☆『レ・ミゼラブル』(イギリス)158分
説明不要ですね。ユゴーの小説をもとにしたミュージカルの映画化。子どもの頃、『ああ、無情』というタイトルで翻訳されていたものを読んだ記憶があります……が、大筋しか覚えてません。
ヒュー・ジャックマン、ラッセル・クロウ、アン・ハサウェイ、アマンダ・セイフライドなど、キャストはなかなか豪華。まあ、とりあえず観ます。たぶん、今年最後の一本かな。
※上映館/ミッドランド スクエア シネマ/109シネマズ名古屋/伏見ミリオン座/イオンシネマ・ワンダー/中川コロナシネマワールド/TOHOシネマズ名古屋ベイシティ/ワーナー・マイカル・シネマズ大高
◎『もうひとりのシェイクスピア』(イギリス/ドイツ)129分
「シェイクスピア別人説」の謎に迫った歴史ミステリー……らしい。監督は『インデペンデンス・デイ』などのローランド・エメリッヒ。予告編の印象では、かなり見応えありそうです。
それにしても、今年はリンカーンがヴァンパイア退治をしたり、エドガー・アラン・ポーが実際に事件に巻き込まれたりなど(と書きつつ、どっちも未見ですが)、実在の人物を大胆な解釈で描いた作品が多いですね。
※上映館/伏見ミリオン座/TOHOシネマズ名古屋ベイシティ
◎『大奥 永遠 右衛門佐・綱吉篇』(日本)124分
男女の立場が逆転した世界での大奥を描いたシリーズの劇場版第2弾。今回はら徳川綱吉の時代だそうです。堺雅人、菅野美穂、尾野真千子など、キャストはかなり良い感じ。
※上映館/ミッドランド スクエア シネマ/109シネマズ名古屋/イオンシネマ・ワンダー/中川コロナシネマワールド/TOHOシネマズ名古屋ベイシティ/ワーナー・マイカル・シネマズ大高
○『ドキュメンタリー映画 100万回生きたねこ』(日本)91分
絵本作家でありエッセイストの故・佐野洋子の軌跡を辿るドキュメンタリー……らしい。渡辺真起子が案内役みたい。
※上映館/名古屋シネマテーク
『ジョーカーゲーム』(日本)99分
進学校を舞台に、命懸けのゲームの参加者に選出されたクラスメイトたちの死闘を描いたサバイバル劇……らしい。主演はAKB48の北原里英。この子、一宮市出身だそうです。
※上映館/センチュリーシネマ
『シェフ! 三ツ星レストランの舞台裏へようこそ』(フランス)85分
ジャン・レノ主演作。三ツ星レストランの一流シェフと元シェフのペンキ塗り職人の奮闘を描いたヒューマン・コメディー……らしい。
※上映館/センチュリーシネマ
『映画かいけつゾロリ だ・だ・だ・だいぼうけん!』(日本)82分
人気児童書のアニメ版。今回が初の映画化だそうです。
※上映館/イオンシネマ・ワンダー/ワーナー・マイカル・シネマズ大高
『生き抜く 南三陸町 人々の人生』(日本)99分
東日本大震災で大きな被害を被った宮城県南三陸町に住む人々の様々な感情を捉えたドキュメンタリー……らしい。
※上映館/名古屋シネマテーク
『二つの祖国で 日系陸軍情報部』(日本/アメリカ)100分
太平洋戦争時、日本とアメリカで差別を受けた日系2世たちの知られざる歴史に迫るドキュメンタリー……らしい。
※上映館/シネマスコーレ
「午前十時の映画祭」の3回目、開催されることになったそうです。って、実は一度も行ったことないんですが。
http://asa10.eiga.com/2013/
109シネマズの会員ポイントサービスが11月から変わったのは知ってましたが、「2000ポイントで1000円鑑賞」が廃止になったのは不覚にも知りませんでした。このサービス、けっこう重宝してたのになぁ。残念。
http://www.109cinemas.net/news/pointcard.html
東京で話題になっている『ルビー・スパークス』、名古屋じゃ3月に公開されるそうです。なんでそんなに先?
http://movies.foxjapan.com/rubysparks/
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では、この1週間で観た映画の感想を少しずつ。
●カラスの親指
つまんねー。とにかくもう、やたらめったらセリフで説明しすぎ。詐欺師(でも当然、根っから悪いヤツではない)が主人公なので当然「だましの手口」が描かれるんですが、そこにもまったく説得力がありません。特に最後の大がかりな詐欺。あ、ここから一応ネタバレです。
主人公の詐欺師コンビを含む5人は、あくどい高利貸し相手に一芝居打つわけですが、あんなんで騙されるはずないじゃん! それなりの現金が置いてあれば、絶対もっと厳重に警備してるって。金に困ってる人がこの映画を観て「なーんだ、ヤクザを騙すのは簡単なんだ」と思って真似したらどうすんのよ。そんな心配しなくていい?
そして、ラスト。一連の出来事の真相が明らかになるわけですが、その説明がもう長い長い。20分ぐらい使ったんじゃない? 僕は映画やドラマに「整合性」を求めるタチではありますが、ここまで長々と「実は○○で、だから○○して○○を」なんて説明されると、さすがに「手短に!」と言いたくなります。まったくもって冗長。
あと、いつも魅力的なはずの石原さとみが完全に不発。いい女優さんも、いい役柄を得られなきゃ輝けない、ってことですね。しごく残念。
●恋のロンドン狂想曲
ウディ・アレン、相変わらず軽やかです。語られるのは、しょーもない大人たちのしょーもない恋愛譚。特に、インチキくさい占い師の言うことを盲信する母親と、見るからにビッチな若い女にのぼせ上ってる父親が、すごく現実的です。まあ、金持ちだからこそあんな好き勝手ができるでしょうが。
一方、その娘と旦那は、まさしく倦怠期。娘の方は転職先の社長に恋心を抱き、旦那は向かいの家に住む美女に惚れます。で、その美女を誘い出して口説いたりするわけですが、その口説き方がものすごい下世話。ああいうことを臆面もなく言える度胸、僕も身に付けたいです、マジで。すんません、感想になってないですね。幕切れの唐突さも含めて、近年のウディ・アレン作品の典型例でした。
●ホビット 思いがない冒険
ものすごい完成度。お金、相当かかってます。贅を凝らしています。よくぞこれだけのスケールのものを作り上げた、と感心しました。でも、やっぱり長い!
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この1ヶ月ちょいで読んだ本は以下の通り。どれも勉強になりました。感想は、そのうち時間があれば……。
●「あの日」からぼくが考えている「正しさ」について/高橋源一郎
●増大派に告ぐ/小田雅久仁
●非道に生きる/園子温
●大切なことはみんな朝ドラが教えてくれた/田幸和歌子
●会社がない!/石丸幸人
●監督と俳優のコミュニケーション術 なぜあの俳優は言うことを聞いてくれないのか/ジョン・バダム、クレイグ・モデーノ
そうそう、来週はこの番組を聴かなきゃ。というか、録音しなきゃ。
http://www.nhk.or.jp/jgpops/