タイムドメインlight

謹賀新年

2006年01月02日 | TimeDomain
明けましておめでとうございます。

昨年はipodに代表される携帯音楽端末の普及により小型スピーカーに注目が集まった年ではなかったかと思います。そのおかげでタイムドメインが雑誌などに取り上げられる機会が増え以前よりメジャーになりました。タイムドメインファンとしては嬉しい限りです。

昨年末には台湾のメーカーからMarty101というミニYoshii9っぽいスピーカーが発売になったばかり。これからもタイムドメインに目が離せませんね。

タイムドメインmini・タイムドメインlight