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緑のアルダ~千年の隠者~ 榎木洋子

2005-05-16 01:08:10 | novel:少女
「緑のアルダ~千年の隠者~」榎木洋子 コバルト文庫

今回は今までの中で一番よかったです。
主に地狼ヨールの気持ちを追った感じの話でした。そして、このシリーズで初めて龍が出てきたこともよかったです。私はアルダしか読んだことありませんでしたから、この世界の龍についてほとんど知りません。なぜ王としか制約を交わさないかとかさっぱりですからね~

アルダが王に簡単に謁見できるように名を売りながら進んでいくのはいいのだが、余計な厄介事も増える気がするな。100%あたる占いなんてそうは無いだろうから、どこかの権力者が誘拐とかたくらまないだろうかと気になります。どこかの成り上がりマフィアのボスがこの世で最も重要なものは未来の情報だよ。と豪語してましたし・・・

そういや、龍が人型なのにはちょっと驚きでした。最近召喚士マリアとかロードス島戦記とかも読んでいて、龍はそのまま爬虫類っぽい格好でいる印象が強くなってまして、国の城近くの山の洞窟かテッペンに住んでるのかと思ってたらどうやら違ったみたいですね(笑)

ところで、緑のアルダは買う時に何番目に出たのか確認しなきゃいけないのが大変。第何巻とかどこにも書いてないから、現物を手にとってカバーの内側を見て確認するか、ネットで発売順に並べて見なきゃ判らないのが辛い。

緑のアルダ~荒れ野の星~ 榎木洋子 (コバルト文庫)

2005-05-01 01:02:25 | novel:少女
緑のアルダ~荒れ野の星~」榎木洋子 コバルト文庫

村を出発して数ヵ月後からのスタート。
今回はウルファが殺人の嫌疑かけられた町で、誤解を解き真犯人を見つけ出すストーリー。

集団の心理ってのは怖いですね。自分は無実なのに周りにいるすべての人達が糾弾してくる。こちらの意見はまったく聞き入れてもらえず一方的な解釈で決め付けられ、誰もおかしいとは思わない・・・。
確かに、ある程度の力がある人が率先して理を解き、根気良く理解してもらわなければ誤解は解けなかったでしょうな~。

2巻も1巻同様スッゴイ薄かったです。二冊あわせてようやく一冊分読んだ気分ですよ。
今回も突出して面白かったというところもなく、よくありそうで平坦な印象。

アルダは占いは凄いけれど、他のところの魅力がイマイチ見えてこないし、ウルファも剣術は凄いらしいがあまり戦わないからよく判らない(登場人物の心理描写が少ないからかな。)。
守龍もまだまだ登場しそうにないし、気が長そうだ。

いろいろ書いたが、それでも続きが読みたいし他のシリーズも読んでみたいとも思うんだよな~不思議だ・・・。
ちょくちょく古本屋で探してみて読んでいきたいと思う。

緑のアルダ~石占の娘~ 榎木洋子 (コバルト文庫)

2005-04-30 00:08:17 | novel:少女
「緑のアルダ 石占の娘」榎木洋子 コバルト文庫

百発百中の占い師であるアルダが村の土地力を取り戻すために、力の源である守龍を探しに精霊の狼と出発前に出会った少年と共に旅に出るでるというボーイミーツガールなお話。

世界は作者榎木洋子が他のシリーズでも書いていた世界と同じ舞台らしい。
そちらの方は読んだことがないのでよくわからないのですが、機会があれば読んでみたいです。

読んでみて、出合った少年と恋愛が発生する感じはまだなく、それほど戦闘シーンもあるわけでもなく・・・
ただ言える事は、本が短い!薄い!。ストーリーの重要なところだけを入れたというか、一本線なストーリーで閑話休題なネタや伏線がほとんどないような感じがしました。もっとあっちこっちして欲しかったな。

内容としては、面白そうで続きを読みたいとも思うのだが、普通のラノベの半分くらいのボリュームしかないのがちょっと金銭的にしんどいです。
1巻と2巻を古本屋で見つけて買ったけれど、他のもあればいいのだが・・・。これを全巻+他のこの世界のシリーズを新品で買うのはちと無理ですな~。

「流血女神伝 砂の覇王5~7」

2005-03-28 23:30:45 | novel:少女
「流血女神伝 砂の覇王5~7」須賀しのぶ コバルト文庫

7巻で力尽きました・・・続きを読む気がしません><

どうやらカリエは完全にアルバンのほうに心がいってしまっているようです。
また、エドはストーリー的に完全に脇役になってしまっており、大変寂しい;;
前半あれだけ出ていた準主役なのに、この5~7巻では5回も名前が出たかどうかだし。
前に書いたように私は個人的にアルバンのキャラが好きじゃないのです。エドがもう側近でもないのなら読む気しませんのです。
一気に読んでるから、エドが印象に残りすぎてるのがいけないのかも^^;

ストーリーとしては、予想外で有りなのかなとも思いますし、カリエの立場・展開もどんどん変わっていきテンポが大変よく悪くないのですが、やはりアルバンが・・・><

流血女神伝 砂の覇王 1~4

2005-03-20 03:02:58 | novel:少女
流血女神伝 砂の覇王 1~4 須賀しのぶ コバルト文庫

先日まとめて購入した流血女神伝を4巻まで一気に読みました。

簡単にあらすじを言えば、皇子宮から逃げ出したエドとカリエは、今度は奴隷となってしまう。
奴隷として買われたカリエはエティカヤの後宮に入ることになるが、いろいろあってエティカヤ王子の小姓となる。
その頃、ドーン王子とグラーシカ王女の婚礼がきまり、カリエもそれを見るために、ルトヴィアへ向かう。
そして、ルトヴィアでの宴の最中にエティカヤ王子に正妃だと紹介されてしまう・・・

えええええええええええええ

マジかよ・・・個人的にエティカヤのバルアン王子はかなり嫌いな人物だったから、かなりショックでした;;エドはどうするんだよ~!!と言いたい><
さすがに今後断ると思ったけど、気になって後の巻のあらすじを読んでみたら、「バルアンの正妃となったカリエは・・・」とか書いてあって、さらにショック・・・orz

さて、全体的な感想のほうは、悪くはないんだけど主人公であるカリエのしたいことがイマイチ見えてこないかな。奴隷となって後宮に入った時はがんばって妃になるって張り切ってたけれど、それは奴隷から抜けるまでの話って感じな気がして全体的な目標ではない気がする。
こういう物語でありがちな、王国復興とか盛大な冒険のすえ到達しなければいけない場所があるとか、そんな物語全体的な目標が見えてこないのが物足りないかな。
逆に、それが見えてこないから次になるが起こるのかまったく解からないてところも、あるにはあるのだけどね~^^

てな感じで、バルアンとカリエがいずれくっ付くというかなり凹む状況になっちゃったから読むスピードがゆっくりにそうな予感^^;
先に彩雲国物語の続きとか、ファンタジア文庫の新刊読んでしまいそう><

彩雲国物語 はじまりの風は紅く

2005-03-15 11:22:44 | novel:少女
「彩雲国物語 はじまりの風は紅く」雪乃紗衣(ビーンズ文庫)

ブログを始めてから、本の紹介をしている他の人のブログをよく見るようになりました。
そんな中でちょっと目に付いたのがありまして、それが彩雲国物語です。面白そうかなと思い読んでみました。

読み始めて最初に思ったことは、「十二国記」に似てるかなと思いました。しかし、少し読み進めてみるとさすがに「十二国記」ほど特殊で深い世界観ではありませんでした。もっと気軽に読める内容でしたね。
ただ、中国風ってこともあり、人の名前が読みにくいし、覚えにくいのが辛かったです^^;

良家ではあるが貧乏な家で育った逞しいお嬢様が、王家で奮闘する姿が、ライトノベルらしく描かれているので、全体の内容は読みやすく理解し易かったです。(ただ、どうしても名前が覚えずらい;;何度も出てくるのにこいつはどいつのことだっけ??ってな感じで何度も前に戻って確認しちゃいましたし・・・

後は、まあ、個人的には劉輝より静蘭とくっ付いて欲しいかなと思ったりします。

「流血女神伝 帝国の娘 前・後編」

2005-03-13 00:11:45 | novel:少女
「流血女神伝 帝国の娘前・後編」(コバルト文庫)

なんだか懐かしい感じがする本でした。風のケアルを思い出しました。
ファンタジー小説の王道っといった感じのお話ですね。中世ヨーロッパ風であり、王子王女が出てきます。死にそうな王子の影武者として教育を受けさせられる田舎育ちの少女のお話・・・
しかし、どんなに王子として矯正されてもちゃんと女の子の部分を残しているというところもなかなか面白いですね。(普通に恋してるし・・・w

前後編を読んで、とりあえず一区切りついた感じなのですが、まだまだこれから話が膨らんでいきそうです。(事実後10冊以上は続いてるみたいだし^^
てな訳で、続きを読みたいのですが、前も書いたようにブックオフ等の古本屋を探してもまったく見つかりません。仕方ないから諦めて新刊を買おうとも思ったのですが、コバルト文庫を置いてる店は少なく、さらに刊行してか成り立っているこの流血女神伝の最初のほうはまったく置いてありませんでしたorz
ここになら売ってるだろうと思い、秋葉原にも足を運んでみたのだけれど、見つからずかなり途方にくれています。
後はまあ、本屋で取り寄せてもらうか、ネット販売で買うしかないわけで・・・面倒くさいな~><