週末恒例「名古屋で公開される新作映画の注目作はコレ」のコーナー!
☆『ザリガニの鳴くところ』 <シネマトゥデイ>
ベストセラーになった小説の映画化。湿地帯で育った女性が主人公のミステリーです。この小説、本当に大傑作でした。映画の方も楽しみなんですが、原作を超えるのは難しい気がします。
※上映館/ミッドランドスクエアシネマ/109シネマズ名古屋/イオンシネマ・ワンダー/イオンシネマ大高/イオンシネマ名古屋茶屋
☆『ある男』 <シネマトゥデイ>
平野啓一郎の小説の映画化。他人として生きた男の真実を追う、という物語のようです。監督は『蜜蜂と遠雷』などの石川慶。妻夫木聡、安藤サクラ、窪田正孝などが出演。
※上映館/ミッドランドスクエアシネマ/イオンシネマ・ワンダー/中川コロナシネマワールド/イオンシネマ大高/イオンシネマ名古屋茶屋
☆『ミセス・ハリス、パリへ行く』 <シネマトゥデイ>
ポール・ギャリコの小説の映画化。ディオールのドレスに一目惚れした家政婦が主人公のようです。イザベル・ユペールも出ているようなので、これは観なきゃ。
※上映館/ミッドランドスクエアシネマ/センチュリーシネマ
◎『宮松と山下』 <シネマトゥデイ>
香川照之主演作。エキストラ俳優の生活を描いているようです。
※上映館/伏見ミリオン座
◎『バルド、偽りの記録と一握りの真実』 <シネマトゥデイ>
ネットフリックス作品。『レヴェナント 蘇えりし者』などのアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥの新作です。
※上映館/伏見ミリオン座/イオンシネマ名古屋茶屋
◎『俺と○○○すれば売れる』
漫画家を志す女性の奮闘を赤裸々に描いたマンガの映画化。このタイトル、めちゃめちゃ惹かれます。
※上映館/シネマスコーレ
◎『やまぶき』 <シネマトゥデイ>
岡山を舞台に、陽の当たりづらい場所に咲く「山吹」を題材に描いた群像劇だそうです。
※上映館/名古屋シネマテーク
◎『ザ・メニュー』 <シネマトゥデイ>
孤島の高級レストランが舞台のサスペンス。予告編では、すこぶる不穏&不気味な雰囲気です。
※上映館/ミッドランドスクエアシネマ/伏見ミリオン座/イオンシネマ・ワンダー/イオンシネマ大高/イオンシネマ名古屋茶屋
◎『サイレント・ナイト』 <シネマトゥデイ>
人類の滅亡が迫る中で最後のクリスマスを過ごす人々を描いたドラマだそうです。
※上映館/センチュリーシネマ/イオンシネマ・ワンダー/イオンシネマ名古屋茶屋
◎『ミューズは溺れない』 <シネマトゥデイ>
創作を巡る葛藤などに揺れ動きながらも前進しようとする女子高生たちのひと夏を描いた青春ドラマだそうです。
※上映館/シネマスコーレ
◎『それぞれの花』 <シネマトゥデイ>
ストーカー行為を繰り返す男が主人公のヒューマンドラマだそうです。
※上映館/名古屋シネマテーク
◎『ナイトライド 時間は嗤う』 <シネマトゥデイ>
ワンショットのスタイルで制作されたクライムスリラーだそうです。
※上映館/イオンシネマ名古屋茶屋
○『きみの正義 ぼくの正義』 <シネマトゥデイ>
悪の組織に属する戦闘員が主人公のドラマのようです。
※上映館/シネマスコーレ
○『あの庭の扉をあけたとき』 <シネマトゥデイ>
佐野洋子の小説の映画化。ファンタジーっぽい内容みたい。
※上映館/名演小劇場
○『マスター/先生が来る!』 <シネマトゥデイ>
インド映画。教師が主人公のアクション映画のようです。
※上映館/ミッドランドスクエアシネマ
『奇蹟の人/ホセ・アリゴー』 <シネマトゥデイ>
※上映館/イオンシネマ名古屋茶屋
『死神遣いの事件帖 -月花奇譚-』 <シネマトゥデイ>
※上映館/ミッドランドスクエアシネマ
『劇場版 舞台『刀剣乱舞』維伝 朧の志士たち』 <シネマトゥデイ>
※上映館/ミッドランドスクエアシネマ/109シネマズ名古屋
●ドキュメンタリー
『こころの通訳者たち What a Wonderful World 』 <シネマトゥデイ>
※上映館/名古屋シネマテーク
大須シネマとシアターカフェに関しては、例によって各自でチェックしてくださいませ。
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●観た映画
『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』※オススメ
マルチバースという概念を取り入れたばかりに「何でもアリ」になってしまったMCUの世界を、よくぞリセットしてくれました。ここでは「亡くなった者は決して甦ることがない」という至極当然の現実が描かれます。
主演男優の死去という予期せぬ事態によって結果的にそうなったしまったわけなので、こ軌道修正を無邪気に喜ぶわけにはいきません。でも、安心したのは事実。現実を受け入れ、それでも前に進んでいこうという想いが込められた秀作でした。
『すずめの戸締まり』※オススメ
『君の名は。』『天気の子』に続いて、今回も自然災害の恐ろしさを扱った作品。しかも、前2作では2011年の大震災を寓話的に描いていたのに対して、今回はストーリーこそファンタジー仕立てではあるものの、はっきりと大震災の爪痕が描かれています。
つまり、あの惨事を直截的に扱うには、やはり十年近い歳月が必要だったのじゃないかと思いますし、そこに新海誠の誠実さを感じます。
ただ、現実的な題材を扱うが故に少々腰が引けたのか、前作『天気の子』と比べると表現や描写がずいぶんマイルド、というか穏当になった気がします。というか『天気の子』が先鋭的で攻撃的すぎたのかも。いきなり「バ~ニラ、バニラ」という音楽が流れた時は度肝を抜かれたし、その後の「若年層の貧困」の生々しい描き方にも衝撃を受けたもんね。
それに比べると『すずめの戸締まり』はシニカルとコミカルのさじ加減が実に良く、おそらく老若男女問わず楽しめる作品になっています。これはこれで大正解。
とはいえ、『天気の子』以上に攻撃的な表現をした新海誠作品を観たかった、という気持ちも強くあります。ま、それは見る側のワガママな想いかな。
●読んだ本
『流浪地球』劉慈欣
●お気に入りor気になるMUSIC
Original Love『MUSIC,DANCE&LOVE』
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紅白の出場者、発表されましたね。初出場は10組。緑黄色社会は順当すぎるほど順当……というか、去年の時点で選出されても良かったんじゃない? Vaundyも妥当。Saucy Dogが選ばれたことは少々意外だったけど、まあ、いいんじゃないでしょうか。
ちなみに「IVE」を「あいぶ」と読むってこと、まったく知りませんでした。世の中、まだまだ知らないことだらけです。あ、「Aimer」を「エメ」と読むことは知ってました。この人の歌いっぷり、いつも見事だと思っています。
それにしても、ビックリするほど演歌勢が減りましたね。子どもの頃からずっと「後半、演歌ばっかりじゃん」と思っていたので今のような顔ぶれの方が好ましい気もしますが、演歌の人気は根強いですからね。紅白を見なくなるお年寄りも増える気がします。
気になるのは石川さゆり。今年も『津軽海峡冬景色』か『天城越え』のどちらかを歌わされるんだろうけど、本人はどう思ってるんだろ。まあ、もはや年末の恒例行事と化しているし、実際いつも聴くたびに「すげえ」と感嘆させられるので、引退するまで続けてほしい気もします。
他にも書きたいことがあったけど、ちょっと時間がなくなったので、これにてアップ。のちほど追記するかも。