◎『先生を流産させる会』(日本)62分
愛知県の中学校で実際に起きた事件を基にした異色ドラマ……らしい。制作されたことを非難する声も多かったようですが、無事に公開されて何よりです。どういう作品なのか、とりあえず自分の目で確かめてみるつもり。
※上映館/シネマスコーレ
◎『グスコーブドリの伝記』(日本)108分
宮沢賢治の同名作品のアニメ化。監督は杉井ギサブロー、キャラクター原案はますむらひろしと、あの『銀河鉄道の夜』と同じ顔合わせです。完成度は高そう。
※上映館/ミッドランド スクエア シネマ/109シネマズ名古屋/イオンシネマ・ワンダー/中川コロナシネマワールド/TOHOシネマズ名古屋ベイシティ/ワーナー・マイカル・シネマズ大高
◎『崖っぷちの男』(アメリカ)102分
高層ビルから投身自殺を図ろうとする男をめぐるサスペンス……らしい。主演は『アバター』『タイタンの戦い』などのサム・ワーシントン。予告編の印象では、かなり面白そう。
※上映館/109シネマズ名古屋/イオンシネマ・ワンダー/中川コロナシネマワールド/TOHOシネマズ名古屋ベイシティ/ワーナー・マイカル・シネマズ大高
◎『へんげ』『大拳銃』(日本)54・?分
『へんげ』は、奇病によって肉体が異様な変態を遂げていく男と、その妻の姿を描いた異色のドラマ……らしい。同じ監督(大畑創)による『大拳銃』を併映。
※上映館/シネマスコーレ
○『コラボ・モンスターズ!!』(日本)101分
高橋洋、西山洋市、古澤健の3監督によるオムニバスだそうです。
※上映館/名古屋シネマテーク
○『少年は残酷な弓を射る』(イギリス)112分
母親に異常なまでの悪意と執着心を持つ息子と、その母親の姿を描いた家族ドラマ……らしい。主演はティルダ・スウィントン。予告編の印象では、すごーーく嫌な感じ。でも、見応えありそう。
※上映館/伏見ミリオン座
○『スープ 生まれ変わりの物語』(日本)117分
突然の事故で命を落としても娘を思い続ける父親の深い愛情を描いた人間ドラマ……らしい。主演は生瀬勝久。他に小西真奈美、古田新太など。
※上映館/TOHOシネマズ名古屋ベイシティ
○『フェイシズ』(アメリカ/フランス/カナダ)105分
人の顔が判別できない記憶障害の女性に迫る女性の身に迫る危険を描いたホラーサスペンス……らしい。主演はミラ・ジョヴォヴィッチ。今回は、かよわいヒロインを演じているそうです。
※上映館/ピカデリー
『ブラック・ブレッド』(スペイン/フランス)113分
内戦が終息した1940年代のスペインを舞台に、とある森で起きた殺人に巻き込まれた少年の姿と事件の意外な真相を描いたミステリー……らしい。スペイン最高の映画賞であるゴヤ賞で、作品賞など9部門を受賞したそうです。
※上映館/名演小劇場
『それいけ!アンパンマン よみがえれ バナナ島』(日本)?分
シリーズ24作目。今回はバナナ島ってところが舞台で、バナナマンも声優として参加しているそうです。
※上映館/イオンシネマ・ワンダー/ワーナー・マイカル・シネマズ大高
<公開講座 木村栄文 レトロスペクティブ>
伝説的なディレクター、木村栄文のドキュメンタリー作品の特集上映だそうです。かなり濃密そう。
※上映館/名古屋シネマテーク
* * * * *
城定秀夫監督の『ラブ&ソウル』を観ました。ご都合主義だらけの他愛ないコメディではあるんですが、女性同士が友情を育んでいく様子が微笑ましくて、なかなか楽しめました。もうちょっと主演の女優さんが美人だったら……って、失礼な物言いでした。すんません。
さて、2012年も半分終わっちゃいましたね。そこで、上半期の映画ベストテンを。
●SRサイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者
●マリリン 7日間の恋
●ミッドナイト・イン・パリ
●戦火の馬
●J・エドガー
●ドラゴン・タトゥーの女
●海燕ホテル・ブルー
●外事警察 その男に騙されるな
●顔のないスパイ
●ALWAYS 三丁目の夕日'64
ちなみに『三丁目の夕日』に関しては、堀北パートが100点、吉岡パートが40点、ぐらいのバランスです。ストーリーはともかく、吉岡の演技は大仰すぎだよねぇ。
『マリリン 7日間の恋』は7/21からキノシタホールで上映されます。未見の方はこの機会にぜひ!
ついでに、この半年間に観たDVDのリストを。
●ベロニカは死ぬことにした
真木よう子のヌードが拝める作品。しかし、それ以外に見どころは……。
●パーフェクト・スナイパー
ケヴィン・ベーコン主演作! と思ったら、準主役でした。
●魔法少女まどか☆マギカ(全6巻・12話)
知り合いが大絶賛していたので観ました。確かに、この世界観は今の時代に観るとグッと来ますね。映画版も楽しみです。
●TIGER & BUNNY(全8巻・25話)
大人気らしいので観ました。アメコミ原作ヒーロー映画へのオマージュ満載で楽しめました。こちらも映画版が楽しみ。
●外事警察(全6巻・6話)
説明不要ですよね。映画版も良かったけど、やはりドラマ版の方が濃密だった気がします。
●ジェシカ・アルバの“しあわせの方程式”
劇場未公開だったので観ました。ちょっとジェシカ・アルバには合わない役柄だった気もしますが、悪くない作品だと思います。
●アイアンキング(全6巻・26話)
TSUTAYAで見つけて、あまりの懐かしさに借りてみました。やっぱり石橋正次はカッコいい! 子どもの頃は怖くて仕方なかったタイタニアンは、30年を経て見るとひたすらショボくて微笑ましかったです。
●glee シーズン1(全10巻)
歌とダンス満載、という評判を聞いて今さらながら観てみました。確かに面白いです。ただ、あんまり好きになれない連中ばかりで時々うんざりもしちゃいました。なので、シーズン2に手を出すかどうかは、しばらく保留。
●フットルース 夢に向かって
ご存じケヴィン・ベーコン出世作のリメイク版。なかなか面白かったので、劇場公開しても良かったんじゃないかと思います。
●妖怪人間ベム(全5巻・10話)
オンエア時に亀和田武が週刊文春で絶賛したりしていたので、今さらながら観ました。ちょっとセリフで説明する箇所が多すぎる気もしましたが、面白かったです。映画版も楽しみ。
ついでのついでに、2012年上半期に読んだ本を。再読分も含みます。
●カイくんのココロ/荒井奈央
●コシノ洋装店ものがたり/小篠綾子
●外事警察/麻生幾
●外事警察 CODE:ジャスミン/麻生幾
●ああ、懐かしの少女漫画/姫野カオルコ
●トラウマ映画館/町山智浩
他にも何か読んだと思うんですが、すっかり記憶力が……。
さらについでに、2012年上半期のお気に入りCDを。とにかくダントツに素晴らしかったのは、奥村愛子の『鍵』! ポップで勢いがあって遊び心いっぱいで、とっても楽しいアルバムでした。なんでもっと世間一般で騒がれないのか不思議。特に『ジャパン』の豪快さは特筆モノです。まあ、ちょっと歌詞は意味不明だったりもするんですが。『かわいたグロス』での「ぶりっ子歌唱」も愉快。一家に一枚、の名盤です。
中ノ森文子の『Follow me!!』も楽しいアルバム。バンド時代とはガラッと変わって打ち込み系のポップチューンが多いので最初は少し戸惑いましたが、聴けば聴くほどクセになっていく、というか何度もリピートしたくなるタイプの曲が並んでいます。特に『HEY NOW!!!!! 』と『Lollipop Party Hop→』は大好き。
というわけで、今年上半期はこの2枚ばっかり聴いておりました。そんでもって今のヘビロテは阿部真央の『戦いは終わらない』。正直言って前作『素。』以降どうも自分の嗜好からズレていってしまって、今回も先行シングルとかを聴いた時点ではイマイチかと思っていたんですが、アルバム自体はかなり充実した内容です。お気に入りは、ちょっと物悲しい曲調の『Sunday morning』。切ない気分にさせられるんですが、よく歌詞を聴くと、童貞男の心情そのまんまじゃん、ってことが分かって笑えます。
他に気に入ってる曲は、赤い公園というバンドの『塊』、怒髪天の『歩きつづけるかぎり』、そして『小南泰葉の嘘憑きとサルヴァドール』など。
さて、明日は『ラム・ダイアリー』と『アメイジング・スパイダーマン』を観よう……と思っていたんですが、朝から打ち合わせが入ってしまいました。片方だけでも観たいと思ってますが、さて、どっちを優先させよう。読まなきゃならない本もあるので、ちょっと迷っております。