みいぶろ。~BL side~

アニメ・マンガなどの萌え語りをするブログ。
初めてご覧になる方は『はじめにお読みください』をご覧ください。

君は僕の宝物【おまけのシンジside】(庵53)

2009-10-24 02:31:29 | 超SS
以前に捧げ小説として書かせていただいた「君は僕の宝物」のおまけです♪




君は僕の宝物【おまけのシンジside】




バスルームでお湯につかりながら、僕は動揺していた。
咄嗟に「泊まっていきなよ」なんて口に出してしまって、
僕はなんてそそっかしいのだろう…
大雨の中、濡れて帰るくらいなら、今夜は誰もいないのだから
遠慮なく泊まって、と言うのは普通のことかもしれない。
だけど僕達にとっては、それは重大なことだ。
だって恋人同士なのだから。
そう言ってしまったのは僕が心の奥底で望んでいたからかもしれない。
いや、きっと考えないようにしていただけなのだろう。
君と…カヲル君と深く交わるキスをする度に体の奥が疼く。
君ともっと触れ合いたいって思う…
カヲル君が同じ気持ちでいてくれるのなら、君に全て委ねようと僕は決心した。

カヲル君がお風呂に入ってる間、火照った体を冷ましながら
ソファで横になってたら、ついうとうととしてしまった。
バスルームの扉が閉まる音が聞こえて、意識が少しずつ浮上する。
君の足音が少しずつ近づいてくるのを感じて、起き上がろうとした刹那。
「……っ…」
カヲル君の息を飲む音が聞こえて、起き上がるタイミングを逃してしまった…
君の表情を確認したいけど、怖くて目が開けられない。
でもさっき決心したことを思い出して、僕は君の行動を待つことにした。
これって少しズルいかな…
少し間を置いて、テレビのスイッチが切られる。
君の手が僕の足に触れて。
あぁ…眠ってると思ってベッドに連れてってくれるのかな?と思ってたら…
君の掌が明確な意思を持って上に上がってきたから僕は覚醒せざるを得なかった。
目を開いたと同時に塞がれる僕の唇。
差し込まれた舌は僕の口内を這いまわって、押さえ込まれた両腕に力が入らなくなってきた。
やっと離れた唇から透明な糸が伝って、情欲を煽られる。
「…いつもそういう目で僕を見つめてきてたよね…そのたびにずっと君をこうしたかったんだよ?」
「…カヲル…く…」
僕の口からでた君の名を呼ぶ声は、自分でも驚くくらい甘くて恥ずかしくなる。
「君が欲しいんだ…いいかな?」
…カヲル君も僕と同じ気持ちでいてくれたんだ。胸の内に暖かいものが溢れてくる。
僕の全てを君にあげるから、僕にも君の全てをくれるかな…?
口に出してはとても言えないから、代わりに君を両腕で抱きしめて”うん”とだけ頷いた。





ってなわけで勝手におまけのシンジsideを書いちゃいましたv(笑)
なんか寝たふりって水樹の中で萌えます…
本編書いてる時にすでにそんな設定になってました(笑)
今後も魅惑的なおみ足でカヲル君を誘ってくれるといいと思います!




あんまん (貞53)

2009-10-16 02:51:01 | 超SS
お手軽にちょいイチャさせる超SSです(笑)
あんまんの貞版でぇすv



あんまん【貞ver.】


日直だった僕は急いで仕事を片付けてシンジ君が待ってる教室へと戻った。
先に帰らずに僕を待っててくれてる…愛されてるなぁ…///
なんて思いながら教室のドアを開けると、僕の机に腰掛けて夕日を眺めてる君。
「終わった?渚」
ゆっくりとこちらを振り返って綺麗な笑顔を僕に見せてくれた。
それだけで疲れが吹っ飛びそう。
すると、君が手招きしてきた。
シンジ君の手には白い紙につつまれたあんまんが。
「はい、お疲れ」
半分に割って差し出されたあんまんを受け取る。
何にも考えてないんだろうけど、かわいいことしてくれちゃって…
おいしそうに頬張ってる君にちょっかい出したくて、人差し指で口元を差しながら
「シンジ君、ついてる」
って、ほんとはついてないんだけど。
「えっ!?どこ?」
視線が下に落とされた瞬間を見計らって、君の唇をぺろりと舐める。
「///っ、渚!何す…んっ…」
ついでに唇も頂いちゃう。
「…ごちそうさま♪…いたっ…」
「バカ渚…」
シンジ君は頬を赤く染め上げつつ、ポカリと頭を叩いてきた。



庵に勝るとも劣らずバカップル炸裂ですみません(汗)
待ってる間に近くの売店で買ってきたのかな…
ヤングエースの展開が辛いので貞5を幸せにしたい症候群に続いて
貞3もそう思ってしまってるのかも… ←うっかり1号から読み直したらしい…

しかし超SSいいなぁ…ちょこっとイチャつかせるにはもってこいだわん(笑)
超SSといえど必ずちゅーは入れる辺り…腐ってます。

あんまん (庵53)

2009-10-15 02:05:07 | 超SS
久しぶりに超SSってみました(笑)




あんまん【庵ver.】


学校からの帰宅途中にある公園で一休み。
なんて、まだ離れたくないから帰るのを先延ばしにしてるだけなんだけど、
僕もシンジ君も口には出さない。でも君もきっとそう思ってくれてると思う。
シンジ君が何かを見つけたように顔がぱっと輝いたかと思うと、
「ちょっと待っててね、カヲル君っ」
と、それだけ言い残して向かいにあるコンビニに吸い込まれていった。

数分後、白い包みとお茶を手に君が戻ってきた。
白い包みから現れたのは、これまた白くて丸いもの。
「…へへ…あんまん。のぼりが出てるの見たら食べたくなっちゃった。
 買い食い禁止だから内緒だよ?」
そう言って、笑顔で半分に割って差し出してきた。
嬉しそうに頬張る君を見て、なんだか僕まで嬉しくなってしまう。
熱いから気を付けて、と言おうとした瞬間。
「…あちっ…!」
火傷したらしく、舌をぺろっと出している。
「そそっかしいなぁ…シンジ君は…」
僕は側に置いてあったお茶を口に含んで口内を冷やしたあと、
シンジ君の顎をくいっと持ち上げて。
「…ちょ…カヲ…」
驚いて固まる君に構わず、唇を重ねて舌を滑り込ませる。
舌を冷やすように密着させてからゆっくりと唇を離した。
「大丈夫?」
「…///…カヲル君…ここ、外…」
真っ赤になりながら口元を押さえて視線を逸らすシンジ君。
「誰も見てないよ」
そう言ってもう一度頬に軽くキスを贈る。
「…てか、僕が自分でお茶飲めば良かったんじゃない?」
「そうとも言うねぇ…」
にこにこと笑う僕に、かなわない…といった表情で君は苦笑いしてみせた。



中華まんがおいしい季節になりました。
仕事に行く途中、うっかり視界に入ったコンビニののぼりを見て妄想(笑)
あれ?第3新東京市って年中暑いんでしたっけ?(この辺がまだまだエヴァ初心者…)
まぁ、二次創作ですもの…ねぇ?(笑)
【庵ver.】ということは…貞もある…かもしれません…

超SSはじめました。

2009-09-19 01:16:56 | 超SS
寝る前に思いついたので、超短文なカテゴリーを作ってみましたv

ブログ投稿画面に直書きさっ!



【おやすみ】 庵53

「ねぇ、カヲル君…まだ起きてる?」
隣りで寝ているカヲル君に聞いてみた。
「起きてるよ…どうしたの?」
「…なんか眠れない…」
「どうしたの?なんか不安なことでもあるの?」
カヲル君は体をこちらに向けて優しく頭を撫でてくれている。
なんか気持ちがいい。
「ううん、そんなことはないけど…」
嘘だ。ほんとは不安で仕方ないんだ。
ふとした時に訪れる心の闇。
今が幸せすぎて、いつ失う時が来るのかと不安になる。
君を手に入れたと同時に失う恐怖もつきまとう。
こんな時代だから。
「嘘。なんか悲しいこと考えてる」
カヲル君が片手を僕の腰に回して抱き寄せてくる。
こんなに近くにいるのに、不安でたまらない時がある。
「カヲル君…少しの間こうしてて…」
君のシャツを離さないかのようにぎゅっと握り締める。
カヲル君は僕を安心させるように、おでこや頬に優しいキスをくれた。
次第に薄れていく闇。
「どう?落ち着いた?」
顔を上げるとそこには優しい笑顔をした君。
僕も自然と笑顔になる。やっぱり君はすごいね。
「良かった…もう、休まないとね。シンジ君」
「カヲル君…手、繋いでもいい?」
「うん。朝まで繋いでてあげる…おやすみ、シンジ君」
繋いだ手に温もりを感じながら僕は深い眠りに落ちていった。


_______________________________________


うぎゃあ!もっと短い予定だったのに!
甘々庵53襲来。ってか同じベッドで寝てるのか!(爆)

さ、あたしも寝るか。