昨日夕方、ダンナさんの実家のアイドル犬、とら(ヨークシャーテリア)が亡くなりました。17歳でした。
ダンナさんの実家には犬が3匹いました。
長老のとらちゃん、次男のくりのすけ(マルチーズ・12歳)、その後かいと(シベリアンハスキー雑種・12歳)が加わりました。
みんな性格は温厚なのだけどその中でもとらちゃんはとても性格がよく、どんな犬とも仲良くでき、また品行方正なとてもいいコで、お姑さんはいつも「ウチのエース」と言っていました。
実家で犬まみれになり、至福状態のダンナさん。7~8年前の写真です。
今年に入ってからちょっと元気がなくなり、「この夏を越せるか」という心配はあったものの無事に夏を越したのですが、2週間前にダンナさんの実家を訪れた時、とらちゃんがすっかり痩せて小さくなっていたことに驚きました。歩くこともあまりなくなっていて、抱っこしたダンナさんも「ホントに軽くなった。お尻の肉も全然ない・・・」とショックを受けていました。
みんな「もうそろそろ危ないかも・・・」と思いつつ、でも小康状態を保っていたので、年越しを頑張ってほしいと思っていたところでした。亡くなる日の朝もゴハンをきちんと食べたのだそうです。
ですが昨日の夕方、ダンナさんの携帯にお姑さんから電話があり、「今帰宅したらとらが動かない。目をぱっちりあけたまま動かない」と取り乱した様子で電話が入りました。もう既に呼吸もしていなかったようなのですがまだ体は温かかったそうで、「さっきまできっと生きていたんだと思う。もうちょっと早く帰れていれば」と泣いていたとのこと。
ダンナさんも学生時代からずっと可愛がっていたし、私も10年の付き合いなのでとてもショックでした。すぐさま実家に向かうことを決め、なるとをつれて一路東北道に飛び乗りました。
ですが、なんだか昨夜は高速道の工事が多く、久喜ー岩槻間が工事のため通行止めになっていて高速を強制的におろされるハメになり、回り道をさせられてしまいました。なんでこんな時に・・・。
結局大宮方面に出て首都高に乗り換えて都内に出ました。着いたのは23時頃。
到着するととらちゃんは小さいテーブルに毛布と保冷財をセットした急ごしらえのベッドの上に横たえられ、お線香が供えられていました。
ダンナさんはずっと運転中冷静だったけど、とらちゃんを見たとたんに涙腺決壊。
「とら・・・」と言ったまま言葉もなく、とらちゃんを撫でながらずっと静かに涙を流していました。
私も本当にまだ眠っているみたいな姿に涙が止まりませんでした。時々遊びに行ったときに会う感じだった私でもこんなに悲しいのですから、小さい頃からずっと過ごしてきたダンナさんや義父母、駆けつけた義妹の悲しみはどれほどかと思いました。私も実家で飼っていた猫を2匹送り出しているので、その気持ちは本当によくわかります。
とらちゃんが大好きで、いつもストーカーのようにとらちゃんを追い掛け回していたなるとも「何かが違う」とわかったようで、なるとを抱き上げてとらちゃんに近づけてみたのですが、匂いはかぐもののいつものような偏執的な勢いはなく、神妙にしていました。
2時間くらいお別れを惜しんだのですが、深夜1時頃、ダンナさんが「帰ろうか。こうやってると帰れなくなりそうだし」と言いました。
仕事は休めないので、また東北に帰らなければなりません。
往路は急ぐということもあり(私はダンナさんほどはスピードを出せないので)ずっとダンナさんが運転していたのですが、帰りは1時間ほどダンナさんが運転し、その後はずっと私が運転して、悲しみと疲れがあるだろうダンナさんにはなるとと寝ていてもらうことにしました。
帰宅は朝5時過ぎ。
ダンナさんは普通の会社と同じような時間帯で通常働いていますが、フレックスタイムも使用できる勤務体系なので、10時からの出勤とする旨会社にメールし、とりあえず就寝。朝9時に目覚ましをかけました。
9時に起きた時、「午後からの出勤にしようかな」という考えが一瞬彼の頭を掠めたようなのですが、携帯に同じ職場の方に一人病欠が出たというメールが入っていたことで、「10時に行くしかない」と悟ったようでした
ダンナさんの両親の力落としぶりが心配なのですが、あと2匹犬がいるので、彼らがきっと慰めになってくれるだろうと思います。ダンナさんもあまり表には出しませんがきっとまだ泣きそうなのだろうと思います。私も実家の猫を亡くしたときは暫くちょっと思い出すだけでも涙がこみ上げてきましたから。
しばらくの間は、ダンナさんも大事にしてあげようと思います・・・。
とらちゃんはどんな人にも犬にも愛される素晴らしいワンコでした。家族に残してくれた思い出は数え切れません。そのことに感謝して、心から冥福を祈りたいと思います。苦しんだ様子がなかったのがせめてもの救いです。
とらちゃん、本当にありがとう。お疲れさまでした。
トラ、ありがとう 2005年11月11日
ダンナさんの実家には犬が3匹いました。
長老のとらちゃん、次男のくりのすけ(マルチーズ・12歳)、その後かいと(シベリアンハスキー雑種・12歳)が加わりました。
みんな性格は温厚なのだけどその中でもとらちゃんはとても性格がよく、どんな犬とも仲良くでき、また品行方正なとてもいいコで、お姑さんはいつも「ウチのエース」と言っていました。
実家で犬まみれになり、至福状態のダンナさん。7~8年前の写真です。
今年に入ってからちょっと元気がなくなり、「この夏を越せるか」という心配はあったものの無事に夏を越したのですが、2週間前にダンナさんの実家を訪れた時、とらちゃんがすっかり痩せて小さくなっていたことに驚きました。歩くこともあまりなくなっていて、抱っこしたダンナさんも「ホントに軽くなった。お尻の肉も全然ない・・・」とショックを受けていました。
みんな「もうそろそろ危ないかも・・・」と思いつつ、でも小康状態を保っていたので、年越しを頑張ってほしいと思っていたところでした。亡くなる日の朝もゴハンをきちんと食べたのだそうです。
ですが昨日の夕方、ダンナさんの携帯にお姑さんから電話があり、「今帰宅したらとらが動かない。目をぱっちりあけたまま動かない」と取り乱した様子で電話が入りました。もう既に呼吸もしていなかったようなのですがまだ体は温かかったそうで、「さっきまできっと生きていたんだと思う。もうちょっと早く帰れていれば」と泣いていたとのこと。
ダンナさんも学生時代からずっと可愛がっていたし、私も10年の付き合いなのでとてもショックでした。すぐさま実家に向かうことを決め、なるとをつれて一路東北道に飛び乗りました。
ですが、なんだか昨夜は高速道の工事が多く、久喜ー岩槻間が工事のため通行止めになっていて高速を強制的におろされるハメになり、回り道をさせられてしまいました。なんでこんな時に・・・。
結局大宮方面に出て首都高に乗り換えて都内に出ました。着いたのは23時頃。
到着するととらちゃんは小さいテーブルに毛布と保冷財をセットした急ごしらえのベッドの上に横たえられ、お線香が供えられていました。
ダンナさんはずっと運転中冷静だったけど、とらちゃんを見たとたんに涙腺決壊。
「とら・・・」と言ったまま言葉もなく、とらちゃんを撫でながらずっと静かに涙を流していました。
私も本当にまだ眠っているみたいな姿に涙が止まりませんでした。時々遊びに行ったときに会う感じだった私でもこんなに悲しいのですから、小さい頃からずっと過ごしてきたダンナさんや義父母、駆けつけた義妹の悲しみはどれほどかと思いました。私も実家で飼っていた猫を2匹送り出しているので、その気持ちは本当によくわかります。
とらちゃんが大好きで、いつもストーカーのようにとらちゃんを追い掛け回していたなるとも「何かが違う」とわかったようで、なるとを抱き上げてとらちゃんに近づけてみたのですが、匂いはかぐもののいつものような偏執的な勢いはなく、神妙にしていました。
2時間くらいお別れを惜しんだのですが、深夜1時頃、ダンナさんが「帰ろうか。こうやってると帰れなくなりそうだし」と言いました。
仕事は休めないので、また東北に帰らなければなりません。
往路は急ぐということもあり(私はダンナさんほどはスピードを出せないので)ずっとダンナさんが運転していたのですが、帰りは1時間ほどダンナさんが運転し、その後はずっと私が運転して、悲しみと疲れがあるだろうダンナさんにはなるとと寝ていてもらうことにしました。
帰宅は朝5時過ぎ。
ダンナさんは普通の会社と同じような時間帯で通常働いていますが、フレックスタイムも使用できる勤務体系なので、10時からの出勤とする旨会社にメールし、とりあえず就寝。朝9時に目覚ましをかけました。
9時に起きた時、「午後からの出勤にしようかな」という考えが一瞬彼の頭を掠めたようなのですが、携帯に同じ職場の方に一人病欠が出たというメールが入っていたことで、「10時に行くしかない」と悟ったようでした
ダンナさんの両親の力落としぶりが心配なのですが、あと2匹犬がいるので、彼らがきっと慰めになってくれるだろうと思います。ダンナさんもあまり表には出しませんがきっとまだ泣きそうなのだろうと思います。私も実家の猫を亡くしたときは暫くちょっと思い出すだけでも涙がこみ上げてきましたから。
しばらくの間は、ダンナさんも大事にしてあげようと思います・・・。
とらちゃんはどんな人にも犬にも愛される素晴らしいワンコでした。家族に残してくれた思い出は数え切れません。そのことに感謝して、心から冥福を祈りたいと思います。苦しんだ様子がなかったのがせめてもの救いです。
とらちゃん、本当にありがとう。お疲れさまでした。
トラ、ありがとう 2005年11月11日
そうですね。生きていれば必ずこの日は来る。とらちゃんは大往生だったし覚悟は出来ていましたが、やはり亡くなるとショックです。
KO様のサイトを拝見しましたが、ブリーダーをされているのですね。犬たちの生死に沢山立ち会われたことと思います。
温かい励ましのコメントありがとうございます。ダンナさんや家族を大事に、そしてなるとを大事にしつつ頑張ります!