タイムドメインのある暮らし

音楽を聴く喜びを取り戻してくれた「タイムドメイン」スピーカーと、好奇心に導かれるまま綴る、日常のあれこれ。

タイムドメインlight用キャリングバッグ

2006年08月14日 | TimeDomain
発売になったばかりのタイムドメインlight用キャリングバッグを購入しました。
バッグ本体は350グラムと軽量です。ligntを入れてもかなり軽く感じます。

スピーカーとACアダプターを入れると、ちょうどぴったり。もう少し余裕があってもいいかなと思いましたが、かっちりホールドされるので持ち運びには最適です。

セミナーでタイムドメインの音を聴いてもらいたかったので、さっそく使ってみました。TIMIDOMAINのロゴがかっこいいです。ブルーのマークがアクセントになっています。知らない人がみたら、小型のカメラバッグと思うことでしょう。

ケースなしで持ち運ぶには不安がありましたが、バッグがあると本当に楽です。これなら友人知人宅へも安心して持って行けます。

iPodとの相性抜群ですので、このバッグに入るバッテリーパックがあれば、屋外でも、どこででも最高の音楽が楽しめることでしょう。試してみる価値はありそうです。

Yoshii9でアナログを聴く

2006年08月06日 | TimeDomain
近所の中古屋さんで、タイムドメイン社推奨のAIWAのアナログレコードプレーヤーを見つけました。現在は生産中止しており、ヤフオクとか中古店で探すしかないようです。
ジャンク扱い針なしで1050円と格安。針はネットで注文して3150円、針をつけたら音が出ず修理に出して3750円、とけっこう追加出費がかさみました。新品が買える出費でしたが、出てきた音は満足のいくものでした!

こんなチープな(失礼!)プレーヤーで、これだけの音が出るとは、まさに目からウロコでした。

高級プレーヤーだったら、針圧調整に始まり、なんとかキャンセラーとか調整箇所があるし、トーンアームやカートリッジも交換可能ですが、この安価なプレーヤーには調整箇所すらありません。そのかわりに、良い音を出すためのノウハウがタイムドメイン社から提供されています。それも10円玉3枚と乾電池3個で済むわけで、オーディオマニアなら、あきれることでしょう。
http://www.timedomain.co.jp/note/image/ADP_User_Manu.pdf


Yoshii9が再生するレコード音には次のような特徴があります。

1.スクラッチノイズが目立たない。気にならない。
 ノイズは瞬間的であり耳につきません。連続した音楽の流れを妨げないので、音楽に集中できます。

2.耳障りな低周波ノイズが自然とカットされます。
 レコード盤のそり等により発生する低周波は、コーン紙のゆったりと大きな振幅となります。口径の小さなSPユニットは忠実にトレースしますが、それが不自然に強調されないため、不快感がありません。

3.ハウリングしない。
 通常のスピーカーは筐体が振動するので、床などを通じて振動がフィードバックしカートリッジに伝わり音に影響を与えますが、Yoshii9の筐体はまったくといってよいほど振動しないためプレーヤーへの影響がほとんどなく、クリアーな音となります。

4.高分解能
 小さい音もクリアーに再生しますから、レコードにこれだけの音が入っていたのかと驚きました。もちろん定位もはっきりします。

わたしが独身時代に手に入れた小椋佳のアルバムがあります。20数年も前のLPです。独身寮で何度も聴いたものです。手入れもよくありません。
今までのオーディオ装置ではスクラッチノイズが気になって聴けたものではありませんでした。音も歪みがあるような気がしていて、何年も埃をかぶっていたのです。

Yoshii9のおかげで小椋佳の伸びやかなボーカルとアコースティックな伴奏が、まるでCDで聴いているかのようによみがえりました。ヘンデルのメサイヤ(LP3枚組)などクラシックレコードも、再び日の目を浴びました。

あの頃のレコードは音が悪かったのではなかった。再生装置が追いついていなかっただけだったのです。それはGS-1が早すぎたスピーカーと呼ばれたのと同じです。タイムドメインは音の波形を忠実に再生する装置だからこそ、レコードの溝に刻まれた音を100%引き出してくれるのだと思います。






本物を知る

2006年08月06日 | Hitorigoto
デイキャンプが終わりました。

大雨続きのあとでしたが、晴天に恵まれ、24名の子供たちも元気いっぱい。
子供だけでなく、大人にも刺激いっぱいの日々でした。

デイキャンプの趣旨は、できるだけ本物に触れる、体験するというものです。
それは、大人やリーダー(中高生・専門学校生)、上級生や下級生とのふれあいであったり、地元の方々との交流だったりします。

本物がこんなにすごいと思ったのは、手作りこんにゃく体験でした。
汗をふきふき作業していたおばちゃん二人は子供相手に大忙し。材料を手で30分ほどまぜる作業はけっこうコツがいるのだとか。ゼリー状になった材料を木型で形をととのえ、沸騰したお湯に40分くぐらせると出来上がり。

できたてのこんにゃくを手でちぎったものを酢醤油でいただいたのですが、食感も味も想像を超えていました。「美味しいよ!こんにゃくじゃないみたい!」と子供たちもびっくり。ぷりぷりで、しかもとろけるような味わい。ちょっと説明がつきません。市販のこんにゃくの味は何だったのかと思いました。

夜の天文台で眺めた星空は、まるでプラネタリウム。空が暗くなるにつれ、星の数が増してくる。思い思いに望遠鏡や肉眼で夜空を観察しました。天の川もはっきりわかる。流星や人工衛星をいくつも発見。星がこんなにたくさんあるとは!

朝早く、日の出前に山頂からながめた360度のパノラマ。朝日が遠くの山肌を染め、温められた空気は風となって動き出す。目の前の木の枝にウグイスが鳴いている。全部が本物でした。

どんな大きなスクリーンも、高級なオーディオであっても再生することのできない、本物の自然。その迫力に圧倒されました。

本物を知ることなしに、物事を評論することは無益なことです。生演奏、生楽器の音を知らずに、再生音の良し悪しを語るのも同じ。
これからも出来るだけ本物を知り、体験する機会をつくりたいものです。

デイキャンプ

2006年07月25日 | Hitorigoto
毎年夏休みに地元の小学生を引率して5日間のデイキャンプを開催しています。
今年ももうすぐやってくる。その準備や打合わせでちょっと忙しい毎日です。

私が住んでいるのは熊本市から南へ40キロほど下った八代市。かつてはイグサ栽培で農家所得全国上位にランクされていましたが、中国産の参入と畳そのものの低迷で、かつての元気はありません。

目だった産業もないし、観光の目玉があるわけじゃない。ちょっと中途半端な地方都市なのです。

デイキャンプはそんな八代を中心に、毎日場所を移して実施します。
今年で9回目になりますが、毎回新たな発見があります。地元の宝に気づいていないだけなんだと。

車で15分ほど走っただけで、となりのトトロにでも出てきそうな山間の集落に行けるのです。川で子供たちと泳ぐと、小魚たちが目の前を通り過ぎます。岩の上からの飛び込みは一番の人気。

海へ行けば、干潟に面白い生き物がいっぱいいる。砂の上にじーっと立っていると、無数のカニが足もとから這い出してくる。
子供たち以上に大人である私も驚くことばかりです。

今年は天文台のある山のロッジで一泊します。
満天の星空を子供たちにプレゼントできたらいいな。

大人になったら見えなくなるものがあります。子供のときにしか聞こえないし、見えないものがあります。そのときでしか感じられないものがあります。
だからこそ本物に触れさせたい。アタマじゃなくて体ごと体験させたい。

24名の子供たちは何を感じてくれるのでしょうか。わたしもワクワクしながら一緒に楽しもうと思っています。もちろんタイムドメインlightをお供に(^^)

セッティング

2006年07月16日 | TimeDomain
オーディオにハマった人なら分かると思いますが、スピーカーを部屋のどこに置くかで音が変わります。
それで、あちこち試行錯誤するのも楽しみなんですが、音楽のジャンルによっては、せっかくのセッティングがマイナスに働くこともあります。そこでまた悩む。オーディオの奥深さはこんなところにありますが、タイムドメインの場合はどうなのでしょうか。

音の時間変化を忠実に再現するというタイムドメインは、置き場所によって音が影響されることは少ないように思います。
miniやlightはパソコンの横に置くだけです。Yohii9やMarty101に至っては、床にぽんと置くだけ。
もちろんきちんとセッティングすれば、さらに素晴らしい音を聴かせてくれるのでしょうが、気軽に音楽を愉しむには何も難しく考える必要はありません。

無指向性のYoshii9やMarty101は、リスニングポジションもフリーです。各地の試聴室の写真を見ると、Yoshii9は部屋の真ん中にセットされていて、どの場所で聴いてもかまわないようになっています。

それは音楽にとって、とても自然な状況なのではないかと思います。丸い演奏ステージの周囲に聴衆が座っている光景が思い浮かびます。

生演奏を聴く一人一人の席がベストポジションです。目を閉じればスピーカーの存在は消えて、そこに演奏者がいる。そんな錯覚すら覚えます。

リラックスと緊張

2006年05月02日 | TimeDomain
玄侑宗久氏の著書「自燈明」からの話です。

免疫細胞の一種にNK細胞(ナチュラルキラー細胞)があります。骨髄や肝臓で生まれる細胞で、ガンなどに対してものすごい攻撃力を持っているといわれています。
NK細胞は、緊張した状態(左脳優位)で増えます。しかしリラックスした状態(右脳優位)にならないと活性化しないそうです。

その意味ではストレスは悪いことばかりじゃないですね。大切なのはストレスを受けたあと、どのようにしてリラックスするかです。

自宅で簡単にできるリラックス方法ですが、私の場合は大の字に寝そべってタイムドメインから流れるお気に入りの音楽に浸ります。そのまま寝入ってしまうこともありますが、本当に心地よく感じられます。

タイムドメインから流れる音は左脳を刺激しません。本当に心地よい。
通常のオーディオセットだと、どこか音の濁りや歪みを感じてしまい「低音がイマイチだな、ボーカルが勘にさわる。スピーカーを変えるか、アンプを取り替えたらどうか」等々左脳優位になって、リラックスどころじゃなくなります。

先日、風邪でダウンしたときは枕元にタイムドメインlightとiPodを置き、小音量でクラシックを流して眠りました。
そのせいかどうか、翌日には風邪もすっかり治り仕事に復帰できました。リラックスできたおかげでNK細胞が活性化してくれたのかもしれません。

タイムドメインが健康器具になる日も近い・・・(^^)


土台について考える

2006年04月02日 | Marty101
タイムドメインの音がなぜクリアーなのか、その秘密は土台にある。

仕事でも趣味でもビデオやカメラで撮影する機会が多い。
写真や映像の出来上がりを左右するファクターは色々あるが、写真の場合はピントが甘いとどうしようもない。オートフォーカスになったとはいえ、手ぶれがあると写真がすっきりしない。
ビデオも同様。三脚が安物だと画像がガタガタになり興ざめする。手持ちで望遠側で撮影すると手ぶれ補正があっても、かなりしんどいし、観る側も疲れる。

カメラの手ぶれを防ぐには三脚を使うのが一番。ビデオの場合は動きが伴うのでガタがなくスムーズな動きの三脚が必要になる。要は土台がしっかりしていると映像も画像もクリアーになる。

タイムドメインの土台とは何か。それはスピーカーユニットの背後に取り付けられた仮想グランド(アンカー)と呼ばれる錘である。
これがカメラの三脚の役割を果たしている。レンズの部分がコーン紙である。土台がしっかりしていることで、不要なブレがなくなり、コーン紙は電気信号を忠実にトレースする。だからこそ、タイムドメインの音はクリアーで分解能が高い。

なおかつ、スピーカーユニットとアンカーはスピーカー筐体と振動的に遮断されるような構造になっている。Yoshii9の重さは9キロ近くある。コーン紙の重さはボイスコイルを含めてわずかな重量。音の時間変化にブレを生じさせない土台を設けたことが、他のスピーカーとの音の違いを生んでいる。


臨場感のある音

2006年03月18日 | Marty101
ニコラス・ケイジ主演の「ナショナル・トレジャー」をDVDで楽しみました。

週末はゆっくり好きなDVDを楽しみたい。だけど昼間は用事があるので、結局夜遅い時間帯になってしまいがち。当然、大きな音を出すわけにいかないので、ボリュームを下げての鑑賞になります。

テレビのスピーカーだとボリュームが小さいとセリフも不明瞭だし臨場感もイマイチです。その状態でMarty101やminiをテレビのヘッドフォンジャックに差し込みます。

すると音量はそのままでも、音がクリアーになり、セリフと背景音、音楽のそれぞれが独立して聞こえますから、映像の迫力もアップしたかのように感じます。

タイムドメインスピーカーの特徴は、すぐそばで聴いてもうるさくないことです。
夜は音量をあまりあげられませんから、スピーカーを耳のそばに置けば相対的に音量アップと同じ効果があります。

ごろりと横になってMarty101をすぐ近くに置いてみました。雑踏のノイズやセリフの発音も明瞭、ヘリコプターの爆音も迫力がある。電話のベルとか思わず振り返ってしまいます。

臨場感というのはテレビ画面の大きさもさることながら、スピーカーの数や音量ではなく、音のリアルさにあることを再確認しました。タイムドメインスピーカーなら家庭でのDVD鑑賞に充分すぎる臨場感を再現してくれます。

人工音と自然音

2006年03月03日 | Marty101
◇Marty101とミニの聴きくらべ

AVセレクターでMarty101とタイムドメインminiを瞬時に切り替えて試聴できるようにしました。
今までは同じ音源からマルチ接続し、それぞれのボリュームを調整して聴き比べていました。これだと差がはっきりしませんでしたが、スイッチで瞬時に切り替えると違いがはっきりわかります。
ただしこれは置き場所とかにも左右されますし絶対的なものではありません。あくまでも私の主観として参考にしてください。

ミニから切り替えるとMarty101は少しラウドネスがかかっているかのような音に変わります。ボーカルのレベルをミニに合わせるとバックの演奏が大きめになります。ミニに比べるとメリハリが効いている感じです。(まだエージングが充分ではありませんので判断は早急かもしれません)

音の波形変化を時間軸に沿ってそのまま再生するというのがタイムドメインですので、基本的に同じ音ですが、アンプやユニット、スピーカー筐体の形や材質によって再生される音は微妙に異なります。
スピーカーユニットを筐体と接触させないために浮かしている構造ですが、その方式の違いもあります。仮想グラウンドのアンカーの重さも異なります。どのタイムドメインスピーカーであっても、自己主張することなく音楽の魅力を伝えてくれるのは間違いありません。あとは個人の好みになります。

◇脳に心地よい音とは

音の良さとは何かをちょっと考えてみました。あくまでも私なりの勝手な仮説です。科学的な根拠はありませんので軽く読んでくださいね。

スピーカーというのはやっかいな代物で、だんだんと耳慣れてくるとこれが一番良いと感じてきます。多分、人間の脳が勝手に補正しているのでしょう。聴覚も脳が処理しているわけです。その証拠に人間は雑踏のなかでも目的の音を聞き分けることができます。タイムドメインが聴き疲れしないのは、脳が余分な処理をしなくて済むからかもしれません。

生演奏だったら聴き疲れません。むしろ心地よい。同じ音楽でもオーディオが再生する人工音が聴き疲れるのはなぜでしょう。
不自然な歪みや濁りとか、分離が悪くフォーカスの甘い音を聴いたとき、脳は一生懸命補正するので聴き疲れてしまうのではないでしょうか。度の合わないメガネで小説を読んでいるような状態なので、ストーリー(音楽)に没頭できない。

自然音だったら、ザーっというノイズに近い波の音すら心地よく感じますが、従来のスピーカーから流れる波の音を長時間聴くと疲れます。ところがタイムドメインで再生される波の音は心地よく感じられます。
何をもって脳が人工音と自然音を区別しているのかは私にはよく分かりませんが、タイムドメインから流れる音は脳に心地よく聴こえているみたいです。だから聴き疲れしないのかもしれません。

以上は私の勝手な仮説ですが、まずは「百文は一聴に如かず」です。
お近くの試聴室でタイムドメインを体験されることをお勧めします。

何も解決していない

2006年02月26日 | Hitorigoto
永田議員が会見で謝罪へ 民主は週内に見解 メール問題 (朝日新聞) - goo ニュース

自分も含めて、日本人は忘れやすい国民だなと思う。耐震偽装事件、ライブドア事件とそれに関連した自殺の真相。荒川静香の金メダルは素晴らしいが、国民にとって大切な問題はどこへ行ったのだろう。
マスコミは次から次へと話題を追いかけるばかりで、最終的な情報を流してくれない。

今回の永田議員の問題と、ライブドア事件真相解明を一緒に考えてはいけないと思う。もしメールが偽だったとして、誰が永田議員にメールを提供したのか。誰がこのことで得をしたのか、よく考えてみる必要がある。

メール問題と、真相解明は切り離して論議すべきだと思う。
それを一緒にくくって、自分達は潔白だなどという論理を許してはいけない。
国民不在の政争は、もう沢山だ。

ライブドア事件や耐震偽装問題の背後には、果てしない闇が広がっているような気がするのは私だけだろうか。